この作品はいかがでしたか?
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今は楽屋の中。皆、スマホを見るなりなんなりくつろいでいる。そんな中、僕はある一つのことに悩まされていた。それは、ファンからも人気がある「グクテテ」。末っ子と天然六男の大人気ペアである。何でも可愛い四次元六男に対する末っ子の視線がエロすぎるんだとか(Twitterの腐女子民曰く。)もちろんメンバーの仲が良いのは素敵なことだと思ってるし。なのにどうして僕がこんなにも怒ってるかっていったらテヒョナは僕の彼氏だから。
テヒョナの距離感馬鹿は有名だし僕も受け入れているし知っている。それでも、テヒョナの彼女は僕なんだ。そう主張しないとテヒョナはいつか「あれ?俺とヒョンって付き合ってるんでしたっけ?」と言うに違いない。もうっと僕は頭を捻る。
昔からマンネ達が仲が良いのは知っていた。それでも何で今更こんなに悩んでいるかっていったら、このグクテテメインの雑誌。何ページかグテの写真が続いてそのつぎが質問コーナーになっている。そこの質問で「お互い直して欲しいところは?」という質問にテヒョナの返答、「可愛すぎる所。」これにはさすがに長男でも妬く。ジョングガは「毎日弟扱いしてくるところ!暑苦しい!」と言っているが本当は満更でもないのかなと考えてしまう自分がいる。もちろん、ジョングガも大切な弟なんだけどさぁ。
僕は可愛いなんて言われたことないし。
テヒョナは天然人たらしだからジミナにもホソガにもナムジュナにも、もちろんジョングガにも何も恥ずかしげなく「可愛い」と口にする。ましてや塩分満載のユンギヤにも。
なのに彼女の僕には一回も言ったことない。
テヒョナは本当に僕が彼女で良かったんだろうか。
🐹「ユンギヤァ~」
🐱「ヒョン、どうしたんですか?」
ひとつしたの弟に話しかける。ユンギヤは持っていた本を机に置くと僕を見つめた。
🐹「…今日、一緒に帰ろ…」
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帰り道。僕はユンギヤに自分の気持ちを洗いざらい全て話した。泣かなかったが気持ちが晴れなくて僕は夜空を見上げた。今日も星がきれいだ。あの一等星みたいにテヒョナの中で僕は輝いているのだろうか。可愛くもない恋人に対して。
🐱「そんなことで悩んでいたんですか、」
呆れたかおで言われたもんだから僕は目の前にいる弟に一発グーパンをいれるところだった。
🐹「そんなことじゃないわ!」
🐱「…ほんと、馬鹿なんですね。」
馬鹿と口にした弟にまたもやグーパンをいれるところだった。いや、ユンギヤ最近口悪くない!?ヒョン、泣いちゃうよ!?
🐱「確かに、テヒョナはすぐ可愛いって言うけど……それは家族としてでしょう?」
🐹「…そんなの分かんないじゃん…」
🐱「はぁ…すぐネガティブになりますね…テヒョナは可愛いって言うとき茶化すじゃないですか。」
🐱「それでも、茶化さず真っ直ぐ好きだと言われたのはジニヒョン、貴方だけでしょう?」
ユンギヤの言葉に胸の奥にある感情がぐわんっと揺らいだ。茶化すという意味があまり分からなかったが、確かにテヒョナは他のメンバーになら笑いながら「大好きですー!!」というが僕に言うときは二人きりで真剣な眼差しで「好きだ」といってくる。
僕はカーっと赤くなった頬をつねる。
🐱「…顔真っ赤ですね。」
🐹「…指摘しないでよ。」
🐱「ふふっ、で?ジニヒョンはテヒョナにどうしてほしいんですか?」
🐹「へっ?どうしてほしいって…そりゃあ…かっ、可愛いって言われたい…けど////」
🐱「じゃあそれを真っ直ぐに伝えてみたらいいじゃないですか。」
🐹「それができたら苦労しないよ!!」
今日のユンギヤはいつにもまして適当だ。もう、僕は真剣なのに。
🐱「…はぁ…俺はどうしてこんなにもジニヒョンが悩んでるか分かりません…」
