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💜💙短編集

第12話 - 💜💙　不可思議的ディザイア①

273

2025年04月17日

#オーメンズ

#O_MENZ

#BL

#O-MENZ

柑橘

ある日、とある夢を見た。倒れそうなぐらい身体が重たくて、重たさを取り払ってしまいたいと強く願うと、何かが分離していくような感覚がするところで目が覚める。なんとも不可思議な夢である、そう思いながらのそりとベッドから起きようと思うと、とある人物と目が合う。

黒狐「こんにちは。」

そう言ってひらひらと手のひらを動かす人物は、自分と全く同じ容姿と背格好をしていて、違うところといえば、いつも耳に付けてるタッセルが左耳についていることぐらい。

狐「え、え、ぼ、ぼく…？」

_____

ある日、連絡のきた日時にいつもの場所に向かったのに、数時間たっても狐がこなかった。

きっつんはまじめだから、大体遅れるときは連絡をくれるのに、いつまでたってもくる気配がない。こんなことは始めてで、少し不安になっていた。ふと、この場所がきっつんの家に近いということに気がつく。さすがに心配だから、なんて言い訳をつけてきっつんの家へと向かった。

数十分後、きっつんの家につき、インターホンをぽちりとおすと、ピーンポーンと音が響く。

しばらくすると、どたどたと足音が聞こえてくる。

がちゃりとドアがあくと、きっつんが出てくる。

おかめ「やっほー、きっつん…？」

黒狐「ああ、おかめさんですか…」

出てきたきっつんはどこかいつもと違う様子で、ドアから顔を出すだけで、出てこようとしない。

すると、もう一度足音がどたどたと聞こえてくるとドアの隙間から見えるのは、もう一人のきっつん…。

狐「ちょ、ちょっと、…っておかめさん！？」

あとからやってきたきっつんはいつものきっつんのようである。じゃあこの目の前のきっつんは…？

狐「…と、とりあえずおかめさん。中はいってください…。」

______

こうして訳も分からぬままに部屋に入る。きっつんの家相変わらずいい匂い、なんてのんきにしていると、きっつんが口を開く。

狐「あ、朝起きたら僕がふえてて…。」

おかめ「え、そんなことある？」

きっつんは何が何だかと言った感じでぽつぽつと話してくれる。

確かに目の前で喋ってるのは自分自身そのものなのに、自分じゃない、そっからどうしたら良いのか分からないとのこと。

おかめ「…え、じゃあそっちのきっつんは何者…？」

黒狐「わからないです。多分、なんかのせいで、そっちの狐さんから出てきたもう一人の狐だと思います。」

と、あまりにもあっさりというものだから。逆にこっちがびっくりした。同じ人物なのに2人も存在することの謎の解明も何も無い、これじゃどうしようもない。

場があまりにも通夜ムードすぎて、俺は空気に耐え切れず口を開いた。

おかめ「…き、きっつん。多分、戻るまで時間がかかると思うんだ。で、きっつんは二人いることに混乱すると思うからさ、良かったら、きっつんが落ち着くまで、こっちのきっつんを家で預かろうか？」

狐「いいんですか…？」

きっつんは少し悩んでから、黒狐のほうをちらりとみる。少し覚悟を決めた顔で一言発する。

狐「おかめさんに迷惑かけちゃいますが、おねがいしてもよいですか…？」

おかめ「全然いいよー！」

きっつんはありがとうございます、と一言つぶやく。

むしろ、感謝したいのはこっちなぐらいだ。

きっつんは知らない。俺がきっつんをどれぐらい想っているかを。

_______

きっつんと少ししゃべった後に、黒狐と一緒に家に帰る。

がちゃりと自宅の玄関をあけると、恐る恐る入る黒狐。

おかめ「黒きっつん、寝室の場所案内するから、ついてきて。」

黒狐「わかりました。」

そう言って黒狐は俺の後をついてくる。

もう少し、もう少しで、“狐”を犯せる…！！

おかめ「…ここが、寝室ね。」

がちゃりと寝室のドアを開け、黒狐を招き入れる。脳天気に寝室に入っていった黒狐と一緒に寝室へ入り、そっと鍵を閉める。

こっそりと黒狐の背後に近寄って、黒狐の手首を掴み、勢いのまま黒狐をベッドに縫い付ける。

黒狐「え、えっ、これはいったい…？？！」

おかめ「…俺さぁ、前からきっつんのこと好きだったんだよね…。でもさぁ本物にこんなことしたら嫌われちゃうからさ。もういっそ、おまえでいいなって。」

黒狐「えっ、は、そんな！」

さっきまで普通だった黒狐の顔がみるみるうちに困惑へ、恐怖へと変わっていく。これから自分の身に何が起こるのか全く読めない、その表情すら興奮させるスパイスにしかならない。

おかめ「顔もそっくりなの最高じゃん…♡めっちゃ興奮する…♡」

我慢がならなくて、黒狐の唇へ自分の唇を近づけていく。

黒狐「やだっ、やめてっ！」

おかめ「うるさいなぁ、」

黒狐の口を塞ぐように自分の唇を押し付ける。そのまま舌を黒狐の口内へねじ込み、黒狐を味わうようにねっとりと舐めまわす。

黒狐「んｯふぅ”ん♡♡♡♡ちゅ、んむ、♡♡」

そのまま舌を絡ませて自分の唾液と黒狐の唾液が絡まり合った甘い蜜をちゅるりと音を立てて飲み干す。そうしてゆっくりと唇を離すと銀色の糸を引いてはぷつりと途切れた。

黒狐「…っはーｯ♡♡おかめさん…♡♡」

荒い息をし、赤らめた頬。快感に染まった身体の体温。自身の股間のほうを見やると、興奮は目に見えて一目瞭然だった。

おかめ「…俺さ、きっつんにフェラしてもらうの夢なんだよね。だからさ、黒きっつん。代わりにフェラして♡♡」

黒狐の口元に自身の脈立つ陰茎を寄せる。

黒狐「や、やだぁ……っ！！！こんな下品な事……！」

待ってましたと言わんばかりに興奮している自分がいる。反抗して泣き始める黒狐の頭を無理やり掴む。

おかめ「…拒否権はありません♡」

そうして、黒狐の口内へと怒張したそれをずんっと打ち付ける。

吐き出そうとする黒狐に、ちゃんと舐めて？といい舌を絡めるよう催促をする。そうすると黒狐はたどたどしい動きを見せるが、次第に快楽に染めた表情に変わっていた。それをみて、自身の加虐心が強くなるのを感じる。黒狐ののど奥へ亀頭の部分を強く擦り付け始める。ぐぽぐぽという音が成り響くなか腰を前へ前へ突き動かす。

