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私は「白鳥 零」。と言っても この名前を名乗るのは恥ずかしい、よく。この名前だと綺麗な顔立ちを想像させられるんですけど。
実際はそんなことは無く、きちんとケアしてない髪、シワだらけの服、肌荒れまみれの顔 、胸も対して大きくない。
まぁ、そんな事もあって。虐められてました、
まっ。そんな事はもう気にしてないです
私には乙女ゲーがあるから。!
丁度今買おうとしてた所です、久しぶりの外は怖いですが乙女ゲーの為ならOKです。
あ、今階段を降りてますね、
あっと、踏み外した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
目覚めると、見知らぬ天井だった。やけに煌びやかな天井に目眩がしそうだった。
誰かの声がする。
「ストックお嬢様!」
ん、何だこの人はメイド服を着ている。
別にそういう趣味は無いのだけれど。
「スイア!!」
何だ、?
私はそこでふと違和感に気がついた、
やけに白い肌、華奢な手、胸が大きい。
髪の毛は冬の湖を連想させる青磁色をしていた。
これは「私」では無い。
別の誰かだ。
乙女ゲーを長年やっていた私ならわかる。
これは俗にいう。異世界転生と言うやつなのでは。!?
異世界転生と言ったらイケメンが現れて溺愛されるという話がド定番!
かつてないほどの高揚感を覚えた。
けれど、今は目の前の事を着々と解決していこう。
「……スイア?ごめんなさい。誰でしょうか?それは、ごめんなさい、何も思い出せないの。」
その場に無言の空気が流れた、
あれ?今の言葉遣いはよろしくなかっただろうか。
「記憶喪失、だと。!?」
ぁ、まぁ当然か、娘が記憶喪失になったら驚くのも無理は無い。
メイド服を着た方は
「そんな…」とか「嘘だ。」とかそんな事をぶつぶつ呟いていた。けれど一瞬、ほんの一瞬。
笑った気がした _