テラーノベル
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「ウインドカッター!」
ローラの可愛い声が響いた。
魔法まで!?
「良かった、ちゃんと使えてる」
ルリがホッとしたように呟いた。
「え?ルリが教えたのか?」
「違うわよ。あの子達、午前中はスキル教室で勉強してるの。冒険者達見てて、やってみたくなったみたいね。なかなかスジもいいのよ?」
知らなかった…!
そう言われて見てみると、確かに力がないから一撃は弱いけど、型も太刀筋も悪くない。ローラのウインドカッターも、風の刃の数は少ないながら、正確な軌道で目標に向かっていた。
スキル教室、役に立ってるじゃないか…!
ちょっとコボルト達に手加減感は感じるものの、立派に戦ってる姿を見ると、親心が湧いてくるのが不思議だ…。
ナギが斬り込んで敵を撹乱し、トマスが剣で渡り合う。トマスは戦闘中でも元気がいいな。「行っくぞー!」「どりゃー!」と、絶えず何か叫んでるし。
マークは戦闘中でも静か。トマスとナギが激しく動きまわるのをじっと見ていて、背後から近づく敵を意外と的確に射抜いている。
集中力がハンパないな…。
まだ子供ながら、4人はコボルト達を倒し、先に進んでいく。
カフェからは「ローラちゃん、頑張れ!」とか、野太い声援も響くが…チビ達はお客さん達からも可愛がられてるみたいだな。
街の片隅でその日のメシにも困っていた事を思えば、今はお客さんにも可愛いがられ、それなりの躾もされて、望めばスキルも学べる…悪くない環境だと思う。
このまま、素直に育ってくれるといいが。
「おーーーっと!ついに、スライム・ロード最初のボス、スーパースライムの登場だぁ~~~!!!」
柄にもなく感傷に浸っていたら、キーツの大声が耳を襲う。
…ビックリした…。
「でかっ!これスライム!?」
弟戦士の素直な感想。スーパースライムは腰丈くらいまであるもんな。
「…的がでかくて、当てやすそう」
珍しく発言したかと思うと、盗賊が酷い事を言う。まあ、スーパースライムは気にした様子もなく、ボヨ~ン、ボヨ~ン、と嬉しそうに跳ねてるけどな。
「楽しみね!」
「いっちょ小手調べと行きますか!」
女戦士は言葉と共に跳躍し、スーパースライムに斬りかかる。同時に魔族魔術師からも、大きな火球が放たれた。
大きな体から、ボヨ~ンという間抜けな音を発しながらも、スーパースライムは素早くとびすさる。こう見えても、素早さはなかなかのものだ。
女戦士の剣と、魔族魔術師の火球を、一跳ねで避けてしまった。やるじゃん、スーパースライム!
「チッ!」
女戦士は悔しそうに舌打ちすると、剣を乱舞させながら、スーパースライムを追い詰めていく。
ビュッ!ビュッ!と、鋭い音をたてて剣を右へ左へ振り回す女剣士。
一方、ボヨン!ボヨン!ボヨ~ン!ボヨっ!ボヨ~ン!と、変則的な動きで軽やかに避けていくスーパースライム。
コメント
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うわああ第123話もめっちゃ面白かった!!😭💕 スライム祭りってタイトルからしてワクワクするけど、まさか子供達がスキル教室で覚えた魔法をバンバン使って戦ってるの見ると、もう親心バリバリで泣ける…!ローラのウインドカッター、ちゃんと使えてて良かったね✨ そしてスーパースライムのボヨンボヨンした動き、可愛すぎて笑っちゃったよ〜!女戦士の剣技もカッコよかったし、次が待ち遠しい!!🔥