おかめ「きっつんの、のどまんこ気持ちいいね♡♡」

黒狐「む、ぉ”ふッ、んお゙っ…」

ぴゅるるるる、と喉の奥で出した精子をぐちゅぐちゅと黒狐の口内へ擦り付けながら白濁液を放り込む。んくんくと喉が動き自分の精子が嚥下されるのがわかると堪らなくなり、また黒狐の口内へ杭打ちするかの如く叩きつけ始める。

おかめ「出してあげるからしっかり飲んでね♡♡」

黒狐「っごぷッ……♡♡♡んお、ちゅむ”♡♡♡」

黒狐の口内へ白濁液を放出し終わると、ずるりと陰茎を引き抜く。

黒狐はげほげほと咳き込み始めた。その姿を見てまた自分のそれが熱を持つのを感じたが、まだだ、と自分に言い聞かせる。黒狐の口からどろりとした精子が垂れたその様を見て再度唇を這わせ、口元から舐めまわす。

すると耐えきれなくなったのか、じたばたと腕を動かし俺をどかそうとする黒狐だが、俺の方が身長が高いため、黒狐はなかなか逃げ出せないようだ。

おかめ「っあ、にっっが…。」

黒狐「……こ、このヘンタイッ……！」

と一言言い放つが、俺に結局汚い音を立てながらキスをされて感じまくっているので台無しである。

おかめ「黒きっつんも、もうこんなじゃんか。」

黒狐の股間を膝でぐりぐりと刺激する。すると、黒狐は腰を浮かせる。

黒狐「……っあ、♡や、やらぁ……♡♡」

とろんした甘い声を出す。その声を聞くだけで興奮が止まらない。そのまま膝で自身の陰茎をぐりぐりと刺激し続けながら、キスをしながら黒狐のズボンを脱がす。

黒狐「ん、っふぅ”♡♡あ、や、やらぁ……ッ♡♡」

おかめ「嫌じゃないでしょ、こんなに感じてるくせに♡」

びくびくと脈打つ黒狐の陰茎に手を添える。そのまま根本まで手を伸ばすと、その熱量に自分でも驚いた。すでに濡れそぼってはいるが、黒狐のそれをするりと撫で上げるように触るだけでとぽとぽと欲を溢す陰茎を少し強めに上下に手を動かす。すると腰ががくがくと揺れて勢いのついた先走りが溢れでる。

おかめ「黒きっつん可愛いね、ここおっきくなってるの分かる？先走りで俺の手びしょびしょなんだけど。ほら」

そう言ってぐちゅりとわざと音を立てながら握るその手を動かす。

すると黒狐は俺の鎖骨あたりに顔を埋めるように悶え始めた。陰茎から溢れでる欲の出る量も増すばかりで、その欲を潤滑油としてさらに激しく手を動かすと、黒狐は腰を浮かせて、身体をびくりと跳ねさせる。

黒狐「ん”や、ッん♡♡あぁ”、！！！だめ、出ちゃ……」

とぴゅるっ♡ぴゅるっ♡と短い感覚で飛び出す欲は、黒狐の陰茎にまとわりつき、その白濁液は陰茎を伝って俺の服を汚す。

おかめ「あーあ、黒きっつんのせいで服が汚れちゃった。」

黒狐「ご、ごめんなさ……い……っ」

おかめ「じゃあお仕置きしよっか？」

そう言うと、黒狐をもう一度ベッドへ寝かせる。くたりと倒れるその顔は涙がでて快楽で歪ませつつも俺を熱のある目線で見つめ返してきた。黒狐のアナルに挿入するべくゆびをいっぽん奥へと進ませる。

黒狐「お”ふ、っ♡ひ、」

おかめ「どう？初めてのお尻の感覚は。」

黒狐「っふ、……わ、かんな……っい……♡」

苦しそうにあえぎつつももっと快楽に浸りたい。なんて顔をして求めてくる黒狐にまた自身が熱くなるのを感じつつ、指を上下に動かす。

黒狐「ん”、おぁ”っ♡あ、とめて、♡そこっ、やらぁ”……♡♡」

おかめ「ここ、いわゆる前立腺ってやつ。気持ちいいでしょ。」

黒狐「き、もちい”……ッ♡♡ん”ぉ”♡♡やば、ぃ”っ♡♡」

指を2本に増やしてバラバラと動かすと黒狐は腰を浮かせながら快楽に悶え始めるが、俺はさらに追い打ちをかけるように3本目の指を挿れる。

そして、その3本の指でしこりを擦る。すると黒狐はぶるりと身体を震わせぴゅ、ぴゅるっと音たてて何度か液をだしながら息をあげ始める。

おかめ「えーもう何回目？黒きっつんはエッチだねえ。」

黒狐「ひ、ちが……っ♡はァ”ッ♡♡♡きもち、き”もぢいいぃ♡♡」

熱のある快楽に溺れた表情。ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てて、黒狐の肉壁が指を包み込む。

