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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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デデデとエスカルゴンがカスタマーの所にいる。どうやら、お金を使いすぎて貯金がそこを尽きるので、カスタマーに相談するためらしい。

「住民の集めたお金だけでは足らないゾイ」

「カスタマーお金がたくさん入いる方法を教えるゾイ!」

デデデはスナック菓子を貪り食いながら、悠長にカスタマーに話した。そう言うデデデの隣でエスカルゴンは自業自得だ、という顔をしている。

「では税をつけてみるというのはどうでしょう」

「税?」

「まっ、まさか…陛下知らないのでゲスか?」

驚いた表情でデデデを直視した。エスカルゴンは遠い農家の家に生まれ育ったので税のことは嫌にも知っていたのだ。

「知らないものは知らんゾイ」

「税というのは公共サービスや公共施設を造るために、国民から強制的に取り立てる金銭のことです。」

そう説明するとデデデの目が煌めき始め、椅子から身を乗り出す。

「なんぞいお金が入るのかゾイ?!」

「え、えぇ。まぁ…そうなりますね」

「さっそくチャンネルDDDにて告知ゾイ!」

席を立ちカメラ目線で力強く言うデデデに、申し訳なさそうにカスタマーの声が入った。

「お待ちください陛下、それならコレのことも話された方がいいかと…」

「なんぞい!せっかく今からワドルディ達に準備させようとしたのに」

「コレとはなんでゲスか?」

「それは……」

静かな中カスタマーは話を続けた。



村ではいつも通り平凡な日々を迎えている。村の広場では主婦たちが井戸端会議をしている。

「最近うちの子が食べ盛りでたいへんだわぁ」

「あらお宅も?うちの子もよく食べるのよ」

「でも親としては嬉しいわよねぇ」

「「ねぇ〜」」

「そういえば12時からテレビでデデデ陛下からのお知らせがあるらしいわよ」

「そうなの?夫にも伝えておかないと…」

「あら、もうすぐ12時じゃない?」

「たいへん!じゃあまた後でね」

と、主婦たちは解散して急ぎ足で家に戻って行く。 そんな様子の中でマホロアはコックカワサキのところにいた。

「なかなか繁盛しないネ、カワサキ」

「まぁ、ここに来るのは一人暮らしの人が多いからねぇ」

カワサキは少し困った顔で言う。

「こうも毎日お客さんが来ないと、食材が余って、どうしても捨てなくちゃならないんだよねぇ」

「フーン」

そんな話をしているとお客さんが来た。

「いらっしゃい」

「やぁカワサキ」

やってきたのはガスだけだった。

「あれー、珍しいねぇ1人?」

「ああ、お腹すいちゃって早めに食べに来たんだ」

そう言いながら、近くの席についた。

「うどんを頼むよ」

「はいよぉー」

カワサキはそのまま厨房へと入っていく。

「マホロアも来てたんだね」

「ウン、チョット暇になっチャッてネ」

軽く話をしていると、うどんが運ばれてきた。

「はい、カワサキ特製うどんだよ〜」

ガスの前にうどんが置かれ、食べようと箸を持った瞬間、耳に大層な音が飛び交ってきた。ガスはおもわず箸を落としそうになったが、何とか落とさずにすんだ。どうやら、さっきの音はテレビからのものらしい。テレビの画面にはCHANNEL DDD と映っている。開幕シーンが終わると画面にはエスカルゴンが映し出された。

「愚民の皆さん、今回はデデデ陛下から大事なお知らせがあるでゲス」

「耳の穴かっぽじって、よく聞くでゲスヨ」

そう言い終わると、画面はデデデの姿に写り変わった。

「人民共の諸君、今日は大事なお知らせゾイ」

「今日から諸君らには、税を払ってもらうゾイ」

どこからともなく現れたエスカルゴンが、話を続ける。

「税を払うと、より良いサービスや公共施設が建てられるでゲス」

「午後1時には、納税ができるように各家に納付書を送るでゲス。納税の仕方は納付書と一緒に説明書が入ってるから、それを見るでゲス」

説明が終わると、そのままコマーシャルへと入った。税ダッテ?デデデならソンナコトしなくても、お得意の横暴で沢山のお金を集められると思うのに…。ソレに1時には納付書が配られるなんて、なんだかデデデにしては遠回りだナァ…。何カ、裏がアリそうダ。マァ、アッセってもショウガナイシ、フームたちが来るのを待ってようカナァ。

