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とある路地裏にて少年と少女、いや幼女と形容するべき者が出会う
何も知らぬものであったら少年と少女が敵同士…天使と悪魔とは思うまい。
少年は嘲笑うように言う
[ほら!逃げてご覧よ! 地獄は迫ってるよ!]
少女は…この状況で嗤っていた。
少し怯えたように少年は
[なっ、なんだ… なぜこの状況で笑える…!]という。
[だっておかしいんですもの。 私は逃げてたのではなくて…人間の信仰心をなくさないように人混みを避けただけなのに]
[はっ? そんなわけ… 強がり言うなよぉぉぉ! お前は僕に殺されるんだぁぁぁ!]
半狂乱した少年の刃をひらりとかわし少女は言う。
[あはっ、お可愛いこと。プルプル震え、吠え、まるで小型犬のようだわ]
その嘲笑にイラッとしたのか少年は立ち向かう。
[ふっ!ふん、どうせ強がりだろ? 僕には敵わない。]
そんな少年の攻撃にも少女は笑みを浮かべるだけだった。
[そろそろ、おしまいと行きましょうか]
少女は主への祈リを捧げ、終わりを告げる
その瞬間、少年の首ははねられた。
[神よ、どうか彼の者に救いを]
天使の皮を被った愉悦の悪魔は慈悲と加虐の笑みを浮かべその場を去る
ただ、血が滴っていた