黒狐「は、ぅ”♡♡♡おかめしゃ、きもちぃ♡出ちゃ……出ちゃうよぉ……ッ♡♡」

と無意識に腰を突き上げ喘ぎ始め、びゅるっと白濁液をシーツに落とした。

さて、これからが本番。

俺が挿入れる予定のモノを入れたらお腹ぱんぱんになっちゃうだろうなぁ♡♡

おかめ「はー、むりっ、……♡」

自らの陰茎を数回擦り付けるとひくひくと小刻みに欲のままに動く黒狐のアナルへずんとすべてを貫くように当てる。

黒狐の腰を掴むと一気に奥へ向かって自分の身体を沈ませる。その瞬間にぐぽっという空気が押し出されたような音が鳴り、黒狐は声にならない悲鳴をあげた。

黒狐「お”ッ……！？♡♡♡ん”ぉ”、あ”ぁ”……ッ！♡♡♡っ、！らめぇ……っ、や、やぁっ、こぁれ”……るぅ”♡♡ごわれぢゃゔ！！！♡♡♡♡♡」

おかめ「かわいい声出してるけどどうしたのかなぁー？」

黒狐「あ“ゥ“ッ♡♡♡ふ、ふといぃ、やだっ♡はっ……ぐぁっ♡」

がくんと身体をのけ反らせ震える姿にぞくりと背筋に走る快感。そのまま黒狐の骨盤を掴み、性器を擦り付けるように揺らす。

黒狐「ひぁ”っ♡や、やら、あたまっ、おかしくなる……ッ♡♡んぉ”、お”っ♡」

おかめ「っはぁ、黒狐の中、きっつ……♡」

黒狐「はァ”っ♡♡♡ん、ん”ぅ”っ！♡♡あ、あっ♡おかめしゃ、♡きもちい”……っ♡♡」

おかめ「あ”ー、まじで気持ちいい…♡本当のきっつんもこんだけ締めてくんのかなぁ…♡」

ぐぽっぐぽっと絡みつくような中を擦って快楽に馳せる。

目の前にいる愛おしい相手の分身を組み敷きながら中を愉しむ事の出来るこの優越感と言ったら何ものにも代えがたい。

黒狐「んお”っ♡そご、いじめないで……ッ♡♡きもちぃとこぉ……ッ♡♡」

おかめ「ここいっぱいいじめてほしいの？♡♡」

パンｯぱちゅんっ♡♡と黒狐の奥を目がけて陰茎に腰を強く打ちつけ、片手を腹に付着させながらぐいぐいと結合部分から腹に向かって圧をかけるようにすると黒狐は深い快楽に溺れ始めはじめた。

黒狐「あ”、ゔ……♡♡ら”めら”ってッ♡♡♡」

黒狐は真っ赤になりながらも逃げだそうと俺の腰を浮かして逃げようとするが、もうそれすら本能のままに行くことが出来ないようで無様にカクカクと腰だけを振っていた。

おかめ「何逃げようとしてんの？♡♡」

そう言って暴れようとする黒狐に思い切り体重をかけ覆いかぶさる。

するとごちゅんっと音を立てて俺の陰茎が奥を貫く感触がして堪らなく気持ちが良い。

黒狐「ぉ“、あ”♡♡あっ！ひィ“っ♡♡♡ぐぅ”～～～ｯｯｯ♡♡♡♡」

びゅるるると黒狐の陰茎からはもはや精液とは言えないであろうドロドロした透明度の高い液体を放出していた。

おかめ「いっぱいだしたから透明になってきたね♡♡次あたり中イキか潮吹きできるかなぁ…♡」

黒狐「はァ”っ、♡は、あ“っ……♡♡ん”ぅ”ッ♡」

おかめ「……あれ、トんじゃった？♡」

仕方ないなぁ。軽い動き一つ、ずんともう一度奥までちんぽで抉るように刺激する。びくびくとまたもや身体を震わせ射精せずに絶頂を迎えたのか、ぴくぴくとちんこを揺らしながら俺を見上げてくる。

黒狐「かひゅっ♡♡♡ま”っ、ごめなさ……ッ♡おかめしゃ、も、むりぃ……ッ♡」

おかめ「無理じゃないって♡まだ俺いってないもん♡」

黒狐「あ“ぅ”……ッ♡♡も、むりぃ”……ッ♡やら、やらぁ……っ！！！また、出ちゃ……ッあ“あぁ”っ♡♡」

黒狐はもう出すものも、もうないのにプシップシッと厭らしく潮を吹きだしてしまう。口元から溢れる涎。涎をすくってまたキスをするようにぴちゃぴちゃと口内を犯すと俺の首元へ腕を伸ばす。

黒狐「おかめしゃ……っ、やらぁ……♡も、らめぇ……っ♡きもちいの、とまんなぃ”……ッ♡」

おかめ「……はー、可愛いね。黒きっつん……」

もう俺も限界が近く、ラストスパートをかけるように腰の動きを速める。黒狐の肉壁がきゅうきゅうと締め付けてきて、俺の陰茎もそろそろ限界を迎えそうだ。

黒狐「あ”っ♡あっ♡やらぁっ、またおっきくしないれぇ……っ♡♡」

おかめ「そういう反応するからでしょ……！」

もう黒狐の肉壁で収まる気がしないくらいに黒狐を求めて中でひたすら抽挿を繰り返す。それに比例するように黒狐の声も大きく、そして甘ったるくなっていく。

黒狐「あ”ッ♡んお”っ♡ん”ぉ”っ！♡♡♡も、らめぇ”……ッ♡♡いぐ、いぐぅ……♡♡」

おかめ「ｯは、俺も…♡♡中出ししとくね、黒きっつん♡♡」

黒狐「あ”、あ”っ♡んお”っ♡いぐっ♡いぐいぐッ♡♡おかめしゃ、のせーしでいっちゃうぅ”ッ♡♡♡」

びゅくびゅくと黒狐の中に欲を吐き出すと、黒狐もそれに合わせるようにまた潮を吹く。黒狐の肉壁がきゅうきゅうと締め付けてきて、俺の陰茎から精液を搾り取ろうとしている。その刺激で俺は黒狐の最奥に欲を吐き終えた後、ずるっと陰茎を引き抜いた。

