カイザー「世一、おはよう」
世一「…おはよ」
カイザー「朝が弱いのは治らないなぁ、世一ぃ」
世一「煩い…」
瞼が重いまま薄目を開けてカイザーと目を合わせ会話を進める
カイザー「学校、行けるか?」
世一「…休んだら負けるみたいなもんじゃん」
カイザー「…はっ、流石だ世一 そいつら殴ってこい」
世一「怒られちゃうよ」
カイザー「別にいいだろ、家も変えればいいそいつらが怒ったって殴ればいい、な?」
世一「…俺カイザーじゃないから殴らないし」
カイザー「そうかそうか、伊世に言われたんだったな、人は傷つけては行けない でもな世一、自分を守らないでどうするどう守る “サッカーのことならサッカーでやりあえよ?”」
世一「…話し合う」
カイザー「8割くらい殴られて終わりだ」
当然だと言うようにドヤ顔をかます顔はその時だけはイラつきはしなかった
俺はそのまま黙ってロビーに向かっていった
ネス「遅いですよ、世一」
世一「ごめん」
ネス「ご飯が冷めてしまうので次からは気をつけてくださいね」
カイザー「そうだ、世一今日は俺らは飲み会でな、夜いないが大丈夫か?夜ご飯は作っておく」
世一「…俺子供じゃねーし、それくらいいけるし」
嘘だ、まだ俺は小2という小さい精神を持っていながらお留守番などやったこともない不安もあるし学校にも不安があるというのに安心する場所がないでは無いか
カイザー「まだまだクソガキだろ」
ネス「ええ、まだ環境にも慣れていないクソガキですから」
世一「うるせッ!」
カイザー「そろそろ時間だ、送ってくぞ?」
世一「行ける!いつも1人で行ってるし!」
怒りを顔にだしロビを出て靴を履き玄関から大きな声で日本文化である行きの挨拶をし学校に向かう
カイザー「断っとけば良かったな」
ネス「だね」
流石に2人は気づいたみたいだった
生徒『よぉ、世一』
世一『何』
学校に来てから早々尻もちをつく
生徒『いつも守ってくれるヒーロー気取りの女は来ねぇよ』
俺はそいつを睨みつけた、なんでそんなことがわかるのかと
生徒『出張だよ、親のな だからドイツにはもう帰ってこないオーストラリアだからな』
オーストラリアと言ったら日本の下にある国だ、時差は5分程度しか変わらない国
世一『俺はその子がいなくてもやって行ける』
生徒『強がる男は嫌われるぜw』
ゲラゲラ笑いながら俺から去る姿は馬鹿らしく思えた
世一『…うぜぇ』
ジリリリリッ
授業開始チャイムがなった
今ドイツは絶賛夏に入っている
夏休みも近づいてきた頃だろう
ドイツの夏は結構暑い、クーラーが聞いてなかったら死んでいたところだ
そして最悪なことに今日の授業は一旦と眠い
昨日あまり寝れなかったからだろうか、睡魔が何回も襲ってくる
成績もかかっているので寝はしないけどキツい
先生『世一、わかるか?』
そんな事考えてると先生から当てられた
それも結構ムズいやつを
世一『え、あえっと…ろ、6?』
先生『惜しい、7だ』
予習し忘れた…!
クーラーがついてるにもかかわらず変な汗をかく
サッカーだってここ最近ちゃんとやった覚えがない、勉強で必死だった
生徒『世一』
振り返る間に背中を押され前から落とされる
世一『うぐッ』
生徒『今日はちょーと楽しい事をしような』
生徒『あまり酷くしすぎるなよ〜w』
生徒『別にいいんだよ』
世一『?…』
何を言ってるか理解出来ずのまま体が壁にぶつかった
頭の整理ができなかった、何故俺は壁にぶつかったのかも分からずのまま必死に理解しようと頭を回転させた
生徒『震えてやがるw』
生徒『やっぱ、飽きねぇなw』
俺はいつの間にか震えてた、気づかなかったなぁ…
あれ、てか俺なんでいじめられてるんだ?サッカー後進国だから帰れって言われてからだよな、もしかしてそれか?そんな理由で?そんなくだらない理由で人を虐めていいのか?そんな事で殴っていいのか?なんで俺はそんな奴らを傷つけたらダメだとか思ったんだ?お母さんの約束だから?
カイザーの言う通りかも…サッカーのせいだよな、これはだったらサッカーで殴ればいいじゃないか
生徒『おい、聞いてんのかよ』
世一『サッカーで勝負しよ』
生徒『…は?』
生徒『おいおい、此奴何言う出すかと思ったら…サッカー後進国の奴がサッカー前進国にお誘いだ?馬鹿か?』
当然に負けるという考えはないようだ
俺も勿論ないけど
世一『何、怖がってんの?』
生徒『はぁ?』
生徒『負ける癖に謎に自信あるの笑えるわ』
生徒『馬鹿だからしょうがねぇよ』
高い声をあげて笑うそいつらは何故かカイザーみたくイラついた
コメント
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やったれ潔モブ蹴散らせ!笑 あとサイコーです…
世一!そいつやっちゃいな!!