『…そこの男………そこの男………貴方はこの私アイオライトの力が使える体に入る。そして今からお前が転生する世界は腐っている。お前がその世界を私の力を使い正しい方向に導かせろ。』蒼く輝く腕に手をひかれ俺は川の奥底にいた。
俺は、中谷 千代。ただの陰キャ高校生だ。俺は割といじめられていて車が来た瞬間そいつからが押して、引かれて死んだんだ。すると青い手が出てきて目覚めたら大きな深い川の中に沈んでいた。
「ぶくぶくぶく。息……出来ない………ぶくぶく…俺……泳げ……ない……」すると俺の背中から蒼い手の形の宝石が出てきた。
「ぶく……ぶく。ブハッ!ゴホ。し、死ぬかと思った。俺泳げないんだから。ゴホ。」背中から出た宝石の腕は俺を引き上げ、また俺の背中に戻った「てか、この宝石って……」俺はあの青い手の言っていたことを思い出した。
「アイツの能力か……アイオライト。そして俺はこの世界を正しい方向に導かせなければ……なんて無理〜。俺にそんなことできんわ!俺陰キャで人前に立てないし、前世の姿と変わらんし……て、あれ!!なんか目の色片方違くね。右は前世と同じ黒。左は……青色!!!アイツの仕業か……はぁ〜。これからどうすればいいんだろう。どうやってこの宝石の能力使えばいいかわからんし。はぁ〜……」俺はとにかく落ち込んだ。これからどうしたらいいのか。敵が出た時どう対処すればいいのか。ため息をつくにかなかった。すると突然背中から宝石がまた出て、俺を空に飛ばしてくれた。
「宝石って空飛べんだ。すごい〜……って怖!俺高いとこ無理。高所恐怖症なんよ!」すると背中から声が聞こえた。
「そんな無理無理言ってんじゃないよ!男でしょ!もっと勇気を出して!お前ならこの世界を変えられるぐらいの力を持ってんだから。」そう言われ俺が一番に考えたことは
「お前誰だよ。」そう言うと背中の宝石の羽からスっと可愛い精霊が出てきた。
「久しぶりだな中谷 千代。お前に力を与えた精霊アイオライトだ。お前一人で行かせようと思ったのに、一人でワーワー言ってるからイラついて出てきちゃったわ!」そうやや怒りながら言ってきた。そんなことを言われている俺は逆ギレをしてしまった。
「いや、だって突然ここに来させられて戦えって言っても無理だし。俺の前世を見てただろ。俺には無理なんだよ。」そう言うと、
「そんな無理無理しか言えないからいじめにもあって背中押されて車に轢かれたんじゃないの。少しぐらいはそういうの見直そうとかないの?」そう言われ俺は何も言い返せずとりあえず謝った。
「ごめん。ついカッとなって。」そう言うとアイオライトは
「こっちも……ごめんね。」そういい一旦喧嘩が収まった。そしてアイオライトがこの宝石の能力の使い方を教えてくれた。
「これは君が想像すればするほど宝石がその思ってるよいに動くんだ。」そう言われ俺は色々想像してみた。すると目の前には巨大なアイオライトの造像だった。
「はぁ!恥っず!何考えてんの!」そういいアイオライトは千代の頬を連続ビンタしボコボコにした。そして、フワ〜っと千代は倒れてしまった。
「ごめん……この………能力の使い方が……よくわかったよ…でももうちょっと…おやすみ……」千代の周りが真っ白になって千代は寝てしまった。
「ごめんねぇー。ビンタし過ぎた!というかお前か弱すぎかよ。も〜、まぁ、今日は寝な。朝た色々教えるよ。」
そう言いアイオライトは千代の背中から宝石をだし軽いテントを作ってアイオライトはその宝石の中へ帰って行った。
真夜中に酒屋の中で真っ赤なワインをなんでいる黒い上着を来た美形な男が座っていた。
「ア〜、来たな。今回は〜アイオライトか。早く欲し~な。早く俺のコレクションに入れたい。」
その黒い上着を着た男は手の中に色んな色の宝石を握り締め言った。そして後ろに十代ぐらいの少年が来た。
「おい。お前か。この依頼を貼ったのは。」
その少年は以来の紙をその男に見せた。
「ああ、そうだけど。やってくれるんか。」そう言うと少年は
「ああ、俺には金が必要なんだ……やるぞ。あっそうだ。俺の名前は零舞だ。」
「へ〜、レンね、じゃあ零舞ちゃん場所教えんねぇ~」そう言うと
「俺の名前に『ちゃん』は付けんな。クソが」
「マァマァ、そんな怒らんでぇー。」
「チッ、」
そう少年はいい、男はニヤリと笑いその依頼の場所を教えた。
「俺はこの男を殺しに行く。」そして少年はサッと消えていった。
「頑張ってねぇ〜……俺の為に……」
そういい男はワインを一気に飲み、後ろから少年をついて行った。
続く
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