黒狐「はぁー……っ♡はぁー……ッ♡あ”、ぅ”♡」

身体の奥まで犯され、茫然とする黒狐を見つめる。視線に気づいたのか俺に熱い視線を向けてくるものだから堪らなくなりその薄い唇をふさぎ深いキスをした。

黒狐「はむ、……♡んぅ”っ……♡♡♡んちゅ、ぷぁ……っ♡」

俺は、愛しい人の分身とセックスができて、幸福感でいっぱいだ。

おかめ「はーｯ♡…これからよろしくね黒きっつん♡♡」

もう一度、黒きっつんの唇に自身の唇を重ねた。

______

朝起きると、黒狐が自身の腕の中で寝ている。その寝顔が可愛くて、俺は思わず笑みが零れる。

おかめ「黒きっつん、おはよう」

額にキスを落とし、ゆったりとした時間を過ごす。黒狐は、ん。と眠たそうに唸り声をあげ、目を開けた。

黒狐「おはよおございます…。」

眠そうな目を擦りながらふわりと柔らかな笑みを見せると、俺に気づいて段々その頬を赤く染め始めた。

おかめ「どしたのー？」

黒狐「…えと、」

黒狐はこそっと俺の耳元に寄って、小声で話しかけてくる。

黒狐「…今日も、えっちしたいです…。」

おかめ「……だめって言ったら？」

黒狐「もう挿れちゃだめって言います……。」

顔を紅潮させながらしょんぼりとする黒狐は可愛かった。

あの日から数週間後、毎日犯し続けていたら、すっかりおとなしくなった黒狐。今じゃこうやって自分からも求めてくる。

するりと手を黒狐の頬に滑らせる。

おかめ「今からする？♡♡」

黒狐は目を丸くして、焦りだした。可愛い。

黒狐「い、今じゃなくていいです…！」

そんなやりとりをしてはみるが、言葉に全く拒絶もなく嬉しいという気持ちが芽生える。可愛いすぎて仕方ないなと思い、笑いつつ俺は黒狐をぐっと抱きしめた。

黒狐「へ？どうしかしました……？」

おかめ「……ぎゅーってしたくなっただけ♡♡」

俺をみつめながらあたふたする黒狐にまた一つキスを落とした。

黒狐は少し恥ずかしがっていたけれど、キスを返してくれた。今までも大好きだったが、更なる進展を遂げたこの今の感情を好きという言葉だけで表して良いものか。

今感じている嬉しさは今までの比ではなかった。

もう狐の身は俺の好きなように出来るからだ。なんて心の隅でくつりと笑ってしまう。本当は何でも出来て、凛としたところが好きだったけど、主導権だけは渡さない。俺の下でいっぱい鳴いてて欲しい。

今日は一日、黒狐と何をして過ごそうか。

俺は黒狐を抱きしめて、その体温を肌で感じ取ったのだった。

黒狐「おかめさん…。」

とても満足げな顔をして抱きしめられる黒狐がとても愛おしい。

おかめ「朝ご飯食べよっか。」

黒狐「……はい。」

のそりとベッドから起き上がり、リビングへと黒狐の手を引いた。

_____

時間はたち、夕方頃。今日一日、黒狐と映画をみていた。どの映画も黒狐がいるだけで楽しくって、いつの間にかこんな時間になっていた。

黒狐「お夕飯は私が作ります。」

おかめ「え、いいの～？」

黒狐「はい。まかせてください！」

上機嫌そうに足取りを弾ませながらキッチンへ向かう黒狐の背中を、俺は見ていた。

手際よく包丁で野菜や魚を切っていく姿を眺めながら、それに近寄っていく。

ぎゅっと後ろから、黒狐の腰回りへ手を回す。

おかめ「まじで奥さんじゃん～！」

黒狐「危ないので、あまりこないでください。」

すごいはっきりいわれてびっくり。

慌てて黒狐の腰回りから手を放す。すこししょんぼりしていると、料理中の黒狐が口を開く。

黒狐「…ご飯食べたらシてあげますから…。ね？」

口元に人差し指を寄せつつ俺に告げたあと、困ったような顔でへらりとわらう。黒狐がそばに寄って俺に触れ合うだけのキスを残してキッチンへ戻って行く。その熱を一身に感じた。

_____

しばらくすると、黒狐が食卓へ料理を出す。

おかめ「ちょーおいしそ～。」

黒狐「冷めちゃうので早くたべましょう。」

お互いに膝を突き合わせて席に座ると、2人で「いただきます！」と言ってご飯を食べ始める。黒狐の手料理はどれもこれも美味しくって、俺はどんどん食べ進めていく。そんな俺の様子を、嬉しそうに黒狐が見ていた。

黒狐「美味しいですか？」

おかめ「うん！超おいしい！」

そう答えると、またへらりと笑う。その笑顔が可愛くて俺は黒狐の頬にちゅっとキスを落とした。

おかめ「へへ、可愛いなぁ～。」

そう告げると黒狐は顔を赤くし、少し怒ったように俺に言った。

黒狐「……お行儀が悪いです。」

おかめ「ごめんごめん。でも、黒きっつんのほっぺがおいしそうでさ～。ついね？」

そう返すと、また頬を膨らませてむくれる。可愛い。ほんと、この子どうしてこんな可愛いんだろ？

そう思うと胸の奥がぞわぞわした感覚に包まれた。

俺はにこりと口角をあげて笑う。すると黒狐は、俺の顔をまじまじと見つめた後に、ふふんと笑みを作ったのだ。

____

食事を終わらせ、ソファーでゆったりしていると、黒狐が隣に座ってくれる。

そのまま黒狐の腕をつかんで、こっちに引き寄せる。

おかめ「膝の上、座って。」

そのまま見つめてそう告げると、黒狐は恥ずかしがりながらも顔を真っ赤にしながら返事をしてくれる。

黒狐「う……おじゃまします。」

おかめ「恥ずかしがらなくていいのに～！」

そのまま自身の膝の上に黒狐を座らせると黒狐は顔を真っ赤にしながら俺を見た。

おかめ「顔真っ赤だよ？」

そう伝えると、黒狐はまた顔を赤くした。

黒狐「だ、だって……恥ずかしいです……。」

おかめ「なんで？可愛いよ？」

黒狐「……可愛くないです。」

おかめ「可愛いってば～。」

そう伝えつつ、俺は黒狐の唇に自身の唇を触れさせた。重ねるだけの軽いキス。

その後でちゅっと音を立てて吸い付く。ゆっくりと唇を離すと、蕩けた表情をする黒狐がたまらなくってそのまま舌を入れて深いキスをする。舌をねじりこませて、くちゅくちゅと音を立てて黒狐の口内を犯す。黒狐は、俺の首に腕を回すと、もっと深くまで舌を入れてきた。その行為が嬉しくて、俺は黒狐を抱きしめる力を強める。

おかめ「ん、……えっちな顔。」

唇を離し黒狐を見て笑いながら伝えると、恥ずかしがった表情で返された。

黒狐「おかめさんがえっちなことするから…。」

そう言いながらふふと笑う黒狐の顔は官能的でどこかあどけなかった。そんな黒狐の頬にキスを落とし、俺はまた黒狐の唇に吸い付いた。そのままゆっくりと黒狐の身体をソファーに押し倒すと、キスをしながら黒狐の服の中へ手を入れる。

黒狐「んっ……ふ、ぁ……♡」

もぞりと身体を捩らせる黒狐。着用していた黒いシャツをまくり上げると、赤い突起がぷくりと立っている。俺はそれを指の腹で撫でてみたりつまんでみる。ぴくぴくとその突起は反応し、嬉しそうに主張をする。俺は楽しそうに笑った。

