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それでもいい人はどうぞ
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これは遠い遠い昔、まだ人類が魔法を使えた頃のお話
???「父上、魔法とはどのようなものなのですか?」
成人男性の肩ぐらい大きさの少女が父親らしき人物に訪ねる
江戸「…日帝はまだ知らなくてもいいことだよ」
そういうと江戸は読んでいた本を閉じ日帝を見つめる
日帝「どうしてですか!私は早く魔法を覚えたいんです」
日帝「私には魔法が使えるのでしょう?」
日帝の言葉を聞き江戸はしばらく考える
江戸「日帝、魔法を早くおぼえたいのはわかる。私も昔はそうだった」
江戸「だがまだ早い。この世界では魔法を使える人はごく稀、使えたとしても15歳くらいからだ 」
日帝「ですが 」
江戸「日帝」
江戸の言葉が日帝の言葉をさえ切る。 外では太陽が雲に隠され今にも雨が降りそうだ。遠くでは雷の音さえ聞こえる
江戸「日帝はまだ 12歳だろ、もし私が魔法を教えて12歳で魔法を使えることが知れたらお前はどうなるか… 」
江戸「もしかしたら怖い人につれていかれるかもしれないぞ」
日帝「怖い人…」
日帝は頭で必死に考える
日帝(もし魔法を教えてもらったら私の家族を守れる。
でもそうしたら怖い人につれていかれるかもしれない、そしたら家族と離ればなれになる。 それはやだ絶対に嫌だ )
日帝「…わかりました。でも!15歳になったら絶対に教えてください!」
江戸「わかった約束しよう。絶対だ」
江戸の言葉を聞き日帝は目を輝かせる。いつしか雲でおおわれていた空も晴れ月の光が差し込んでいる
江戸「今日はもう遅いから早く寝ておいで。明日は早いから」
日帝「はい!」
そういうと日帝はどこか弾むような足取りで廊下を歩き扉を開ける
そこには日帝とよく似た2人の少年がいた
海「遅かったじゃないか日帝」
空「お帰り、日帝!」
日帝は2人を見つめると2人の間にある布団にもぐりこむ
海「で、どうだったんだ魔法の話は」
日帝「今はまだダメだ、だけど15になったら父上から魔法を教えてもらえる」
海から見た日帝はどこか嬉しそうな表情をしていた
海「よかったな日帝」
日帝「あぁ」
空「日帝、海、もう寝ようよ 」
2人の会話が終わった時、空が重い目を擦り眠たそうに2人に話す
海「あぁ、そうだな明日は 」
空「みんなで出かける日、でしょ」
海「そうだ。もう今日は寝よう日帝も… 」
海は日帝のいる方を見るが日帝はもうすでに目を閉じており気持ち良さそうに寝ている
空「ふふ、日帝らしいね」
海「俺たちも早く寝よう」
空「うん 」
そういうと2人は目を閉じる。明日のことを楽しみにして
しかし2人はいや日帝や江戸も、だれ1人として明日の恐ろしい出来事を想像するものはいなかった
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