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未熟者が作った物語
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未熟者が作った物語
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うわ、第4話読んだ!エマの「日本中のアイスを食べたい」っていう夢、めっちゃピュアで眩しいわ✨ 翻訳アップ使ってのぎこちないやり取りもほっこりするし、「休みの日だけだからな」って承諾する湊の人好しさにじわっとくる。ジェラート→コンビニアイス→かき氷→ご当地アイス→和菓子ってラインナップがもう楽しそうで、今後のアイス巡りが待ち遠しい!
「Delicious…」(美味しい……。)
アイス専門店を出た後も、
エマ・フロストは幸せそうな表情を浮かべていた。
両手には、先ほど購入したジェラートの感想が
びっしりと書かれたメモ帳。
「Japanese ice cream is wonderful.」
(日本のアイスは本当に素晴らしいわ。)
エマは何度も頷く。
その隣を歩く天宮湊は、小さく苦笑した。
「そんなに気に入ったんだ」
もちろん、エマには意味が分からない。
「Hm?」
(ん?)
湊は慌てて翻訳アプリを取り出す。
『Do you really like Japanese ice cream that much?』
(そんなに日本のアイスが好きなの?)
エマは即座に頷いた。
「Of course!」
(もちろん!)
「I’ve only been in Japan for two days, but I’ve already fallen in love with Japanese ice cream.」
(日本に来てまだ二日しか経っていないけど、もう日本のアイスに夢中なの。)
「I want to know more about it.」
(もっと知りたいの。)
「More?」
エマは勢いよくメモ帳を開いた。
そこには、英語で様々なことが書かれていた。
『Convenience store ice cream』
『Gelato』
『Shaved ice』
『Regional ice cream』
『Traditional Japanese sweets』
湊は思わず目を丸くした。
「こんなに調べてるの?」
エマは嬉しそうに笑う。
「Yes!」
(うん!)
そして、真剣な顔になった。
「Minato.」
「ん?」
「I have a dream.」
(私には夢があるの。)
「Dream?」
(夢?)
エマは空を見上げた。
「I want to eat ice cream all over Japan.」
(私は日本中のアイスを食べたいの。)
「……」
湊は黙った。
「Every region has different ice cream, right?」
(地域によって違うアイスがあるんでしょう?)
「I want to try all of them.」
(全部食べてみたいの。)
「And…」
(それから……。)
エマは満面の笑みを浮かべる。
「I want to tell people how wonderful Japanese ice cream is!」
(日本のアイスがどれだけ素晴らしいか、たくさんの人に伝えたいの!)
その笑顔は、あまりにも真っ直ぐだった。
湊はしばらくエマを見つめる。
そして、小さく笑った。
「そっか」
エマは首を傾げる。
当然、日本語は分からない。
湊は翻訳アプリを操作した。
『That’s a wonderful dream.』
(素敵な夢だね。)
エマは少し驚いた後、嬉しそうに笑った。
「Really?」
(本当に?)
「Really.」
(本当だよ。)
すると次の瞬間。
エマは湊の両手をぎゅっと掴んだ。
「Then, Minato!」
「え?」
「Please help me!」
(私を手伝って!)
「……は?」
「You know Japan.」
(あなたは日本を知っている。)
「I don’t know Japanese.」
(私は日本語が分からない。)
「So, please!」
(だからお願い!)
突然のお願いに、湊は固まった。
「いや、そんな急に言われても……」
しかし、エマは期待に満ちた目で見つめてくる。
数秒後。
湊は小さくため息をついた。
「……休みの日だけだからな」
もちろん、エマには意味が分からない。
だが、湊の表情を見て察したのか――。
「Thank you!!」
(ありがとう!!)
エマは満面の笑みを浮かべた。
こうして――。
アイスを愛しすぎるイギリス人と、
お人好しな日本人青年は、
日本中のアイスを巡る約束を交わしたのだった。