おかめ「黒きっつんって本当淫乱だよね…♡恥ずかしいって言っときながら乳首たってんじゃん♡♡」

指できゅっきゅとつまみあげるようにして触ると、可愛い嬌声をあげてふるふると首を振った。

黒狐「やっ……ん♡び、びんかんになってるだけです……。」

おかめ「ふうん。こんなに身体は正直なのに？」

そう伝えつつ、黒狐の下半身へ手を這わせる。ズボン越しに陰茎を触ってみると、もう既にそこは熱を持ち、硬くなっていた。

黒狐「……っ♡」

おかめ「あれ、もう勃ってんの？えっちだね。」

そのままズボンとパンツをずり下ろすと、ぷるんと黒狐の可愛いらしいそれが姿を現す。それを一撫でしてから優しく掴みあげると上下に滑らせていく。黒狐の陰茎からじわりと先の穴から出てきていた汁を手に纏わせながらねっとりとそれを指で操った。

黒狐「んんッ♡ひ、んぅ……ッ♡♡」

くちゅくちゅと濡れた陰茎の音が聞こえる。小さく濡れた声で喘いでいた黒狐から一際高い声が漏れだした。

おかめ「こんな風にしこしこされるの好き？」

耳元でそう問いかけて耳に吐息を吹きかけると黒狐は再度ぴくりと身体を跳ねさせる。その間も黒狐のそれを扱き続ける。

黒狐「……っ♡あ、ぅ……っ♡」

おかめ「ちゃんと答えてよ～。」

黒狐「んッ、ぁ、……っ♡すき、です……っ♡♡」

おかめ「そっかそっか。じゃあいっぱい気持ちよくなろうね♡」

耳朶に軽くキスを落としてから、また黒狐のそれを扱き始める。

黒狐「ひぁ……ッ♡あ、あぅ……っ♡んん、んッ♡♡」

おかめ「気持ちいい？♡」

耳元でそう囁くと、黒狐はこくこくと頷いた。その目は蕩けていて、とても可愛い。俺は黒狐に深いキスを送りながら、陰茎を扱く手を速めた。すると、びくびくと身体を痙攣させて黒狐が達する。先端からは精子が溢れていた。

黒狐「はーっ♡はーっ♡♡」

大きく肩で息をしている黒狐。俺はそんな黒狐にまた深いキスを送った。唇を離して、にこりと笑う。そしてそのまま、黒狐の陰茎の精子を自身の手に塗りたくった。

黒狐「……へ？」

おかめ「そろそろ準備しよっか♡」

そのまま、黒狐の尻穴に指を添える。

黒狐「ひっ♡♡おしり……っ！？」

おかめ「そうそう。こうしないと気持ちよくなれないからねえ、がんばろ？♡♡」

言葉にならない声を発して身体を引きはがそうとする黒狐に言う。きゅうっと可愛らしい声を出して必死に腰をくねらせるその行動はどう見たって煽っているようにしか見えないんだけど……。ほんと可愛いなあと思いながら自分の中指を黒狐のそこへずぷずぷと入れていく。

黒狐「んぉ゛ッ♡♡♡」

おかめ「あれ、ここ感じやすい？♡」

内側の肉壁をこすこすと撫でるように擦ると、黒狐は女の子のように足をビクビク震わせていた。それににこにこしながら中を広げようと指を上下に擦る。するときゅうっ♡と嬉しそうに尻穴が指を締め付ける。そんな様子にまた笑みがこぼれた。

おかめ「黒きっつんのおしり、俺の指美味しそうに食べてるよ～♡♡」

黒狐「……ッ♡♡や、ぁ……っ♡♡」

黒狐は涙を流しながらあえいでいた。だけどその表情にはどこか嬉しげでもあって、それがまた俺に腰をゾクゾクと刺激する。俺は指をもう一本増やすと、それをずぷりと挿入した。

そして、そのままぐにぐにとその中を広げるように動かすと、黒狐がまた嬌声をあげた。その声が可愛くて、俺は思わず舌なめずりをした。

おかめ「黒きっつんのきもちーとこ何処だろうなぁ～？♡♡」

くちゅくちゅと肉壁を擦る音を立てて問いかけると、黒狐は指を咥え込みながらいやいやと首を振った。

黒狐「ん゛ッ♡そこ、ぁっ、あっ！♡♡そご、おしゃえられるのしゅきっ♡♡」

奥のほうにあるしこりの部分を撫ぜた瞬間、ビクビクと身体を震わせた。俺はにんまりと笑うと、そこを集中的に攻め立てる。

黒狐「んぉッ！？♡♡あ、あ゛ッ♡♡～～ッ！！♡♡♡♡」

ビクビクと痙攣してだらしなく開いた口から嬌声を上げた黒狐は、びゅるるるとあっけなく尻穴だけで達した。強い締めつけで指が痛いほどだった。

黒狐「はぁっ……♡はっ……、んぅ……♡」

まだ息の荒い黒狐を見てにやりと微笑み、俺は入れてるほうの指をくいっと曲げた。すると黒狐はまた身体を跳ねさせる。

黒狐「んぉッ！？♡♡あ、あ゛ッ！♡♡♡や゛らぁッ！♡♡おかめひゃ、ん゛ッ！♡も、もぉ゛い、からぁ！♡♡♡」

おかめ「ん～？なにがいいの？」

黒狐「も、もぉ゛いぎたくないぃ……っ！！♡♡おねがっ、しますぅ……♡♡♡」

涙をこぼしながら許しを請う黒狐を微笑ましく見つめると、俺はまた指を動かした。

黒狐「んぉ゛ッ！？♡♡お゛っ！♡も、や゛ぁッ！！♡♡」

びくんと身体を反応させて涙を零す黒狐に意地悪のつもりで尋ねかけた。

おかめ「どしたの？よくない？」

黒狐「んっ……！あ゛ッ♡♡♡こん、こんな……ッ♡しんじゃうぅぅ……♡♡♡」

許してと言うようにまた首を横にふり始めた。よっぽど気持ちいいのか、もう呂律も回っていない。

俺は黒狐の耳元に顔を近づけて、囁く。

おかめ「……黒狐はさ、俺にこうされるためにわざとえっちな顔してんるんでしょ？」

黒狐「しょ、しょんな、ことしてないぃ……っ♡♡♡」

涙目でとろとろに溶けた表情が可愛いくて可愛くて堪らなくって俺は強くぐりっと前立腺を擦った。

黒狐「んお゛ぉッッ！！♡♡♡♡～～ッ！♡♡♡またいぐっ……！！♡♡♡」

また絶頂まで追い詰められた黒狐を見て、ゾクゾクと自身の加虐心が疼くのを感じた。

おかめ「あ”ー、もうだめだ。ゴム無しでシていい？」

黒狐「ナマ…？」

おかめ「そうそう、ナマでシよ。」

黒狐は少し困惑していたものの、少しだけこくりとうなづいてくれた。俺は黒狐の尻穴から指を引き抜くと、そこは閉じるのを忘れたみたいにひくひくと動き続けていた。

そして俺は乱雑にパンツごとズボンを脱ぎ、自身の陰茎を露わにした。それはぎちぎちに膨れていて、痛みを感じるほどであった。俺のそれをじっと見つめていた黒狐が愛らしい。

