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翌朝俺は、寝坊を立派にかましてしまい、無事遅刻してしまった。
クラスに向かう足が鉛のように重く感じられる。
渋々、焦って来ました感オーラを装い、勢いよくドアを開けた。
クラスメートの視線がとても痛い。
焦って先生に遅刻した事を謝って、席に着いて授業を受けた。
やっと長い授業を終え休み時間に入った頃、俺は癖で今日も元貴の席に目を向けてしまった。
だが、いつもいるはずの元貴の姿はなく、リュックもかけられていなかったので、今日は休みかと思い前へ向き直った。
やっと放課後にはいり皆がぼちぼち校門から出て言った頃、俺も帰るか〜、と伸びをして靴箱に向かった。
いつも暇な時は元貴を見ていたので、今日は退屈で仕方なかったなと適当な事を考えながらひとりで廊下を歩いていると、もう使われていない第2音楽室から楽器の音がした。
気になって部屋の中を除くと、窓の近くに座ってギターを持った元貴の姿が見えた。
オレンジの日差しに包まれながら、相変わらず窓の外を見つめている。
そんなことを考えているうちに、 見つかったらまずいと思って焦って帰ろうと後ろを向こうとした瞬間
「ぅ”あッ、!?」
手前にあった机に腰をぶつけてしまい廊下中に鈍い音が鳴り響いてしまったのだ。
焦って元貴の方を確認すると、やはり元貴は驚いた様子で俺のことを見ていた。
やってしまったと、思い気まづい空気が流れていると、元貴は声を上げてお腹を抱えながら笑ってしまった。
顔が赤くなるまで笑った後涙を拭きながら、こっちへ歩いてきた。
元貴がドアを開けると同時に、何してんのさ若井w、と笑いながら問いかけられ
返事に困る俺を見て元貴は、まぁいいや、と言って俺を手招きしてきた。
m「ここ座っていいよ」
「ぁりがと、」
「……何してたの」
m「チューニング」
「?」
m「単に音を合わせてるだけ」
「へ〜、むずそ」
m「そんなことは無いよ」
そう言って元貴はギターの弦を上から下へ撫で下ろした。
その仕草が稀なものではないことは分かっていながらも、とても不思議なものを見ているような感覚に狩られた。
ギターを見つめる元貴の目はとても優しくて儚い色を宿している。
m「何、 また僕を見つめちゃってさ」
「ぁ、」
m「若井僕のことが好きすぎて困っちゃうね〜?w」
冗談で俺をからかうために言ったことくらいわかっているけれど、元貴のことが好き好きじゃない関係なく気になっていることにはかわりないので、あぇ、?うん、?、と曖昧な返事で返すと元貴は不思議なものを見るかのように黙ってしまった。
m「変なの、w」
そう言って元貴は、苦笑していた。
俺はなんとも言えずにいるとまたまた意外な発言が耳に入ってきた。
m「友達になったげよっか?」
「へ?」
m「別に〜、友達でもない人に観察されるより友達に観察される方がマシだし」
「ぁ、ごめん。んじや友達、、でいい? 」
m「ん、」
mtk視点
とっても、偉そうに言ってしまった。
本当は、僕が若井と仲良くなりたいだけなのに。
友達が欲しくて、でも素直に言えなかいから誤魔化してみた。
でも、別にいいもんね、若井だって友達になりたそうだったし、、。
つい考え事に浸りそうになったので、またギターに触れてみる。
すると、なんか弾いてよ、と無茶なことを言い出した。
「いいよ」
僕はて慣れた手つきで音を紡いでいった。
自作の曲を人に聞かせるのは、初めてかな、と色々な事を考えながら手を動かした。
弾き終わると、すごいだろと言わんばかりにドヤ顔をして隣を見ると、想像以上に受けたのか若井が目をキラキラさせながら、俺にも教えて!と元気よく言われてしまった。
「教えるったって、別にそんな僕上手くないし、」
w「いいじゃんかいいじゃんか!」
「しつこいなぁ〜」
そう言って顔面を掴んでやった。
若井はなぜかそうされても笑っていた。
変なやつと思いながら僕は、腕時計をみて片付けを始めた。
w「帰るの?」
「ん。」
w「じゃ、俺も帰る」
「勝手にしたら」
そう言い放って僕はギターをもって教室から校門へと足を進めた。
w「家どこ?」
「さぁ?教えな〜いw んじゃぁね!」
そう言って僕は笑いながら走って家へ走った。
本当は走っちゃいけない
わかっていても、出処不明の嬉しさが、僕を舞い上がらせた。