🐹「やぁ~!!ユンギヤァ!そんな諦めたこと言うなよぉ!!」
🐱「で?いつまで見てるつもりだ?テヒョナ。」
🐹「えっ?テヒョナ…?」
僕はユンギヤが急に出した名前に頬をもっと赤くした。ユンギヤの視線の先を見るとそこにはきりっとした目付きでこちらを見つめるテヒョナがいた。
何で、ここに。
🐹「テヒョナ……えっ?何で…」
🐱「テヒョナも帰り、この道だからな。」
へっ?と、僕は辺りを見渡すとそこは見慣れた恋人の帰り道だった。何で、じゃあ今の会話、聞こえてっ、
僕は恥ずかしくなって下を向いた。
🐱「じゃあな。お二人さん。」
🐹「へっ?ユンギヤ、何で、」
🐱「実は俺、帰り反対側なんすよ。」
と、ユンギヤは言い残すと適当にタクシーを捕まえて暗い暗い夜の中、走り去っていった。
僕は強引にテヒョナに腕を引っ張られテヒョナの家に押し込まれた。手洗いうがいを済ませテヒョナの家のリビングにいくと突然テヒョナに壁に追い込まれた。
🐯「ユンギヒョンと、何話してたの?」
聞かれていたと思っていた会話はテヒョナには運良く聞こえていなかったらしくて僕はほっと安心の声を漏らした。そしたらテヒョナの綺麗な手が僕の手首をつかみ壁に押さえつけた。
🐯「…俺には言えないこと…?」
うんともすんとも言わない僕にテヒョナは鋭い目付きで悪態をつく。僕は白旗を上げテヒョナに悩みを全て打ち明けた。そう、悩みの種に悩みを打ち明けたのだ。
🐯「何だ、そんなことで悩んでいたんですか?」
テヒョナが敬語に戻るとまるでユンギヤのような反応を見せた。僕は恥ずかしくなって目を逸らす。もう、どっちみちバラすんだったら会話聞かれていた方が良かった。
🐯「ふっ、ジニヒョン、可愛い。」
初めて言われたいこの言葉はどうにも恥ずかしくて僕は下を向く。それでもどこか居心地が良くてもっと言ってっておねだりしてみる。
🐹「もっと、テヒョナ、もっと、可愛いって言って?」
こてんと首をかしげるとテヒョナのモノが大きく反応し僕はやってしまったと思った。僕がテヒョナの興奮ボタンを押してしまった。気付いたときにはもう遅くて。僕はテヒョナの綺麗な瞳から逃れられなかった。
🐯「言って欲しかったら、ちゃんと可愛い声、聞かせてね?”ジナ”♡」
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今は楽屋の中。僕は悩みを失い優雅に携帯をいじっていた。すると相談に乗ってくれたユンギヤに声をかけられた。
🐱「で?悩みは解決しましたか?」
投げ掛けられた問いに僕は顔を真っ赤にした。昨日あったこと。外ではあんな素振り全く見せないのに二人きりの時に見せるテヒョナの「可愛い」攻撃。僕は昨日の甘い顔で囁くテヒョナの声が蘇って口をつぐんだ。恥ずかしすぎる。
🐱「あぁ~ジニヒョン、そんな顔見たら俺がテヒョナに殺されるんで…」
ユンギヤは僕に持っていた上着をバッと被せた。するとタイミングが良いのか悪いのか、テヒョナが楽屋に戻ってきた。ユンギヤは焦りながら「トイレいってきます」と言い残し部屋を出ていった。この部屋には僕とテヒョナ二人だけになった。
テヒョナは僕に被せられた上着を剥ぎ取ると僕の顔を覗いた途端顔色を変えた。
🐯「その顔、ユンギヒョンに見せたの?」
🐹「やっ、見せてなっ、」
🐯「今夜はお仕置きだね?」
僕の顔を見つめるテヒョナは昨日の夜と同じ甘い顔をしていて僕は体を震わせた。僕は今夜もテヒョナの可愛い攻撃を喰らうことになる。
🐯「たっぷり可愛がってやるよ。」
彼氏の攻撃 終わり
コメント
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好きすぎて心臓砕け散りました☆ 嫉妬って、、、、一番好きなんですよ!!(いらん情報) これからも応援しまくってます!頑張ってください!
今回もサイコ~👍✨
嫉妬かわいすぎるw