黒狐「おかめさんの……おっきぃ……。」

おかめ「そう？黒狐がえっちだからこんなになっちゃった。」

そう伝えると黒狐は顔を真っ赤にした。そんな様子が可愛くて俺は思わず笑みをこぼしてしまう。そしてまた俺の陰茎に手が添えられる。優しく手で触れる黒狐の表情は色っぽい顔をしているのがさらにエロく感じた。その言動は俺を興奮させる材料には十分すぎる。俺は自身の陰茎の亀頭を黒狐の尻穴にあてがった。そしてゆっくりと挿入していくと、キツそうに黒狐は顔を歪めた。

黒狐「あ゛……ッ！♡♡おっき、ぃ……っ♡♡」

おかめ「ん……、何回もやってるんだし、もうちょっと力抜いていいよ？」

そう伝えると、黒狐は眉間に少し皺を寄せてゆっくりと息を吐く。異物を押し退けるようにぐいぐいと動き続ける秘部に唇を噛みながら耐えた。

しばらくしてすっかり俺に絡みついてきた腸壁。ずぷずぷと音を立てて行われる腰の動き。動かす度にキツく締めつけられるから中々快感を得られない。歯を食いしばって肉壁を抉るように腰を動かしていくと、黒狐はまた嬌声をあげた。

黒狐「あ゛っお”ｯ、ひぎゅ”ｯ♡♡おく”おくはだめ”ｯ♡♡♡♡」

おかめ「やば……ッ♡絡みついてくる……。」

そう言うと、さっきより奥を突くのに余裕ができた。無理矢理引きずりだすような動きでストロークを与えると、一際甲高い悲鳴が上がる。それが可愛くてもっと虐めたくて堪らない気持ちになってしまい、ごりゅっと先端で腸壁全体をえぐり擦る。

黒狐「お゛ッッ！？！♡♡♡～～ッ！！♡♡♡♡」

パンｯぱちゅんっどちゅ♡♡と激しい動きでその動きを繰り返す。涙をぼろぼろ零して懇願してもそれに答えることなく激しく尻を振った。

黒狐「んお゛ッ！？♡♡♡♡しょこや゛ぁッ！♡♡♡ごちゅごちゅしない”れぇ……ッ！♡♡♡」

おかめ「なんで？」

黒狐「～～ッ♡♡♡♡らって、むりぃ……！♡♡♡頭おがしぐな゛る”ぅ……ッ♡♡」

頭がおかしくなるくらいめちゃくちゃにしてやりたいという欲望と、優しくしてあげたいという感情が入り交じる。でももうそんな理性は飛んでいて、俺はただ黒狐を気持ちよくさせたい一心だった。そしてまたごちゅん♡と奥を抉ると黒狐はまた達したようで、身体を大きく跳ねさせた。

黒狐「あ”ぁ～～～ッ！♡♡♡♡♡イグッ！！♡♡♡♡またい”っちゃう”ッ！♡♡♡お゛ッ♡とま”んな”ぃッ！！♡♡♡♡」

おかめ「はー…ッ♡締まる……っ♡♡」

ピストンの度に腹部がきゅんっきゅんっと反応して秘部も刺激し、俺の方もイきそうになった。イキそうになる感覚にゾクゾクと背筋が震える。激しい出し入れに潮を吹き上げガクガクと震えながら快楽を受け続ける黒狐の様子を見て、一ついたずらを思いつく。

