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結局…アパートの話は1時保留し夜ご飯の支度を始めた
香澄）〜♪
今日は皆さんが多分大好きであろう肉じゃがとハンバーグ！
クロ）オジョーサン手伝いますよ〜
香澄）ほんと〜？じゃあね〜肉じゃがでもお願いしようかな〜
クロが手伝いに来たら夜久が来てリエーフが来て…気付けば私が居なくても料理が出来上がると言う素晴らしい仕組みが完成した（？）
そして私は何をするかって？お風呂を洗ってお湯を溜めておく
香澄）(ほんと…気付けば手伝ってくれるから嬉しいのよね〜)
お湯を溜めているとクロの「ご飯が出来ましたよ〜」という声が聞こえ箸やお米を用意しようとしたら既に準備されていて何もすることがなくてただ座って待っていた
ご飯を食べた後1人ずつお風呂に入って行き気付けば寝るだけになっていた
香澄）ん”ぅ”〜ｯ…はぁ〜…
リエーフ）お疲れですかー？
香澄）ん”〜…ココ最近はね〜笑
リエーフに後ろから抱き締められ少しウトウトっとしているとリエーフが何故か徐々に抱き締める力を強めて来た
香澄）？？
訳が分からずぽかんとしているとツッキーが「あ、あの…」と聞いて来た
香澄）ん”〜？にゃにぃ…
ツッキー）えっと…か、すみさん…
香澄）なぁにぃ…？ヤりたいの？ヤるならせめてもう少しまともな部屋に移ってからに＿ツッキー）そうじゃないです
香澄）いきなり素になるじゃん…
ツッキー）えっと…違くてですね……実は香澄さんがお風呂に入っている間に色々話し合っていたんです
香澄）話し合う？
ツッキー）は、はい…
ツッキーが口をもごもごとさせているのに気に入らなかったのか夜久が「お前をひとりで暮らさせるのは良くないって思ったんだよ」とツッキーの代わりに話してくれた
香澄）今までだってそうじゃん？何を今更…
夜久）ちげぇよ、ここは確かに烏野の近くだから月島が顔を出せる距離だ…でもさっき見た限りだと烏野から離れるだろ
香澄）んぁ〜…まぁ、確かに離れるね…一駅分ぐらい？
夜久）そう！だからあまりにも心配な訳だ！
香澄）うーん…そうは言われてもなぁ…ツッキーは学生だし毎日毎日お金払ってまで来たくないと思うんだよなぁ…
スガさん）だから俺が香澄と同じ部屋で暮らすことにするべ！
香澄）ふーん…
……………
香澄）え？
スガさんが真正面から抱きついて来て「いーべいーべ！親には適当に話しておくしお前の引っ越し予定の部屋俺の大学ともあんま離れてねーべ！」と言ってニコッと笑ってきた
香澄）ソレは…でもお金とか…
スガさん）？？電車一本で行けるべ！
香澄）えーっと…
戸惑ってキョロキョロと全員の方を見ると笑って居た
多分、私を守りたいという意志の方が強いのだろう…嫌では無いが…なんというか…1人の空間がなくなってスガさんが嫌がらないかなぁ…と私の方は思っていた
香澄）スガさんはいいの？なんて言うか…パッと調べたけど寝室一緒だよ？ていうかなんならベッド一緒だよ？
スガさん）(それはそれでありがたいから)いいべ！
香澄）そ、そう？(まぁ…本人もいいって言ってるし…いいか…好きにさせよ……)
そんな話から数週間後、私とスガさんは例の事故物件(多分)に住み始めた
着替えと身一つで簡単に暮らせるからここは感謝極まりない…自動食器洗浄機なんて初めて見たよ…
香澄）スガさん広いよ〜見て見て！
スガさん）広いし綺麗だべ〜…あとはこっから荷物をどんどん出して行くだけだべ！
香澄）めんっどくさ…
ちなみに、スガさん以外はバイトやら仕事やら大学やらで忙しく帰ってしまった
香澄）えーっと…カッター……
カバンの中をゴソゴソと探しカッターを取り出してから荷解き開始である…
どれだけ早く…そして…綺麗におけるかが問題である…
香澄）まぁ、別に気にしてないけど
スガさん）？？
香澄）ささ！急いでやりますぞ〜
スガさん）んたべ！
荷解きは結構早めに終わった
まぁ、何せ持ってきたのが服類に本類…そして私はそこに加えてメイク道具やアクセサリー系を持って来ていた
元から数は少ないし1回開けば直ぐに終わる感じである
物の少なさには過去の私に感謝だなぁ…
香澄）スガさん終わったよ〜？
荷物を入れていたダンボールを全てペシャンコにしキッチンでお昼ご飯を作っているスガさんに後ろから抱き着くと何故か顔を真っ赤にして照れていた
香澄）どーした〜？
スガさん）あ、いや…なんつーか…ここまで来れたんだなぁと思って///
香澄）今更すぎじゃない？笑あっちの部屋でも同じじゃん私の部屋に凸って勝手に飯作ったり風呂入ってたり…気づけば隣で寝てて何回も蹴落としたのに最終的にはホールドされて落とそうにも落とせなくて…
スガさん）あれって香澄がやってたのか！？
香澄）自分の寝相の悪さだと思ってたんだ…偉いな
スガさん）それちょっと心外なんですけど…
香澄）ごめんって笑
笑いながらも抱き締める力を少し強くして「料理お願いしマース！」と言ってから私はすたたた〜と離れ近くのコンビニに向かった
スガさん）はぁ…(なんというか…ネコみたいなやつ……)
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