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海妹視点
マンションに向かって走った。これで助けられるかも!でも、ダズズの顔色がどんどん悪くなってる気がする。ほぼ真っ白なんだもん 。今は渡会さんの肩を借りて走ってるけど、かなりキツそうだなぁ。
hp「あれか!」
マンションが見えてきた時。
hb「ッで″ぇ!?」
2人が倒れた。渡会雲雀を四季凪が抑えて、風楽奏斗がセラダズに馬乗りしていた。私は何もされてない…!私が、なんとか…!
kn「ねぇセラ、何で逃げたの?」
hb「待て奏斗、それは…!」
ng「あなたには聞いてません。」
kn「答えて?…早く。」
そう言うと、ダズズの首を絞めた。絞めてたんだ。ダズズが、苦しそうにもがいて、暴れようとして、もっと、キツく絞めて。だから、助けなきゃって、思って。近付こうとしたんだ。でも、
hb「逃げろッ!」
って、言われて、
sr「に″げて、…よつ″ッハ、さん″…!」
って、言われて、言われちゃって。逃げようとしたんだ。走ろうとしたんだ。そしたら、足、撃たれて、痛くって、這いずりながら、言ったんだ。
hp「、助けて… 」
kn「ッ!?」 天ヶ瀬視点
風楽奏斗に向かって撃った弾は、右腰に当たった。続けて2発撃つ。1つは右耳、1つは左肩。反撃される前に銃把の下部分を首元に叩きつける。なんだ、簡単に気絶するじゃん。今度は四季凪、こめかみに銃口を当てる。1人ぐらい、良いよね。殺しても。
hb「待って!」
am「何?」
やっと仕返し出来そうだったのに。
hb「アキラ、お願いだ。 」
ng「…なんですか?」
hb「もう、やめようぜ。終いにしよう。なぁ…アキラ、? 」
ng「…そうですね。終わりにしましょう。…全て、」
そう言って、私の方を見つめた。分かってるじゃん。私は許してないからね。ぽんもダズズもはぴの事だって皆の事傷つけた。酷い人。本当に、どうしちゃったんだろう、 私。守れなかったじゃん。役立たず。謝って許される事じゃない。でも、本当に、皆、
am「…ごめんなさぃ」
嗚呼、もう取り返しがつかない。なら、むゆも、終わっていいよね。
鏑木視点
渡会からLINEが送られてきた。
{早めに来て}
らしくない文と印の付いた地図の画像。病院… ?何か良くない事がおきたようだった。スマホと財布を持って家から飛び出た。病院が割と近くにあって良かった。
rk「皆ッ!」
病室のドアを勢いよく開けると、渡会雲雀がいた。
hb「んお!こっちこっち!」
隣合わせで座ると、1つ1つ説明してくれた。海妹は1ヶ月松葉杖と、軽度の鬱状態。天ヶ瀬は重度の鬱状態と、リストカット依存症の可能性が高く、加えて記憶喪失の恐れ。ぽんちゃんは約2ヶ月のリハビリ予定。四季凪と風楽は意識不明。セラダズは今日中に退院できるらしい。犯罪も犯したが、渡会が罰金としてなんとかしたそうだ。今後の活動についても考えて、無期限の活動休止、今回おきた事は非公開にすることになった。
rk「じゃぁ、私がらなきゅらの3人、渡会が残りの3人のサポートね…。」
hb「おん。そのつもり…!」
皆の状態を確認していると、看護士さんが尋ねてきた。
「美園さんが退院できそうなのですが、どう致しましょうか?」
hb「?…あ、お願いします。」
数分後、眠たそうに頭をかくセラダズが病室に入って来た。そこから3人で色々な書類にサインをし、罰金の支払い請求を済ませた。2人は仕度を整えて、帰ってしまった。
hb「じゃあな!」
sr「またねぇ、ろこさん。」
rk「バイバイ!」
それからと言うもの、介護は大変だった。海妹はもの凄いスピードで回復し、2人の介護を手伝ってくれた。そのおかげでぽんちゃんのリハビリも予定より遙かに早い3週間で終わった。四季凪達も退院し、反省として活動を前よりももっと支えてくれるようになった。問題は天ヶ瀬。リストカット依存症を海妹のお笑いで強制的に阻止し、いつもどうり接している内に精神も安定するようになった。あの事件から3ヶ月。いつもと変わらない平和な日々が戻った。ただ1つ、気になることがあるとしたら、雲雀とセラダズの様子が変な気がする。まぁ、活動に支障は出てないし、オフでも明るいから、きっと大丈夫だろう。きっと。