一度ピストンを止め、困惑する黒狐を横目に、机の上に乱雑に置かれたスマホを持つ。

黒狐「ぇ…？♡」

そのまま見慣れたラインを開き、狐の文字を見つけ、電話をかける。

狐『もしもし、おかめさん？どうされました？』

おかめ「あ、やっほー、きっつん。」

電話越しに、本物の狐がでたことを確認すると、未だ状況が飲み込めない黒狐に陰茎を押し込み、ピストンを再開させる。

黒狐「ん゛～～～～ｯ！？？！♡♡♡♡」

慌てて腕で口を押さえる黒狐。俺はにっこりと笑って、電話越しに狐に話しかけた。

おかめ「やほやほ～。今大丈夫？」

黒狐「ん”ッ♡ん”ぅ……ッ！♡♡」

狐『……はい、大丈夫ですよ。どうかしましたか？』

黒狐「～～ッッ！？？！♡♡♡んぉ”……っ♡♡」

おかめ「いや、ちょっと次回の振り付けの確認したくって。」

黒狐の腰を強く掴み、ごちゅんっと奥に陰茎をねじ込むと黒狐が押し殺した悲鳴を上げる。

口パクで早く電話切って、なんていってきているけれど、それは完全に無視をする。黒狐は恨めしそうに俺を見ているけど、生憎やめてやる気は無い。

狐『最初は全員で踊って、その後すぐ、私たちの出番が始まりますよ。』

おかめ「お～、あんがと～！まじ助かるよ！」

黒狐「ん”ぉッ♡♡♡～～ッッ！♡はっ、ひっ！♡♡ん”ん～ッ！！♡♡♡」

ピストンを早めると黒狐はまるで玩具のようにただ俺の陰茎が動く度に震えた。肉壁をぐにゅっと引っ掛けるように何度も何度も抽挿を繰り返せば黒狐はイヤイヤと首を振る。

黒狐「ん”ぉ……っ！♡♡♡お゛ッ♡♡～～ッッ！♡♡」

もうそろそろ黒狐がイキそうになってるのをみて、電話越しの狐に話しかける。

おかめ「あ、そうだきっつん。黒狐とはなす？」

黒狐は絶望した顔になっているが、それすら愛らしい。

狐『ああ…じゃあ少しだけ。』

そういうと、俺は黒狐にスマホを渡す。

おかめ「きっつんと話しなよ。」

黒狐「ぇっ……ッ♡ふ、ぅ……ッ！♡♡♡」

スマホを受け取った黒狐が困惑していると、狐は電話越しに話しかけてきた。

狐『黒狐さん、おかめさんに迷惑をかけてませんか？』

黒狐「あ、♡♡あぅ、かけてない”ｯ♡♡かけてないれすｯ♡♡♡♡」

黒狐が狐と話し始めたタイミングを見計らって、どちゅんっ♡♡と思い切り黒狐の結腸につっこむ。

黒狐「ん゛ッッ！！♡♡♡♡～っ♡♡♡」

がくがくと震え絶頂に達する黒狐は慌てて腕で声を押し殺したようで、びゅるっと白濁を吐き出す。

しかし、狐は何か異変に感じるようで、困惑したような声が電話越しに聞こえる。

狐『…黒狐さんどうされました…？息づかい荒いですけど、熱とかですか…？』

狐の言葉にピク♡っと黒狐の肩が揺れる。そして快楽に耐えるように力を込める黒狐。それに対しまた深く挿入すると、涙がぽろぽろと零れた。

黒狐「ん”ッ♡♡～～っ！♡♡♡だ、大丈夫……っ♡♡」

おかめ「……きっつん。黒狐のやつ、なんか熱あるみたいだから、看病するから切るねー。」

俺は電話越しにそう伝えると、狐は心配そうな声で答えた。

狐『……え？そうなんですか？お大事に…！』

そういうと、スマホからツーツーと音が鳴る。

黒狐「ふーｯ♡♡ふーｯ♡♡へんたい”…！♡♡」

やっと声が出せると文句を吐き捨てる黒狐に俺はまたピストンを激しくした。

おかめ「ははっ♡きっつんに声聞かれて興奮してたでしょ？♡変態は黒狐の方じゃん♡」

黒狐「あ”ッ！♡♡んぉ゛ッ♡♡♡お”く”ッ！！♡♡♡ごちゅごちゅしないれぇ……ッッ！！♡♡♡♡」

ごちゅごちゅと結腸を何度も抉り、黒狐の陰茎を擦ると黒狐は涙を流しながら白い喉仏を見せた。それすらもがエロくて舌なめずりする。

そのまま喉仏に唇を近づける。まるで動物の捕食のような状況。口元をうっすらと笑み浮かべながらまた動きを再開させる。

黒狐「んぉ”ッ！♡♡♡あ”ッ♡あ”ぁ……ッ！♡♡」

ごちゅんっ♡と奥を突くと、黒狐は身体を仰け反らせた。

おかめ「あ”ー……♡♡黒狐のケツマンコ気持ちい……っ♡♡」

黒狐「んぉ゛ッ！？♡♡お”く”ッ！♡♡やば、い”……ッ！♡♡」

黒狐は身体を痙攣させながら、俺の陰茎から精液を絞りとるように肉壁が動く。その締め付けに思わず俺も射精しそうになる。それを耐えながらまた腰を動かし始めた。

黒狐「んぉ”ッ！♡♡あ”ッ♡お”く”ッ♡な、なんかくる”…ｯｯｯ♡♡」

黒狐は先ほどよりもガクッと身体を震わせると、そのままガクガクと揺れた。それにいち早く気がつく。

おかめ「黒きっつん、もしかして中イキした？♡♡」

黒狐「なかいき…♡♡♡♡？」

おかめ「っはー、かわいすぎ。」

そのまま黒狐の結腸の奥の方につっこみ、ぬぽぬぽと卑猥な音がする。そのたびに黒狐の脚がじたばた暴れた。

黒狐「～～ッッ！！♡♡♡♡んぉ”ッ♡♡～～～～～～ッッッ♡♡♡」

食いちぎられそうなくらいの締め付けに快感を得、ごぴゅっ♡びゅるるる♡♡とナカに思いきり射精する。びゅーっ♡♡びゅーっ♡♡と注がれる度に身体をビクつかせる黒狐が愛らしくて抱きしめて、深いキスをする。

黒狐「ん、ふぁ、♡♡ちゅむ、♡♡」

ずっと口に出さなかったせいか黒狐はいきなりキスをしてきたことに驚いてるようだったけど、すぐに口の力を抜かしてこっちに積極的に舌を絡めてくる。蕩けた顔もかわいいなぁなんて思いながら唾液を送ると、それをゴクリと飲み込む様子が淫靡で興奮した。

糸を垂らしながら唇を離すと、黒狐はすこし名残惜しそうにしている。

おかめ「…まさか黒きっつんこれで終わりだと思ってる？」

黒狐「…え？」

おかめ「二回戦、しよっか♡♡」

そのまま黒狐の後孔からずるりと陰茎を引き出す。穴からは俺が出した白濁液がとろりとあふれる様が情欲を煽る。

そして、黒狐と場所を入れ替え、騎乗位の体型にする。

おかめ「黒きっつん。自分で奥まで挿入れてごらん♡」

俺のいやらしい言葉責めに黒狐の秘部は反応するようにヒクつき、喜んだ。黒狐は頷き、顔を赤くしながらそのまま腰を沈ませた。黒狐のぐずぐずになった蜜壷もすんなりと陰茎を飲み込んむ。そしてそのままゆっくりと腰を上下させ始めた。

黒狐「あ”……ッ！♡♡んぉ”……っ♡」

ずぷずぷと音を立てて俺の陰茎を飲み込む黒狐の秘部はいやらしく蠢き、俺を誘っているようだった。

おかめ「あー”この体制めっちゃいいね。黒きっつんが俺のモノくわえ込んでるのがめっちゃよく見える♡♡」

黒狐「う”お、おかめさん…ｯｯｯ♡♡おかめさんもうごいてよぉ”♡♡♡♡」

おかめ「えー？黒狐の腰使いがヘタクソだから、俺が動いたらすぐイっちゃうでしょ。」

黒狐「ん”ッ！♡♡そ、そんなことないです……ッ！♡♡♡」

そういうと、黒狐は腰を振り始めた。しかしすぐに快感に負けてしまい、へこへこと情けなく腰を動かすだけになってしまう。

黒狐「あ”ぅ、ん”い、イキたぁい…♡♡おかめさんお願いします♡イキたいのぉ……♡♡」

おかめ「黒狐、もうちょっと頑張って腰振ってごらん♡♡」

そういうと黒狐は情けなさそうに眉を下げたあと、もう一度律動を再開する。黒狐の熟れた乳首も一緒にくにくにとこねくりまわしてやると甘い声を漏らす。その反応に満足した俺はさらにしつこく責め立てる。

