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朝晴ももか/新作出した✌️
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第27話、読み終えたよ〜😭✨ もうね、朝倉おばさんとのバトルシーンがリアルすぎて笑ったし、ドキドキした!「啓子ちゃん」って名乗る啓祐の必死さが伝わってきて、思わず応援しちゃったよ💪💕 公美子の朝のバタバタも可愛くて、つい「落ち着いて!」ってツッコミ入れたくなる感じだった笑 それにしても美登里の登場がまた波乱を呼びそうで…次回も楽しみすぎる!!🎀 夢美留子さん、今回も素敵なお話ありがとうございます!引き続き楽しみにしてるね〜🌸
啓祐side
その後、公美子にスマホを渡しLINEのアカウントを作成してもらいとりあえず基本の使い方を教わったり、母さんにはまた一晩泊まらせて貰い早朝には帰る事をスマホで連絡したり、またミルキーを使ってのストレッチの合間に休憩を挟みながら長時間にわたり行われた。
そして次の朝をむかえるとあちこち身体は筋肉痛で、公美子にかなりしごかれたからな、、それでも気力で5時頃には起き、目覚めのストレッチ後、昨日購入したばかりのお気に入りの服に着替えるとメモと鉛筆を拝借して置き手紙を畳んだ布団の上に置いた。
忘れずに襖《ふすま》の近くに置いてある青い紙袋を右手で持つと、公美子を起こさないよう注意しながら足音を極限まで抑《おさ》えながら階段を下り、洗面所で簡単に洗顔、新品の歯ブラシで歯を磨き、おばさんにもらったウィッグを鏡を見ながら慣れない手つきで着け、帰る準備が整うと、再び忍び足で台所の裏口から外に出て、オレは二日間お世話になりました、、
と心で感謝の気持ちを込めて呟き会釈すると我が家へ向かうのだった。
公美子side
啓祐がいないのに気づいたのはミルキーが私が寝ている布団に乗っかりにゃーにゃー泣きながらあっちいったりこっちいったりうろちょろ動き回りあげくのはて柱に爪を立てて研ぐもんだからうるさくて、その音に起こされ、ミルキーの言動が可笑しいのに気づき、もしかして?と思って隣の部屋の障子を開けると布団が綺麗に畳まれていて上にメモが置いてありそのメモを見ると
《≪公美子へ 色々教えてくれてありがとう。本が届いたらお金必ず払うからそれまで悪いけど立て替えヨロシク。追伸、すっかりミルキーのお陰で元気になったよ。また学校で会おうな。啓祐≫》
そのメモを見つけたからで、、
ゴーン、、振り子時計の時刻を知らせる音がきこえてきたので今、何時だろ?と思った私は、自分の部屋へ戻り丸テーブルの上に置いてあるスマホの液晶画面に表示されている時間を確認する。
丁度7時、時間はまだあると思い、メールのアイコンをタップすると秀くんに近況報告することにした。
《≪「秀くん、おはよう、実は昨日啓祐とプリンスショッピングプラザで女の子に戻るための秘策としてお買い物行って来たんだけど、ブティック出たら意外な人に偶然会ってね。誰だと思う?飛騨誠くん、、あ?前置きなくてごめん、、啓祐の容姿はしっかり女の子してたから気づかれはしなかったからその点は安心して、、それよりも、、飛騨くんの様子がいつもと違ってたから可笑しくてつい笑ってしまって、、あ?(時間表示をみて)ご免なさい。もうこんな時間?そろそろ出掛ける準備しないと、、詳しく学校で話すからまたあとでね」≫》
秀くんも朝は流石に忙しいらしく返事は来なそうだった。
スマホをエコモード、マナーモードに切り替え学生鞄に入れると、その場にとりあえず置く。
洗面所へ向かう為、階段を駆け下りる。
洗面所のドアノブを右手で手前に引き、中に入り洗面台の前に来ると蛇口を時計回りに右手でひね水を出す。
出てくる水を両手ですくいバシャバシャ顔を洗う。
蛇口を閉めるとハンガーからタオルを両手で取り顔を拭く。
洗顔後は、台所に近づくにつれ段々、美味しそうな匂いがしてきた。
