「柚葉先輩!私と付き合って♡私と付き合ったら美味しいご飯作るしぃ、浮気しないし!先輩に尽くすって約束するよぉ?♡」
ずっと好きだった後輩からそう言われた。でも彼女は飽き性だから、きっと一瞬の気の迷いだとそう自分に言い聞かせた。
次の日。
「せんぱ〜い♡お弁当作ったの!食べて〜?♡」
「あ、うん……..ありがと。美月。」
2週間後。
「先輩!今日もカッコイイですっ♡好き〜!♡」
「……………わ、分かったってば。」
1ヶ月後。
「せんぱぁい!そろそろ私のこと好きになってくれたぁ……..?♡」
「美月。一体、何が目的なんだ?」
「も、目的?何のこと……..?」
「美月がアタシを揶揄うようになって1ヶ月。美月こそ、このお遊びに飽きてくる頃じゃない?」
美月に毎日、好きと言ってもらえるのは新鮮ですごく嬉しかった。でも、いつまで経っても彼女の最終的な企みが見えてこない。
「そういえば、大寿が美月のこと呼んでた。早く行かないと怒られちゃうよ。…………って、」
「飽き、る……..?おあそび……..?私、……毎日、頑張って柚葉先輩に、……..すき、になっ……..て」
伝わってなかっ、た……..?
「………………….っ?!?!」
「うわぁぁぁぁぁん……!!ひどいよぉ、!私、がんばってたのにぃぃぃ、」
「ご、ごめっ……..!アタシも!アタシも美月のこと好きだから泣くなーーっ!!」
𝙴𝙽𝙳
補足】※微平和軸※
この後ちゃんとお付き合いしましたとさ。
ちなみに、美月ちゃんは10代目黒龍の相談役で大寿くんのお気に入りだと(主に私が)喜ぶ。
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