黒狐「ぉ”ッ！♡♡しょこグリグリやだぁ……っ♡♡」

おかめ「そう言いながらも気持ちいいんじゃない？さっきからずーっとケツマンコ締め付けてんの、気づいてる？」

黒狐「ぁ”ー……ッッ♡はずかしいよお……♡♡」

羞恥心は残りつつも快楽には勝てないようで、黒狐は腰を振るスピードを早める。

黒狐「あ”ーッ♡♡あ”ーッッ！♡♡お”♡♡」

黒狐の限界が近いようで身体を大きくビクつかせながら涙を流す。

黒狐「…うぅ”…イけない…♡♡イけないです…♡♡♡♡」

おかめ「はぁ……仕方ないなぁ。」

黒狐「！？え、あ”ぁッッ！？！！♡♡♡」

呆れ口調でいうと、俺は一気に黒狐の腰を引き落とす。そして、その体勢のまま一気に前立腺目掛けて突き立てると、黒狐は呆気なく達する。

黒狐「～～ッッ！♡♡♡お”ッ♡♡ぁ”ッ♡♡」

おかめ「ほら、イケたじゃん♡偉いね～♡」

黒狐「あ、へぁ……♡♡気持ちぃ……ッッ♡♡」

ガクガクと身体を震わせる黒狐をみてクスッと笑い、耳元で囁いた。

おかめ「いっぱい後ろでイかせてあげるからね♡♡」

そして俺はそのままピストンを開始する。パンッ！♡パンッ！♡と皮膚がぶつかり合う音が激しく部屋中に響いた。あまりの快楽に逃げようとする黒狐の腰をしっかり掴んで激しく打ち付け、抽挿を繰り返した。

黒狐「あ”～ッッ！！！♡♡♡おかめさ、ッッ♡♡んぉ”ぉ”ッッ♡」

おかめ「んっ……すごい締めつけ……っ」

黒狐の肉壁がこれまで以上に蠢き、中が激しく痙攣した。それで俺も耐えられずすぐに射精感に襲われる。

おかめ「黒きっつん、ナカ出すね♡♡」

そのままぎゅうっと精を吐き出せばそれすらも感じてビクビクと身体を反応させる黒狐。

黒狐「ッぉ”ーッッ！♡♡♡あつ……っい、あついぃ……ッ♡♡♡」

痙攣する中に絡みつく内壁を、愉しむように動き始めると黒狐は掠れた声を上げる。その表情はとても愛しい恋人を見るような顔をしており、無意識のうちに名前を呼びそうになって自分自身に驚いた。

おかめ「はぁ……黒狐、愛してるよ。」

黒狐「……っ！♡あ、あぅ……♡♡」

耳元で囁くように言えば黒狐の後孔がきゅんっと締まった。そのまままた抽挿を始めると、黒狐のモノから白濁液がぴゅくっ♡ぴゅくっ♡と溢れ出す。

おかめ「黒きっつん、もしかして言葉責め弱いの？」

黒狐「～～……ッ！しょこ、いま押さないれぇ……♡♡」

ビクビクと震えながら口の端からよだれを垂らす黒狐の様子をみれば理性がとっくになくなっているのが分かって可愛い。俺はニヤリと笑うと、親指の腹側で乳首をこする。

おかめ「ん？ここ？」

黒狐「～～ッッ！♡♡ち、ちがうぅ……っ♡あ”ッ！♡♡お”ッ♡♡」

そのままピストンを早めれば黒狐の良すぎる蜜壷の中で俺の陰茎が圧迫されて快感を得る。もう既に限界が近いというのに俺の欲は止めどなく溢れてぐちゅぐちゅと嫌らしい音を立てる。

そのあまりの快楽に意識がトびそうになったのか、黒狐の身体がしなしなとしてきた。

その肩を掴んで、痛々しい程のキスマークや噛み跡をつけた時、俺の中でなにかが切れた気がした。

黒狐「あ”ッ！♡♡あ”ー……っ♡おかめさ、こわ……い、緩めてぇ……ッッ！♡♡♡」

おかめ「だいじょうぶ、絶対死なせはしないから。」

俺は一気に奥の結腸まで陰茎をねじ込む。そしてそのまま激しくピストンを繰り返すと黒狐は獣のように喘ぎ、俺の背中に爪を立てた。

その痛みすら心地よくて俺はさらに腰を振る速度を上げる。黒狐は白目を向いていて意識も飛びそうになっているが、それすらも可愛いと思ってしまう。

黒狐「あ”ー……ッッ！！♡♡はぁーっ♡♡はぁーッ♡♡」

おかめ「くっ……あっ……くろきっつん、一緒にいこう……っ！♡」

黒狐「はッ……♡あぁッ！♡あ、あ”ーッッ！！♡♡♡んぉ”ぉ”～～ッッ！！♡♡♡」

俺はそのまま黒狐の中に射精し、黒狐も同時に達して潮を吹いた。

そしてそのまま二人してベッドに倒れこむ。黒狐は意識を失ったようで、ぐったりとしている。

おかめ「さすがにヤリすぎたなぁ…。」

黒狐の孔からずるりと陰茎を引き抜くとごぽりと音を立てて欲が伝った。

その孔にまた指を突っ込み掻き出すようにすると黒狐は「んぉ”……ッ♡」と声を漏らした。

そのまま後処理を済ませ、黒狐の隣で寝転がる。

おかめ「おやすみ、黒狐」

______

作者から。

長編シリーズ「不可思議的ディザイア」の①です。

一応5万文字あるので、だいぶ長編になると思います。予定では、⑤まで行くと思います。

前回のやつの、あほえろって言ってたやつです。割と行為メインだと思います。

これあげ終わったら、ストーリーメインのやつも上げる予定なので見ていってくださいね。

ちなみにディザイアの意味は「熱望」「切望」「欲望」らしいですよ。

多分明日には②あげますので、よろしくお願いします！

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第12話 - 💜💙　不可思議的ディザイア①

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