台所のテーブルの上にはテディペアの形のピンクのマグカップにコーヒーが注がれ、近くにシュガーポットとミルクポットにそれぞれスプーンが刺さっていて、ママお手製のフレンチトーストが二枚お皿に盛ってあり、その隙間にかき混ぜ用のスプーンが乗っている。
早速、自分の席に着くと右手で一枚ずつトーストを掴み口へ運ぶと噛まずにコーヒーと一緒に飲み込む。
慌てていたので、喉につまり苦しくなり、胸を右拳で叩く。
その様子を見て心配になったのかママはガラスのコップに水を汲んでくれてそれを飲んで漸《ようや》く苦しさから解放された。
「ママ、ありがとう。死ぬかと思ったよ」
そして再び洗面所へ向かい忙《せわ》しなく歯を磨く。
美容室の出口へ向かうと
「ママ、行って来ます。」
私は、いつも通り出ようとしていたが、、
ママ「ちょ、、ちょっと公美子その格好で学校行くき?」
ママに指摘されて動いていた足を止める。
「え?、、やだ!わたしまだネグリジェのままじゃん。しかも学生鞄も持ってきてないし」
我に返ると自分の容姿を確認し焦るわたしは自分の部屋へ向かうべく階段を駆け上ろうとしたら
ママ「公美子、そんなに慌てると危ないからゆっくり行きなさい。」
「うん、ごめんね。焦ってもろくなことないよね。ママ、教えてくれてありがとう。このまま行くとこだったよ。」
そう言うと階段をなるべくゆっくり上るように心がけた。
自分の部屋へ引き返すとクローゼットを両手で開けハンガーにかかっている制服を右手で一枚ずつ外すと急いでブラウス、ブレザー、スカートと着ていく。
靴下はチェストの引き出しから右手で引っ張り出し素早く両手で一足ずつ右足左足と順々に履いていく。
ピンクの丸テーブルの上に予め茶色のゴムが二本と制服のリボンが置いてあることを思い出し、先ずはゴムを左手で一つずつ取ると右手首に一片に掛ける。
リボンは右手で掴んだまま、、
流石に髪をツインテールに結わく事も制服のリボンを首にかけて結わく時間もないもんね。
扉の近くに置いてある学生鞄を持つとこれで忘れものないよね?う!なんか忘れてない?あ!ハンカチとママお手製のお弁当じゃん。
思い出して良かったけど時間は?ヤバい!もう8時?朝練間に合わないか、、どうせ退部するんだからまっあとで桃先生に言えば大丈夫でしょ
ママ「公美子!流石にもう出ないと不味いんじゃない?慌てずに下りてらっしゃい」
階下からママの声が聞こえてきた。
「はーい、解ってるよ。ママ!お弁当のスタンバイ宜しく。」
そう言うとわたしは再びチェストへ向かい引き出しからハンカチを左手で取りだし握りしめ気持ちは焦ってるけど慎重に階段を下りて素早くママからお弁当を右手でリボンが落ちないよう気をつけて受け取る。
ハンカチ、お弁当を左手で鞄に入れると美容室の出口へ向かった。
「行って来ます」
ママ「行ってらっしゃい!慌てずに気を付けてよ、、そうそう啓ちゃんにも焦らないでゆっくりでいいからね。って伝えてね」
「うん、わかったから、、」
スマホの液晶画面の時刻を見るとヤバい!あれから30分も経ってるの?遅刻しそう、、
流石に慌てて学生靴を履くと後ろを振り返らず、ママにリボンを掴んだままの右手で手を振り、引き戸にその手をかけ横に引き開けると、外に出た。
きっとママいい気はしないだろうな、、あとで謝っとこ、、
私は、全速力で学校へと続く森の中の一本道を走りながら学生鞄を左腕にかけ直し、ブラウスの襟首にリボンを右手でかけると両手で手探りで結わき終え学校へと向かった。
香苗side
日曜日の15時頃、二階のキッチンにて啓祐のためにクッキーを作ってあげようとクッキーの種をまな板シートの上でくねくね練りそれを麺棒で伸ばしクッキー用の型で型どり後、予めクッキングシートを敷いたトレイに列《なら》べて乗せてオープンに入れ余熱温度設定、タイマー設定後スタートを丁度押した時、キッチンカウンターに設置してある親機から電話のベルが聞こえて来ました。
誰かしら?