頭を働かしていると、思考を遮るように自分の名が響いた。

「ワァッ!」

「大丈夫か、ぼぉーっとしてたけど」

「アッ、ウ…ウン、大丈夫ダヨォ少し考え事してて…」

ガスはホッと安心した様子で言った

「ならよかったよ、それよりテレビで言ってた、サービスってどんなものなんだろうね」

そういえばサービスとかも言ッテタッケ。でもデデデのことダカラ、お金だけ徴収してサービスなんてモノはしないだろうナァ。

「さぁ、デデデのことダカラ良いモノではなさそうだヨネ」

「まぁ、そりゃあそうだな」

ガスは顔では笑っているが、諦めきっているようにも見える。ガスが食事を終わらせ、帰ろうとお勘定を頼んだ。

「カワサキ、お勘定をたのむ」

お勘定を頼んだが、カワサキが来ない。どうしたのかと周りを見ると、どうやら電話対応をしてるらしい。対応が終わったのか、受話器を切ってこちらに向かってきた。しかし、カワサキの表情なんだか曇っているように見える。

「デデデ陛下からのご要望で消費税をつけて欲しいって言われちゃって…。悪いんだけど、元々の値段に3デデン追加で払ってもらっていいかな?」

「えぇ、そんなのきいてないよぉ〜」

結局ガスは渋々、消費税込みで払い、肩を下ろして帰っていった。

「ネェ、カワサキ」

「ん、なんだいマホロア?」

「さっきガスさんに元々の値段に3デデン追加で支払ッテもらったデショ?アレ、間違ってるヨォ」

「えっ!そうなの!?」

「ウン、よかったら計算、教えてあげるヨ?」

「いいのぉ?ありがとう、でもエスカルゴンの計算の説明もわからなかったし、俺ちゃんとわかるかなぁ?」

「ダイジョーブ、ボクにまかせて」

自分でもびっくりするぐらいにお人好しが移ったと、心の中で思うマホロアだった。

少し時間が経ち、いっしょに計算をしながらメニューの値段付けが終わる頃、急に店の扉が開いた。しかし扉を開いた者の姿が見えない、どうしたのかと周りを見てると、急に僕の目の前にフームが現れた。

「大変なのよ、またデデデが何か企んでるわ!」

どうやらテレビを見て、不信を抱き、こちらに飛んで来てくれたらしい。

「アァ、テレビの件ネ。知ってるヨォ」

「なんでそんなに落ち着いていられるのよ!」

「ボクもフームたちと話をしようと思ってたんダヨォ」

その一言で少し冷静になったのか、フームは机に広げられた紙をみて頭にハテナを浮かべた。

「これ…何してるの?」

「コレネ、メニューの値段を消費税込みに直シテいるんだヨ」

そう言いながら、ボクは最後のメニューの値段付けが終わった。

「消費税?」

「デデデ陛下からのご要望でねぇ、消費税をつけて欲しいって言われたんだ」

「デデデから?!ますます怪しいじゃない!」

怒り心頭するフームに宥めるように言う。

「落ち着イテ、フーム。消費税が付くコトぐらい普通のことダヨ。ソレにデデデが消費税だけで物事が大きく変えることは無いと思うヨォ?」

「そ、そうかしら?」

「外に出て村の様子ヲ見てみようヨ」

「わかったわ」

ボクたちは街を歩いて、村の変化を確認しに行く。

「そういえばブンとカービィは、一緒ジャナイノ?」

「ブンはデデデの様子を調査してるの、カービィはメタナイト卿のところよ、何かあったらすぐに呼びに来るはずだわ」

「ワカッタ」

話はこれぐらいにして、まずは変化がわかりやすいコンビニに行くことにした。

「いらっしゃい…」

中に入ると、予想を反するぐらいにスッカラカンだ。陳列棚には商品が一つも無い。それと一緒にお客さんも見当たらない。タゴは申し訳なさそうに言った。

「来てくれたのは嬉しいけど、中がこんなんじゃねぇ」

「タゴ、一体なにがあったの?」

「急にお客さんが沢山来てね、大量に商品を買っていったんだ。なんか、消費税がどうとか言ってたけど…」

まさか消費税のことが村で噂になり、消費税が付く前に安い状態で買おうとする駆け込み需要が高まったのだ。デデデがとった行動は、住民にかなりの不安を感じさせたというわけらしい。奥の部屋から電話の音が鳴る、タゴが電話に出ようと奥へと行ってしまった。

