・おしがま(小スカ)
小柳が星導にお仕置される話です
苦手な方は閲覧をお控えください
二次創作
星導『』
小柳「」
数日後
小柳side
それからというもの、ほしるべのスキンシップはどんどん激しくなっていった。
「…また増えてる」
俺は洗面所の鏡の前で首を擦りながら深いため息をつく。
ほしるべは事ある毎に俺にキスするようになった。
そのせいで俺の体は常に赤い跡だらけだ。
消えかけていたらそれをまた上書きするように何度も何度もつけ直される。
「…まぁ、」
それに慣れてしまっている俺も俺だ。
最近は少し緩くなったのかお風呂やご飯も1人でするのを許してくれた。
ただ一つ、一緒に寝ることだけを除いては。
『そろそろ寝ましょうか。おいで、小柳くん』
夜。
いつものようにほしるべが手を広げて俺に呼びかける。
いつもならそれに従って横に行くけど、
今日は。
「ほしるべ、今日は別々に寝ない?」
『……なんで?』
ほしるべが一瞬にして不機嫌そうになる。
こいつ意外と分かりやすいよな。
「だって、ほしるべ俺のこと触ってくるじゃん」
そう。
そうなのだ。
あの夜からほしるべは俺の体をところ構わず触るようになった。
それが寝る前の日課になっている。
このままだとまずい。
慣れてしまう前に終わらせなければ。
「あれ、やだから一緒に寝たくない」
『でも、小柳くん気持ちよさそうにしてたじゃないですか』
「〜ッ、それは!お前が変なとこ触るから…ッ」
『…だめです。寝る時は一緒って言ったじゃないですか』
ベットから立ち上がって諭すように言いながら俺に近づいてくる。
「来るなッ」
『…小柳くん』
「…ッ、やだって!!」
-ドンッ
拒もうと少し押し返すつもりが、思ったよりも強く押し返してしまった。
お察しの通り、ビクともしてないけど。
『…』
「…ぁ、ごめん」
顔が上げられない。
雰囲気からして怒ってるのが伝わってくる。
あれからほしるべは、俺に嫌がられたり拒まれることに敏感なようだった。
つまり俺は今、彼の琴線に触れてしまったのだ。
しばらく沈黙が続いたあと、ほしるべは俺の手を強引に引っ張ってどこかへ連れていこうとする。
「お、おい!どこ行くんだよ!」
『…』
「…ぁ、」
トイレに向かっているようだった。
情けない声が漏れる。
嫌な予感がした。
というのも、俺はほしるべに食事もお風呂もお世話されていたが、トイレだけは頑なに嫌がった。
だからほしるべもトイレは1人でさせてくれていた。
嫌な思考が頭をよぎる。
最悪なことに今日はまだトイレに行っていない。
まさか。
-ガチャ
トイレに入り、ほしるべが鍵を閉める。
俺は身構えた。
『…今日、小柳くんトイレ一回も行ってませんでしたよね』
やっぱり。
嫌な予感が的中した。
「…」
俺は下手のことを言わないように、押し黙る。
『そういえば、トイレだけは頑なに嫌がって手伝わせてくれませんでしたよね』
「…なんでこんなことすんの」
それまでへらへらしていたほしるべの顔から笑顔が消えた。
『…お仕置ですよ。一緒に寝るの嫌だって言うから』
「…ッだからって…!」
『嫌がることしないとおしおきにならないでしょう?』
「…ッ」
俺がなにも言えないでいると、抵抗する間もなくほしるべがズボンに手をかける。
履いているものを下ろし、俺の体を便座がある方向へ向ける。
すると、後ろから抱きしめるようにして下腹部をぎゅっと押さえつけられた。
「…っう、あ、やめ…ろ!」
『ほら、出していいですよ。』
誰が出すか。
そんな恥ずかしいこと出来るわけないだろ。
しかも見られながらなんて、冗談じゃない。
だが、いざトイレを目の前にするとそれまで意識してなかったのにこんな時に限って尿意を感じる。
俺はなにがあっても出さぬまいと下腹部に力を入れた。
『…』
-ガブッ
「!?…ッうぁ」
肩に痛みが走った。
こいつまじかよ。噛みやがった。
思わずお腹の力を緩めそうになる。
が、必死で耐える。
…噛むとか、犬かよ。
痛てぇし。
「…ッおまえ、犬かよ」
『甘噛みですよ、それに犬は小柳くんの方でしょう』
「…んッ」
聞き捨てならない言葉が聞こえたが、言い返す前に星導の息が耳にかかって、思わず声が漏れてしまう。
それをほしるべは見逃さなかった。
今度は故意的に息を耳に吹きかけられる。
「ゾワワッ」
「…はッ、やめろ…ぉ」
『耳、弱いんですね』
まるで弱みを握ったかのように、俺の耳を弄りながら言う。
声色が楽しそうだ。
このやろう。
くそ、腹立つ。
弄びやがって。
「……ッハァ…ハァ」
もうかれこれ30分くらい経った。
もうそろそろ膀胱が限界に近い。
きっと俺の首やら耳やらは噛み跡とキスマークで埋め尽くされているだろう。
『もうそろそろ、限界が近いんじゃないですか?』
と、ほしるべが俺の耳をカプっと噛む。
それだけで俺の体はビクッと震え、感じてしまう。
膀胱に溜まった尿がたぷたぷと音を立てる。
辛い。
出したい、出したい!!!
『…』
-グッ
急にほしるべに後ろから下腹部を強く押される。
「…ッんはぁっ!?」
-グリグリッ
さらに追い打ちをかけるようにグリグリと押さえつけられる。
「で、でちゃ……ッ」
『いいですよ』
「…ッ」
-しょわわわ…
「…ハァ…ハァ」
出してしまった。
ずっと耐えてきた分、やっと放出できたことに快感を覚える。
俺は耐えきれず顔を隠した。
すると、顔の真横からほしるべの気配がし、俺の尿を出しているところを凝視されていることに気が付く。
俺はもう恥ずかしいやらなんやらで泣きそうになった。
「…ッ見んなぁ…グスッ」
ほしるべは俺が尿を出し切ったのを確認し、ズボンを履かせた。
そして
『よく頑張りましたね。偉いですよ、小柳くん』
「…グスッ…グスッ」
と、抱きしめられ頭をポンポンと撫でられた。
矛盾を感じたが、俺はその温もりに安心しきってされるがままに抱きしめられていた。
俺が泣き止んだ後、ほしるべがベットまで運んでくれて、いつものように俺を抱きしめながら
『……もう、あんなこと言わないでくださいね』
と言われた。
保証のできない俺はうんとは言えなかった。
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