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「真一郎くんって、タイムリーパーなんでしょ?前の世界線の記憶って残ってるの?」

「え、あぁ……..うん。残ってる。」

「そっかぁ!でも、他の人は残ってないってのは何だか寂しいね。」


そんなことはない。むしろ記憶が残ってない方が俺にとっては好都合だ。どれだけ過去を変えても、誰にも気付かれないから。


「どーしたの?難しい顔しちゃって。ねぇ、今までの世界線でも私、真一郎くんのこと好きだった?付き合ってた?それとも、毎回違うの?」

「付き合ってる時もあるし、付き合ってない時もあるよ。……………何でそんなこと聞くの?」


嘘だ。付き合ってるのはこの世界線だけ。今までの世界線で純恋は、毎回俺じゃない誰かと付き合ってきた。


「んーん、何かね上手く言い表せないんだけど。私、真一郎くんのこと大好きだからさ、好きじゃない私を想像できなくて。」

「……………ふーん。」




「今、真一郎くんに誓ってもいい?」


ある日、純恋が真面目な顔して俺のところへ来た。記憶の話をしてから俺はタイムリープをして今は過去にいる。

……………もちろん、彼女に記憶は残ってない。


「何を?俺ら結婚すんの?笑」

「違うに決まってんでしょ!そんなだから喧嘩も恋愛も最弱王なのよ。」

「そ、そそそれは……..!関係ねぇだろ。」


隙あらばイジってくる。本当に純恋はいつでも変わらない。だから、傍に居たくなる。


「いい?….これから先、私が記憶を無くすことがあるとしても、私は何度でも君に恋をします。」


よーく覚えとけよ最弱王!ってそれだけ言い残して、純恋は走って帰っていった。何度もタイムリープをしてきたけど、こんなことを言われたのは、これが初めてだった。


「……………やっぱ、プロポーズじゃん。」




そんな話をしてから1週間が過ぎた頃。俺は、変えなければならない日を乗り越えてタイムリープをし、現代に戻ってきた。


「シンイチロー!緊急!落ち着いて聞けよ…..?」

「落ち着くのは万次郎の方だろ。どうした?。」


純恋が、記憶を無くしたって……..







𝙴𝙽𝙳


補足】

捏造すぎて原作跡形もないんですが……..😭😭

最後の3行から分かる通り、万次郎くんは生きてます。でも、真一郎くんはタイムリープをし続けている。大好きな純恋ちゃんのために。


今までの世界線で、純恋ちゃんが真一郎くんを好きだったのにも関わらず、他の人と付き合っていたのは、万次郎くんの為に頑張る真一郎くんのお荷物になりたくなかったから。

変えなければならない日、それは純恋ちゃんが事故に遭う日です。純恋ちゃんは頭を強く打って、記憶を無くしてしまいます。


純恋ちゃんが事故に遭うのを防いで、もう安心だと現代に戻ってきた矢先、現代で事故に遭ってしまうなんて。一生、負のループですね。

もし純恋ちゃんにタイムリープ前後の記憶があるとして、「真一郎くんにはずっと私のことを考えていてほしい」とわざと事故に遭ってたら、真一郎くんには悪いけど主はめっちゃ萌えます。(例としてお楽しみくだせぇ🙇🏻‍♀️)



ちなみに、気付きましたか?記憶の話をしているのは現代。記憶を無くしたのは過去。


「私は何度でも君に恋をします。」

ってわけですね。☺️💕



なきそ様の「毒して頂戴」の「何度も何度も回帰」っていう歌詞から思い付いた話です。なきそ様の曲、「毒して頂戴」に限らず全部めっちゃ良い曲なのでぜひ聴いてみてください🙌🏻✨

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