「マホロア…」

「ウン、コノ様子だと他のトコロも影響が出テいるに違いないネ」

案の定どこもかしこも、税によって混乱させられていた。このままでは、反対運動も出てくるのではと思い始める始末だ。そんな状態の時に、ボクらの目の前にワドルディが通った。ボクは思わず驚いてしまった。

「ウワッ!」

「あれ、どうしてワドルディがここに?」

そんな疑問を抱いていると、ワドルディたちを指示している声に気づいた。

「納付書を各家に配るのだー」

この可愛らしい声の主は、隊長ワドルドゥみたいだ。フームはワドルドゥの指示を聞いて、何か考え出したのかハッとなった。

「マホロア、納付書よ!納付書にデデデの細工がされているんだわ!」

ボクもデデデが納付書を使い、企みを実現しようと踏んでいたが、フームはそれに伴い、納付書に細工がされているのではと言う。もし、細工がされているなら、どうしてデデデたちは細工を施したのか。これを解く鍵は、デデデのテレビ放送と村の様子にある。まずテレビ放送では、納税をするとサービスや公共施設が受けられると言っていたが、その言葉を聞いていた村の人たちは、翻弄されていない。デデデにとっては腹が立つくらい、かえって買い占めや、混乱が起きてるぐらいだ。こんな様子で、デデデが何もしないわけがない。半ば強制的に住民に納付書を書かせ、集めさせる気だ。こう考えると、フームの言ったことが納得できる。しかし、細工とはどんなものなのだろうか。自分では思いつかないので、フームに聞いてみた。

「フームの言った通り、納付書に細工されてイルと思うヨ、でもボク細工がどんなモノか想像出来なインダ、フームはドウ思ウ?」

フームは少し考える素振りを見せた。

「そうねぇ、なにかとデデデに洗脳させられることが多くて、多分…今回も洗脳なんじゃ…」

フームが言い終わる寸前、近くから甲高い悲鳴が聞こえた。ボクたちは驚きながらも、声がした方を振り向いた。

そこには、ピンクの煙にたち込められた村の人たちがいた。霞んで見えにくいが、手には納付書と思われる封筒を持っている。徐々に煙が引くが、村の人たちの様子がおかしい。村の人たちは目が虚ろで、ゾロゾロと家の中に戻っていく。そこに、ブンが大慌てでやってきた。

「大変だぁ姉ちゃん、マホロア、デデデが税務署を造るってよぉ!」

このまずい状況で、恐れていた事態が起こってしまった。ついにデデデが直接動き始めたのだ。ボクたちはブンの後について行った。

前方に大きな建物が見えてきた、あれが税務署なのだろう。見た目にも立派だが、壁の所々がハリボテのようにも見える。その近くで、ボクたちを待っていたかのように、デデデとエスカルゴンが立っていた。

「これはこれは、フームにブン、マホロアではないでゲスか」

「ごきげんようゾイ」

デデデ達は怖いほどに、顔をにこやかにしている。何を考えているか分からない2人に、フームは臆せず2人を問い詰めた。

「デデデ、次から次へとこれは何よ!」

デデデは手を大きく広げて、人外無害そうな顔をして清々しいほどに言う。

「これは皆が公平に負担を求め、幸せに生活ができるようにしているんだゾイ」

「そうでゲス、何もやらしいことはないでゲスよ」

いつにも増して、余裕を見せている。それよりも、2人の言葉に焦点を向けると、珍しく真っ当なことを言っている。しかし、その言葉は実績を残した後に、言って欲しかったが…。

「明日は村で演説をするゾい!」

「10時にするから、必ず聞きに来てゲス」

そう言って2人はその場から去ってしまった。やがて、僕たちは無数に聞こえる足音に気づき、目をやると、そこには洗脳された住民たちが足並み揃えて、ゾロゾロと税務署に向かっていくのが見えた。これで一日が幕を下ろした。