粉まみれの手をウェットティシュで拭くと受話器を取ります。
「もしもし、、神条でございます。」
啓祐「母さん?台風の影響で強風凄すぎて帰れそうもないからあと一晩泊まらせて貰うことにしたよ。明日、なるべく早く帰るけど、、慣れない格好で帰るから」
「慣れない格好?もしかして田辺さんが言ってたレディーとしてふさわしい格好ってこと?」
啓祐「そうはっきり言わないでくれる?なんか恥ずかしいから」
「ウフフ、、楽しみだわ~そうそう女の子に戻ったお祝いにクッキー焼いたのよ。ところで何時ごろ帰って来るの?」
啓祐「6時前には帰るよ。母さん?あんまり期待しないでくれないかな」
「なんで?もう既に何時もより口調が女の子らしくなってるけど?かなり田辺さんに至極かれたみたいね」
啓祐「そうかもね、、はぁ(溜め息)これからストレッチするから切るよ。」
「無理しないでね。息切れしてるけど大丈夫なの?」
啓祐「問題ない。またな~ガチャ」
明日、帰るのね~確かにこんな天気が荒れてたら帰って来るのも大変だろうしそれこそ事故に巻き込まれる危険性もあるからかえって安心したわ。
私は、安堵《あんど》の溜め息をつくとオーブンから香ばしい甘い焼きたてのクッキーの匂いが辺り一面に広がっているのに気づき、いつの間にか焼き上がったのね、、とウキウキしながらミットンをガス台の近くの壁のフックから右手で引き抜き右手にはめるとオーブンの扉を手前へ引き開けて、トレイを掴み取り敢えずガスコンロの上に置きました。
カウンターは収納できるようになっていて我が家では食器棚として使っております。
予め収納扉を右手で手前へ引き開けたまま両手で深めのボール型の木製の器を取り出すとリビングダイニングテーブルに置き、システムキッチン上の収納扉付き棚の下に設置しているホルダーからキッチンタオルを左手で二枚程切り放しそれを器に乗せます。システムキッチンの真ん中の引き出しには調理器具が入っていてその中からトングを取りだし右手で掴むとガスコンロへと移動、焼きたてのクッキーが入ったオーブン用トレイをまだ熱いので右手でテーブルへ持っていき予め用意した鍋敷きに乗せ、ミットンを外すとトングで割れないよう慎重にクッキーを一枚ずつ器に盛り終わること数分後、後片付けと慌ただしく休む暇もなくて、、
そう言えば啓造さん、今日帰って来る予定よね。
明日の朝、啓祐の容姿見たら嬉しさのあまり泣くか或いは腰を抜かして驚くかしら?
サプライズとして黙って置きましょう。
さてと、今晩の夕飯は、、献立を考えながら少し休憩も兼ねてダイニングチェアに座るのでした。
啓祐side
9月10日月曜日の5時40分頃、台風一過とはこういうことなんだ。と勝手に自分で納得するオレだった。
ふと上を見上げると昨日とは違いうそのような青々とした空、空気を吸うと澄《す》んで美味しく感じさえした。
足取りは軽く、初めて履いたキュロットは風で揺らめいていた。
知り合いに会うのではないかとハラハラドキドキしながら自分の家へと小走りに向かう。
もしも知り合いに会った時のために、誤魔化し方など身につけたつもりでも、いざってときに果たして上手く行くんだろうかと不安な気持ちが過《よぎ》った。
漸くあと数歩で我が家の玄関前にたどり着こうって時だった。
???「あら?おはようございます。どちら様?」
オレはドキっとしながらも今までの特訓の成果を活かそうと頑張って女の子らしく振る舞おうと試みると声の主を見て心臓が飛び出るんじゃないかと思う程にびっくりし、生きた心地がしなかった。
何故なら隣の住人の朝倉おばさんは近所でも有名なほど口が軽くおしゃべりであっという間に近所に情報が知れ渡るので皆に恐れられていたからだ。
「は、はじめまして伯母がいつもお世話になっているようで、、」
会釈しながらなるべく落ち着いてどうしたら女の子らしく見えるか考えながらいつもの癖を抑え自然に内股になるように努力した。
これが結構キツイ、早くおばさん、去ってくれないかなっと思いながらも変な噂流されても困るしで最早、まるで最後まで勝ち進んで決勝まで残ったおばさんとのバトル・ロワイアルさながらに、おばさんとの闘いが続く。
「姪に当たる啓子と申します。おばさま、、暫くこちらでお世話になることになりましたので、宜しくお願いします。」
