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第13話 心の鍵。
……はあ………
ホストクラブから帰ったもふは、どさりと自宅のソファに腰を下ろした。
メイド)もふ様、浴室の準備が出来ました。
もふ)ぁ…ああ、ありがとう。
あれからどうにも落ち着かないばかりか、既に頭はどぬくの事で一杯だった。
ふわりと微笑むあの太陽のような眩しさ。
俺を愛しそうに見つめるオッドアイ。
身体を合わせるときは縛る白銀の髪も。
すべてに未練がある。
忘れられたら良かったのに。
今、彼が幸せじゃないとしたらーーー…身請けしたかった。お金なら余す程にある。
じゃぷん。
浴槽の少しぬるいお湯に浸かりながら、持って入ったスマホのニュースを開く。
もふ)ぇ…
『Kuromiya 芸能活動引退へ』
Kuromiyaといえば、今をときめく大モデル。とにかく顔が良い。らしい。
そういえば、熱愛が出ていたっけ…
のぼせてしまいそうな頭で考えてみても、辞める理由は見当たらなかった。
『熱愛は否定 【そんな事実は一切ございません】』
…気の毒に。
このパターンは、きっと嵌められたんだろう。
もふの、飾りではない賢い脳はすぐに勘づいた。
『引退については、【引退の理由は、好きになってはならない人を好きになったからです。その人を迎えに行きます。】と話した。』
ーーーー好きになってはならない人…
ーーーー迎えに行く…
少しばかり、心の何かが動いた気がした。
服を何故か急いで着て、気づけば外に飛び出していた。
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第13話 心の鍵。 終
さあ、行った先はどこでしょう…?
また次回お会いしましょう〜
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コメント
3件
うわあ、もふがKuromiyaの引退記事に衝撃を受けて飛び出していくシーン、すごく切なくて胸が締め付けられました。「好きになってはならない人を好きになったから」という言葉にもふ自身の状況が重なるのが上手い伏線ですよね。温泉か、それともどこか別の場所か…次が気になって仕方ないです!