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ザザーッザザーッ
波の音が聞こえる。私のすぐ近くで。
でもどうして?私は、さっきまで…
あれ?思い出せない。私は、誰?
曖昧な記憶の中私は目を覚ました。
「ここは、なんで海のすぐ近くに…」
私は辺り一面の砂浜を見回した。すると私の視界に自分の小さな手が映った。
え、子供?私なんで子供の姿に
あれ?私、子供じゃなかった?
何?なんで?なにも思い出せない、
ザザーッザザーッ
波の音がうるさい、
頭の中にモヤがかかってなにも思い出せない。
私は、何?
「うっわぁ!俺こんな夜中に”東京”の街に出かけたことねぇ!すっげぇ!」
とう、きょう?
ズキンッ…!
「いっ…!!」
何…?!なにか思い出せそうなのに、
東京という言葉を聞いた私は咄嗟に頭の中に”リベンジ”という言葉が思い浮かんだ。でもそれと同時に激しい頭痛に襲われた。
ズキンッ…!ズキンッ!
「うっ…」
息ができないほど激しい痛みだった。今までで感じたことの無いほど。
息が苦しい、誰か助けて…
私、このまま死んじゃうのかな…
「ん?おいっ!大丈夫か!?母ちゃーん!」
誰?
私は突然意識を失い砂浜に倒れ込んだ。
「あらやだちょっと!圭介!救急車呼びな!」
「救急車ー!!! 」
「何してんのよ!!誰がそんな呼び方しろって言ったぁ!!早く119しな!!」
「おぉ、そっか」