なるべく足を閉じて内股をキープ。
いつまで続くんだよ、、この状況、、と辛いしシンドイのを顔に出ないよう口角を上げて笑みを作り爽やかな笑顔を装った。
朝倉おばさん「啓子ちゃんって言うのね。そう言われてみれば啓くんにそっくり、あ!ご免なさいね。男の子に似てるなんて気を悪くしたわよね?おばさんの目がきっとおかしかったのね。こんな可愛いらしい従妹さんを似てるなんてね。啓くんも教えてくれないわけだわ。」
「オホホ」
右手を口に添えておしとやかに笑うと額から緊張のあまり汗が出てきた。
なんかわざとらしかったかな
「よく言われます、でもなれてますから大丈夫です、、おばさま、、お話しの途中恐縮ですが香苗おばさまとの約束の時間がございますので失礼致します。」
そう言ってなんとかおばさんから逃れるためインターフォンのボタンを右の人差し指で押した。
朝倉のおばさん「そうなの?ご免なさいね。話しかけちゃって、啓子ちゃん、啓くんから聞いてるとは思うんだけどうちにも娘がいてね。美登里って言うんだけど友達になってくれると嬉しいわ。おばさんのうち隣だからいつでも遊びに来て構わないからね。」
おばさんはニコニコと嬉しそうにそんなことを言っていた。
内心では物凄く嫌なのだけどここはオレも嬉しそうに見えるよう再び口角を上げる。
「ありがとうございます。是非そうさせていただきます。」
思ってもみないことを言い退けた。
インターフォンから母さんの声が聞こえてくる
《≪「はい、どちら様でしょうか」≫》
「おばさま、、啓子です。お久しぶりです」
母さん、悟ってくれ、オレの話に合わせてと心の中で叫ぶと
《≪「あ?啓子ちゃん、、ほんとお久しぶりね。何年ぶりかしらね」≫》
良かった、、話に合わせてくれた。あとは朝倉のおばさんがいなくなれば問題ない、、
朝倉のおばさん「あ!ご免なさいね。お取り込み中よね。募る話しも有るだろうからお邪魔虫は去るわね、、またね。啓子ちゃん」
そう言うと右手で手を振り隣の玄関の方へ向かい中へと入った。
そこまで見届けながらオレも右手を振ると閉じていた足を崩し、ピンクのバックからハンカチを右手で取り出すと汗を拭き一息深呼吸をして緊張をほぐした。
た、、助かった、、、ホッと溜め息も出てきた。
玄関の扉が開く、なんか2日ぶりなのに長い旅行から帰ってきた気分で扉から出てくる母さんを見入った。
母さん「おかえりなさい(小声)」
周りの様子を窺《うかが》いながらひとこと発した母さんの声がこんなに安らぐなんて思いもしなかった。
母さん「、、はじめ、正直誰だかわからないくらい可愛らしくなって(泣)」
オレが中に入って扉を右手で施錠すると急に母さんは右手で自らの口を抑えて泣き出した。
「母さん、、そんなに泣かなくても、、さっきは助かったよ。話合わせてくれたお陰で朝倉おばさんから解放出来たしね。ありがとう。」
バックからスマホを右手で取りだし時間表示を見るともう6時半になっていた。
30分バトルしてたのか、、結局どっちが勝ったんだか(笑)
美登里と友達になって欲しい?冗談じゃないてーの
アイツしつこく追いかけ回すから昔から苦手なんだよな~
そう、朝倉美登里もまた幼なじみで1つ下の中学二年生でコイツも、弓道部だったりする。
普段は無口で大人しいのだがオレとふたりきりの時だけしつこいくらい追いかけてキスしようとして来るので危機感を覚え、お陰さまで逃げ足が速くなった訳だけど、、
啓子として友達になる以上はきっと大丈夫だとは思うけど、、
はぁ、、考えるだけでも憂鬱だ~
母さん「啓祐?どうしたの?ぼんやりして、、そうそうあとで写真録らせてね。ウィッグ自分で着けたの?すごいわね。素っぴんでもやっぱり若いから肌がキレイで映えるわね。さっきは取り乱したりしてご免なさいね。嬉しすぎて、、漸く女の子に戻れたと思うと、、」
漸く涙が止まったのにまた目がうるうるしている母さんを見て正直自分も嬉しいと素直に思えそんな自分が誇らしく思えた。
「いいよ。でもその前に学校行く準備しないと、また着るからその時でいいよね?」
母さん「え?もう着替えちゃうの?」
なんだか凄くガッカリしている母さんだけど、早く帰ってきた意味が無くなるのでここは何とか諦めて貰うことにして母さんを説得させようと試みるが
