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「いい加減諦めて大人しくしろ」
「いやっ! やだ! やめて!!」
逃げようともがく羽衣子の上に跨った高遠は彼女の両手首を掴み上げると片手で固定し、もう片方の手でトップスの裾を捲りあげた。
「やだ!! 助けて! 昴さん!!」
恐怖でどうにかなりそうな羽衣子は必死に叫びながら助けを求め、無意識に昴の名前を口にする。
当然、それを聞いた高遠が黙っているはずもなく、
「助けなんて来るわけねぇだろ? アイツは怪我してんだ。どうせ今頃ベッドの上で寝てるだろうよ。ほら、俺を見ろ。これからお前のことは俺が守ってやるから――」
強引に顎を持ち上げると、自分を見るように言った高遠は顔を近づけていき、
「いやっ! やめて――ッ」
嫌がる羽衣子の唇を自身の唇を重ねて強引に塞いでいく。
「――っん、……んんっ!」
そしてそのまま舌を入れられた羽衣子は必死に抵抗するも高遠には効いていないのか舌を絡め取られ、咥内を犯されていく。
「っん、……やっ、……はぁっ、んんっ」
瞳に涙を溜めた羽衣子はそれでも諦めることなく抵抗を続けていた、その時、部屋の外からパンパンッと乾いた音が数回聞こえて来た刹那、
「うわっ!?」
という想汰の声が聞こえるのと同時に強引にドアが開かれた。
「羽衣子!!」
その声と共に部屋へ入って来たのは昴で、手に拳銃を持ちながら部屋の奥に視線を移すと、
「――っんん、……」
騒ぎに動じることが無いばかりか昴が部屋へ入って来たにも関わらず、高遠は羽衣子の咥内を犯し続けていた。
その光景を目の当たりにした昴の怒りは頂点に達し、
「高遠、テメェ!!」
一目散に高遠へ掴み掛かろうとするも高遠は焦ることなく唇を離してスボンのポケットへ手を入れるとすぐにナイフを取り出し、その刃を羽衣子へ向けると、
「それ以上近付くな。近付けばこの女の心臓を一突きする」
鋭い視線で昴を睨みつけながら牽制した。
「くっ……」
羽衣子を人質にとられている以上動くことは出来ず、歯痒さを感じながらも睨み合いを続けていく。
「ひっく…………ッ」
昴が見ている前でキスをされ続けたことと刃を向けられている恐怖心から泣くことしか出来ない羽衣子は嗚咽を漏らす。
「おい想汰、いつまで寝てるつもりだ? さっさと起きて京極を取り抑えろ」
飛ばされて倒れている想汰へ指示を飛ばす高遠。
想汰は痛みに顔を歪ませつつも身体を起こすと、
「クソッ!」
そう悪態をつきながら昴へ向かって行き、羽衣子を危険に晒せず動けない昴に一発食らわせる。
「……ッ」
「そのまま拘束してその辺に転がしとけ」
「はい」
そして、言われた通り昴を後ろ手に拘束してその場へ突き倒すと、
「さてと、京極が見てる前でヤるとするか。おい想汰、妹の腕を抑えとけ」
「は、はい」
ナイフを閉まった高遠は再び羽衣子へ向き直ると、両腕を掴みながら想汰へ抑えるよう指示を出す。
「嫌……、やめて……っ」
「おい! いい加減にしろよ!!」
逃げられない羽衣子は弱々しく止めてと懇願する中、拘束されて動けない昴が怒鳴り声を上げる。
想汰は言われるがままに羽衣子の腕を掴み上げて彼女を見下ろすと、
「お兄ちゃん……お願いっ、助けて……っ!」
涙を流しながら助けを乞う妹の姿に一瞬だけ戸惑いを見せた。
「想汰、きちんと抑えとけって! おら、いい加減大人しくしろ! 殴られてぇのか!?」
「……っ!」
あまりにも騒ぐ羽衣子に苛立ちを覚えた高遠が怒鳴り声を上げると、羽衣子はそれ以上何も言えなくなって抵抗することを止めてしまう。
「そうだ、大人しくしてりゃ痛くしねぇから、な?」
「……ッ」
そして、高遠が羽衣子の身体に触れ始めた、次の瞬間――
「――ッう……」
顔を歪めて呻き声を漏らした高遠は動きを止め、
「……テメェ、……やりやがったな……」
そう口にしながら後ろを振り向くと、小型のナイフを手にした昴を睨みつけながら肩付近を抑えていく。
「羽衣子に汚ねぇ手で触れた罰だ。テメェこそそこで寝てろ!」
そして昴が高遠へ蹴りを入れると、そのまま床へ吹き飛ばされていき、昴を助けに現れた乙哉によって拘束される。
「高遠さん!!」
羽衣子の腕を離して高遠を助けようとする想汰に昴は、
「動くな。お前だけは、許さねぇ」
ナイフとは逆の手に持っていた拳銃の銃口を向けながら怒りを露わにした。
鷹槻れん

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鷹槻れん

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宇津Q
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コメント
1件
うわっ…!!第73話、めっちゃ緊迫してる…😭💦 高遠のクズっぷりがヤバすぎて読んでて本当に吐き気するレベルだけど、その分昴さんの逆転劇がカッコよすぎて痺れた…!! 羽衣子ちゃんが「昴さん!!」って叫ぶシーン、胸がギュッてなったよ…彼女の恐怖と必死さが伝わってきて泣きそうになった。 想汰が一瞬迷うところも兄弟関係が複雑で気になる…まさか兄妹であの展開になるとは思わなかったし、これからどうなるんだろう💦 昴さんの「お前だけは許さねぇ」の一言、重すぎて震えた!!次回も絶対読む!!