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外に出てよく見ても何もかも石のようになっている、次のところはどんな感じだろう、どうせ全部石だけど。
道の端に看板がある
「カフェタウン→」
道は舗装されている、道の横に生えている木はもう白くない
「何だか随分寂しい道だなぁ…」
周りを見ても何もないし綺麗な景色も全て灰色、魔物も襲って来ず動かない
数分歩いたところで少し景色が変わってきた、暗かった向こうの道はどんどん明るくなる
太陽は曇り空で隠れて灯りもないはずなのにカフェタウンらしき物に近づくとどんどん明るくなっていく、単純に木陰がないからだろうか
森を抜けたらすぐにどんな町かわかった
平原の中にある小さい町、何故かとても見覚えのある、懐かしい気がする
町に近づくと人の泣き声が聞こえる…?
何故かその泣き声を聞くたび小走りになってくる、その人がもう”取り返しのつかないこと”になる前に
町の中に入った時にはすでに全速力で走っていた
ようやく姿を見ることができると
「大丈夫…?」
優しく声をかけた。
「大丈夫なわけないでしょう…!」
何故かその人はとても怒っている
「あなたは目の前で大切な人が消えて大丈夫だと思っているの?」
「何があったの…?」
何秒かたってその人は言った
「私もあの人も死んだ」
言っている意味がわからなかった
「言っている意味がわからないでしょうね、全員そうだった、でもあなたは言えばわかってくれる、そうでしょう?」
「…教えてください」
心の中の疑問を抑えて話を聞くことにした
「この世界は死後の世界、天国地獄ともまた違う世界」
「死後の世界…」
「この世界は誰か1番にこの世界に来たの思い通りの創作の世界、でもこの世界に来る人は今知っていてあなたを含め4人」
話に全く追いつけない
「あの…全く追いつけないんですが…」
言いかけたところで
「…!もうどこかに行った方がいいわ」
「急にどうして…」
「何も聞かなかったことにして」
「…わかりました!」
走って街の外、地図にある次の場所へ向かっていった
次は戦国跡地…?違う、祭壇もあるのかな…?
「厨二病じゃん…」
この二つは1目見ただけで厨二病と思った。
とりあえず戦国跡地の方へ…
舗装された道は山へ向かっている、
山の後ろに何か灰色じゃない荒れ果てている場所が見える、あれが戦国跡地だろうか
そういえば自分の体がだいぶ汚れているし髪もだいぶパサついているし…
どこかでお風呂とか入れないのかな…
絶対無いか
通り道は殆ど見分けれないけど山に向かっていく
途中に宿屋があったのでそこに泊まることにした
中に入ったけどお風呂はなかった。
やっぱり人も何もかも石化していたので床で眠った
第八話終了