母さん「だってお父さん久し振りに帰って来てるのよ。まだ寝てるけどサプライズしてあげたかったのに、、確かに学校も大切ね。、、で啓祐はどっちを着るの?いつものズボン?それとも女の子の制服?」
は?なんで女の子の制服?うちにある筈ないのに
母さん「実は、いつでも女の子に戻れるように女の子用の制服買ってあるのよ、、楽しみだわ♪」
「気がはえーよ。それにまだみんなに知られたくないし、まだ当分男の振りするからその方が気が楽だし、、ごめんな、、じゃなくてご免なさい」
母さん「あーあ(残念そうに)話し方が男の子になってるわよ。折角女の子らしく見えるのに、、」
「もう、、そう癖は治りません。オレ、着替えて来るから朝ごはん宜しく」
そう言うと自分の部屋へ戻るため階段に向かう途中、一階の両親の寝室からは親父のイビキが聞こえてくる。
そして三階の自分の部屋へ行き、手探りで両手でウィッグを取り机の引き出しへしまい、おばさんにもらったバックとロリータが入った袋は押入れにしまい、青い袋に入ったままのDVD は机の上に置き、再び押入れを右手で開けいつものようにハンガーにかかっている制服を取る。
素早く今着ている服を脱ぐとブラジャーを外し取り敢えずはその都度畳んでベッドの上に置くついでに枕元に畳んで置いてあるサラシと靴下を右手で掴むとサラシを胸に当てて巻いて膨らみが隠れるように潰していく。
相変わらずキツくて痛いけど取り敢えず親父に発明してるか聞くまでは辛抱するしかない。
先程取り出した制服に着替えネクタイも手探りでしめ、靴下も履き終えると二階のリビングへ向かった。
リビングダイニングテーブルにはお皿にトーストにマーガリンが塗られた状態で二枚盛られ、緑のマグカップにはコーヒーが注がれ、朝食の準備がされていた。
自分の席に着くと食べる前に母さんに訊ねることにした。
「親父って今晩もいるのかな?聞きたいことがあって」
母さん「たぶんいると思うけど、聞きたいことってなに?」
トーストを右手で掴み口へ運ぶと食べだすオレに質問で返された。
口の中のトーストが無くなるタイミングで
「男装下着って発明してたりするのかなって思って」
そう言うと母さんは眉間にシワを寄せて
母さん「そんなのもう必要ないでしょ」
と言うので
「まだ必要だから聞きたいんだよ。母さんまだオレ自身女の子に戻れたって実感ないしまだわからないこといっぱいあるし、通販で買おうかと思ったけど公美子がおじさんが既に発明してるかも知れないんじゃないかって言うしいずれ必要無くなるから買うより貰った方が良いよってアドバイス貰ったんだよ」
母さんは眉間のシワが取れ漸く納得した顔になると
母さん「そっか、、そうよね。長いこと男の子の振りしてたんだものそう簡単には行かないわよね。」
「わかってくれて助かるよ。あと今日から毎週月曜から金曜は学校から帰宅したら啓子になって公美子の家に通うけど学校あるから必ず帰るよ。あと毎週土曜は学校からいったん帰ってから啓子で公美子ん家泊まって日曜帰るから来月の中旬くらいで特訓終了の予定だから部活どころじゃなくなるから今日、桃先生に二人で退部届出す約束したから、、そのつもりで母さんいてね。」
母さんは嬉しそうに笑顔を浮かべながら話を聞いてくれた。
母さん「前向きになってくれて、母さん嬉しいの(泣)この制服は暫くは無理そうね」
壁のフックにかかっている女の子用の制服のハンガーを見ながら残念そうに言う母さんだった。
朝食を済ませ歯も磨き終え、母さんからお弁当と学生鞄を受け取る。
玄関へ向かい、「行ってきます」といつも通り言うのだけどなんだかいつもと違うそんな気がした。
母さんはいつも通り見送るのだけど、変な緊張感がした。
???「啓くん!おっはよ」
外に出ると今、会いたくない美登里がそこにいた。
「よ!」(※語るの忘れたけど既に変声器着けてます。)
素っ気ない態度で挨拶を返すが怯《ひる》まない美登里
美登里「ママから聞いたんだけど従妹が来てるんだって?いくら従妹でも男女1つ屋根の下一緒なんて、、どうかと思うんだけど、、啓くん?今日こそ逃がさないー」
嫌な予感がしたので咄嗟《とっさ》に放れると走り出す。
朝から勘弁してくれ。もう
美登里「ちょっと、、待ってよ、、聞きたいことあるんだから、、」
オレの後ろを追いかける美登里、待ってたまるかっての、、