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「ははは、今日はやけに暑いなあ。で?嫉妬って?どういうことなんだ?」
必死に焦りと困惑を隠そうとするオレ。だがこんなんじゃバレバレだ。やはりオレは類のことが好きらしい。
「ふふっ。その反応は当りかい?顔が真っ赤だよ?」
「なっっっ////」
手で顔を隠そうとするが、その前に類に手首を掴まれてしまった。
「隠すことないじゃないか。可愛いんだから。」
ん?こいつ今オレのこと“可愛い“って言ったか?言ったよな⁉
「でも、嫉妬するってことは、司君、さては僕のことすk」「そっそそそ、それ以上言うな!!!!」
「おや、違ったかい?(ニヤニヤ)」
なんだよ、ニヤニヤしやがって。
「でっでも、急に男に好意寄せられて、困ったり、驚いたりしないんだな。」
「うん、全然。むしろ嬉しいんだけどな♡」
嬉しい?それって、、、自然に目が見開く。
「僕、司君のこと好きだよ?」
やっぱりか!!って、おいオレ。心臓の音うるさいぞ。
「お前、本当にオレのことが、、、?」
「おや?知らなかったのかい?」
知らないに決まってるだろ!!うーん。また、心の中で小言を言ってしまった。悪い癖だ。
「あははっ。司君、顔がおもしろいよ。」
うるさいぞ。こっちは真剣に悩んでいるというのに。
「でもなあ、クリスマスプレゼントとか、バレンタインの本命チョコとかでアピールしてたんだけどなあ。気付かなかったかあ。」
「むっ。あの、無駄にでかいやつ、そういう事だったのか。」
「よよよ。無駄にでかいとか言わないでおくれよ。」
だって、オレの体の二倍はあったぞ⁉
「それより、オレ達、両想いってことでいいのか?」
「まあ、そうなるよねえ。」
「そっそれは、付き合うっていうことでいいのか??」
「そうだねえ。ということは、今日から僕と司君は恋人だ!」
恋人。
「なんか照れくさいな。」
類が笑う。
「ふふっ。司君、好きだよ。」
好き。たったの二文字でこんなに嬉しくなるなんて、初めてだ。
「オレも好きだぞ。類。」
「なんだか、くすぐったいねえ。」
「奇遇だな。オレもだ。」
オレ達の周りが幸せで包まれていく。
「それじゃあ、そろそろ、僕はここで。」
ああ、もう家の前か。
「そうだな。」
「あ、ねえねえ司君。」
「ん?なんd」チュッ
、、、へ?
「じゃあ、また、セカイで。」
「っちょ、」
いってしまった。何だったんだ今のは、唇と唇が触れ合って、、、こっこれって、もしや、キッキキキ、キス、、うわああああああああ甘酸っぱあああああああ。これが青春、てやつか、、、恥ずいな、、、
こうして、オレと類は晴れて恋人になることができたのだった。
次回「愛しきセカイ。」デュエ○スタンバイ!!