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水くん主人公です。
nmmn注意
この世界はおかしいと思う。
時々、「LGBTQ」という言葉を聞くであろう。
一部の人々はそれを認めてはくれない。なぜ、女の子の恋愛対象は男の子。男の子の恋愛対象は女の子。という決めつけが出来てしまったのだろうか。この話は、「LGBTQ」の「G」ゲイの僕の話。
水「…..」
図書室で僕だけが本を静かに読む。回りがとてもうるさい。図書室は本を読む場所っていうのを理解できてないのか?と言い返したいが僕は言い返せない。
水「….みんなと違うは変じゃない…ね…」
本の帯に書かれた言葉を読む。
そう、今僕が読んでる本は「LGBTQ」についての本だ。そして、僕はその「LGBTQ」の中の「G」ゲイだ。自分がゲイだと分かったのは小学生の終わり頃。なぜかただ一人だけの男の友達のことを目で追いかけていた。その友だちが別の友だちと話しているのを見ると、すごく心がモヤモヤした。この時僕はまだ「LGBTQ」を知らなかった。だけど、その子に僕は恋をしているんだな、というのはすぐにわかった。
そして、ある日その友だちに君のことが好きと伝えた。すると、その友だちは、
気持ち悪い
とだけ言ってその場を去っていった。
僕がその子に好きと伝えたことは噂になって学校中に広まってしまった。廊下を歩いてると、他学年から「オカマ」「オネェ」の言葉がよく聞こえた。ほんとに辛かったから母親にも相談した。だけど母親にも父親にも
気持ち悪い子。女の子を好きになりなさい。
とだけ言われた。そんなことを言う両親だがニュースで「LGBTQ」についてのニュースが流れてくると「世の中も認めたら良いのにな」と言っていた。おかしいよね?自分の息子はその中のゲイなんだよ?認めたら良いのになって言ってる暇があったら僕の事を認めてよ….。
水「世の中そんな上手くいかないよな….」
クラスメイト「おやおや?オカマのほとけくんが何か読んでるぞ〜?ww」
水「…何…?」
クラスメイト「あー!俺知ってるー!wなんだっけ〜?RGBTQだっけ〜?ww」
クラスメイト「バカ!w LGBTQだろ!w」
クラスメイト「あ!そうだったかwごめんごめ〜んww」
クラスメイト「みなさーん!見てくださーい!ここに、ゲイの人がいますよー!ww」
水「ッ!」タッタッタッ
ガラガラガラッ
水「…..オカマか…」
水「やっぱおかしいよな…ポロポロ」
「男が、男のことが好きだなんて…」
「….保健室行くか….」
水「コンコンッ」
黒『入ってええよー』
「…..グスッ」
『あー、また何か言われたんか?』
「うん…グスッ」
『…話してくれへん?俺に。大丈夫やで、ほかの先生とか、生徒たちには言わんから』
「先生….」
保健室の悠佑先生。僕の唯一の味方だ。
実は、先生もゲイらしい。この学校のもう一人の味方、If先生と付き合っているそうだ。だから何か嫌なこと。辛いことがあったらすぐにここにきてる
「それで、また昔のことを思い出しちゃってッ…グスッ」
『….怖かったよな』ヨシヨシ
悠佑先生の力強い手が僕の頭をくしゃくしゃっとする。この手が本当に落ち着く。
『先生もな、昔そんなことあったで?クラスメイトに馬鹿にされて、先生にも見放されてな。親にも。』
『やけど、そんな中助けてくれたんがまろやってん。まろがそばにいてくれるだけで心強かったわw』
「…ねぇ、先生…?」
『ん?どないした』
「いふ先生がまだそばにいなかった時、先生はどうやって辛さを無くしてたの?」
『また難しい質問やな….』
『う〜ん….まぁ俺の場合やったらほんまはあかんけど自分の気が済むまで学校休んでたなw』
『後は、今のほとけみたいに保健室に来て。んで、先生に相談してって感じやったな』
「…じゃあ、これからもここに来て良い…?」
『おう!全然ええで!むしろ、生徒の役に立てるんやったら俺嬉しいわ!w』
「!じゃあ、これからもよろしくお願いします…かな?」
『せやな!これからもよろしくやで!』
この僕にとって唯一楽しい時間がずっと続くと思ってた。けど、
そう長くは続かなかった
「悠佑先生のとこ行こ…」
またいつものように先生のところへ行く。
保健室の前にきたが、先生不在の看板が掛かっていた。
「あれ…休み…?」
保健室の前で一人で立っていると、遠くからいふ先生が走ってきた。
青「ほとけっ!!!!」
水「あれ?先生?どうしたんですか..?」
青「あのな…はぁっ…落ち着いて聞けや..はぁっ」
肩で息をしてる。相当焦っていたんだろう
青「アニキが…悠佑先生が….」
水「….は..?」
水「ちっ、ちょっと先生、冗談はやめてくださ」
青「冗談ちゃう!ほんまのことや…!ポロ」
水「先生…?」
いふ先生が泣いてる。本当の事なんだな…
あの先生が泣くんだもん。
水「何で、死んだんですか…?」
青「….ストレスや….ポロポロ」
水「ストレス….」
青「学校でもなッグスッ 生徒にはゲイってことをいじられてんねん…ポロポロ」
「それで…グスッそれでっ..ポロポロ」
水「….ねぇ、先生…」
青「グスッ…何や…?」
水「悠佑先生は、」
天国に行ったのかな?それとも地獄に行ったのかな?
青「お前…急に何言い出すねん…」
水「いえ、何となくです。」
青「….地獄ちゃうかな….」
「LGBTQが認められてない世界で認められていない性で生きてきたからな…」
「世界に逆らって生きてきたからな….」
水「そうですか」
水「ありがとうございます」
「それじゃあ、ここで」
さようなら
青「え…?」
目の前で先生が口から血を吐いた。
え?何でって?それは僕が刺したから!
青「ほとけ…何でお前こんなことを…ゴフッ」
水「え?だって先生、悠佑先生は地獄に堕ちるって言ってたよね?だから」
悠佑先生の大切な人。あなたを殺せば僕は地獄に堕ちれるって事です!!
青「考えがおかしすぎやろ….ボタッボタタッ」
先生そんなに喋ったら血がさらに出てきちゃうのに、馬鹿だな〜
水「えー?何でですかー?」
青「…..」
水「?せんせー?」
「返事してくださーい?」
「ありゃりゃ」
死んじゃった
「まぁ、いいや!先生も殺せたことだし僕も死ぬか!」
包丁を僕の喉へと向ける
もう、今腕を振り下ろせばすぐに喉を刺すことができる
「先生」
「ありがとう」
FIN
はーい、ノベルってむずいっすね!
結構、いやだいぶ苦戦しましたwww
ちなみにね、何でこの話書いたかといいますと、今日学校でLGBTQの本があったから読んで、そっから考えてできたのがこの話です!
誰かの性癖にドストライクしたら嬉しいです!
それでは、おつゆり!