2日目

一日で村の様子がたちまち変わってしまうなんて、誰が予想出来たか。しかし、今は驚いている暇はない。昨日、デデデが言っていた演説、絶対に何かがある。行かない選択肢はないよね?そう自分に言い聞かせながら、ボクは演説を聞くため、村に向かった。村につくと、たくさんの人が集まり、まだかまだかとざわついている。見た感じ、昨日の洗脳はまだ継続しているみたいだ。そこでちょうどいいタイミングで、フームとブンが来た。

「ヤァ、ついにココまでクルとはネェ」

「何が起きてもおかしくない状況だわ」

デデデの悪事に慣れてるのか、真剣な表情をするフームをよそに、ブンがなんだか心配そうな顔だ。

「ブン、ドウシタノ? 口がへの字だヨ」

ブンは目線を少し下にしながら、不安げな声で言った。

「なんかさ、嫌な予感がすんだよ……」

「イヤナ予感?」

ボクの質問にブンは小さくうなずいて答えた。

「ああ、なんとなくだけどよぉ、あいつら何かしでかす気がするぜぇ……」

フームもその考えに賛同している

「私も同感ね、だってあのデデデだもの」

確かにその通りだ、今までの経験上、あの男が何もしないわけがない。ボクはそんなことを考えながら、時間が過ぎるのを待った。そして、ついにその時がきた。

まさかの僕たちの予想を超える登場をしてきた。なんと、街宣車いわゆる選挙カーに乗って走ってきたのだ。どこもツッコミどころ満載だが、冷静に着目すると、街宣車には、デデデと大きく書かれた文字、視線を我がものにしようと名前を連呼している声が響いている。

「デデデ〜、デデデが参りますでゲス〜」

エスカルゴンと共に乗っているデデデは、窓から顔を出し、手を振っている。

「デデデ〜、デデデ〜、デデデをよろしくお願いしますでゲス〜」

拡声器から響く声は、なかなかに耳に来るものがあり、耳を塞ぎそうになる。だが、そう長く続かない。次には演説があるのだ。何が起こるか身構えないと。そう思っていると、街宣車からデデデとエスカルゴンが降りてきて、とあるものの前に行った。そこには机の上に、一口サイズの焼かれた羊肉が置いてあった。デデデはそれを見ると、近くにいた村長らが、羊肉の説明をする。デデデは興味無さそうにしているが、説明が終わると待ってましたと言わんばかりに、すぐに手をつけ食した。

「脂がこってりのっていて美味いゾイ」

万年の笑みをするデデデの横で、エスカルゴンが小声で急かした。

「陛下、次は演説ゲスよ、大丈夫でゲスよね?」

「ワッハッハ、ワシに任せるゾイ」

そう言うと、デデデは演説の場所に移動し、マイクを持った。

「人民共の諸君、集まってくれて感謝するゾイ」

その一言で拍手喝采が起きた。

「本日は諸君らに大事な話があるゾイ、それは税金についてゾイ」

やはり、納税についてだった。昨日、デデデ自身が言っていた事だ。しかし、洗脳されている住民らは、全く動じていない。むしろ、デデデが演説する事が嬉しいような様子だ。

「まず初めに、この国で徴収する税金は、一律10%とするゾイ!そして、10%にすることにより、社会保障や医療の質を向上、公共事業にも取り組むゾイ!」

デデデのその発言で、またもや歓声が上がった。フームはいてもたってもいられず、非難の声をあげた。

「みんな、目を覚まして!デデデが社会保障なんて、するはずないでしょ!」

その声に、村の人達はブーイングの嵐を巻き起こした。容赦なく、心の無い言葉が飛んでくる。しかし、後ろから呼び止められる声が聞こえた、後ろを振り返ると、そこにはキュリオ氏が複雑な気持ちで立っていた。

「キュリオさん…」

唯一、キュリオさんだけが、洗脳されていなかったようだ。

「無駄じゃフーム、真実を叫ぶ者は常に僅かじゃ、それに今回は税が悪いわけではない」

続けて言った。

「メタナイト卿からの伝言じゃ、「税務署に来い、話はそこでする」じゃと…」

メタナイト卿からの伝言を聞いた僕たちは、税務署に走った。





税務署につくと、メタナイト卿達が待っていた。どうやらメタナイト卿たちは、僕たちが演説の方に行っている間に、税務署の方を確認してくれていたらしい。

「メタナイト卿、何かあったの?」

メタナイト卿は、税務署の方を見て言った。

「私たちが来た時にはすでに、税務署の中が荒らされていたんだ」

メタナイト卿の言うとおり、ガラス製の扉は半壊しており、中の家具はボロボロになっていたり、散乱している。ソードナイトが、僕たちに何かを見せてきた。

「中でこんなものが」

どうやら、一通の白い手紙のようだ。僕たちが、中を見ようとした途端、手紙が消えてしまった。

「何見てるんだゾイ」

「抜けがけはダメでゲス」

演説から離れた僕たちを、不審に思ったのかデデデとエスカルゴンがいた。手紙が消えたのは、デデデが手紙を奪い取ったからだった。デデデが、手紙を開けるとホーリーナイトメア社のカスタマーが映し出された。ホログラム映像のようだ。

「オォッホッホッホッ皆さんごきげんいかがでしょうか、ホーリーナイトメア社、カスタマーでございます」

「この映像を見ている、ということは、この騒ぎに気づいた、ということですね」

”騒ぎ”というのは、税務署が荒らされていたことだろう。

「デデデ陛下が、村の住民の方たちにお金を集めて貰ったおかげで、お金を徴収し、買われた商品の1部の借金をお支払いが完了しました」

それを聞いたデデデは、思ってもみなかったことに青ざめている。

「う、嘘ゾイ…」

「これは、デデデ陛下のおかげですよ。では、今後ともよろしくお願いしますね」

そう言って、映像は終わってしまった。

その後、納税騒動は幕を下ろした。





補足今回の話は、「納税」という観点のお話です。前々回よりも、風刺が強めとなっています。


このお話で言いたいことは1つだけです。

”税は悪くない”ということです。

本編のデデデは、お金を集めるだけで、村の人のためにそのお金を使っていません。きっとデデデは、自分のためだけにお金を使うでしょう。しかし、村の人達にお金を使ってくれないので、税をするのが悪かと言うと、それは違うと思います。本編でデデデが、税の説明で「皆が公平に、幸せに生活ができるようにしている」(1部伐採)という台詞があります。

自分はこの台詞を、間違っていないと思います。何故かと言うと、税を村の人達に使うからこそ、皆が幸せに生活ができ、税の価値が上がると思っています。税の価値が上がるのは、デデデが自分のために使うのではなく、村の人達、皆のために使うことで上がります。しかし、村の人達に税を使うということは、皆が納得する税の使い方をしなければなりません。

アニメ星のカービィのデデデは、自分のためにゴルフ場を造ったり、皆が望んでいない森林伐採などをしてきました。それでは、デデデの不信感が上がるだけですし、税の価値が下がると思います。逆に、村の人達のために学校を建設し、教育費を無料にしたり、遊んだり運動ができる公園を造ってみたらどうでしょうか?たちまち信頼度が高まり、税の価値が上がると思います。

税の使い方は、王であるデデデではなく、村の人達が握っているのだと思います。だからこそ、本編で出てきた、選挙と思われる行動には、一人一人が気おつけなくてはなりません。

「この人なら私たちのために、税を使ってくれる」「この人の対策には、納得できる」など、信頼できる人に投票しましょう。


長々と読んでくださりありがとうございました。補足は、私の考えや思いなので、そうなんだ〜程度で大丈夫です。

考え方は人それぞれですが、この機会に税に向き合って、自分なりの考えを見いだしてみたらいかがでしょうか。


参考文献

https://www.hicbc.com/tv/kirby/

第10話 ボルン署長をリニュアルせよ

第28話恐怖のデデデ・ファクトリー

第5話怒れ!ウィスピーウッズ

第58話魔獣教師でお仕置きよ!

第42話メーベルの大予言(後編)


国税庁 / 税の学習コーナーhttps://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page17.htm

財務省ホームページhttps://www.mof.go.jp/tax_policy/index.html

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