テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

僕は今、笑顔が溢れた。






僕はちびちゃんさんが心配だった。

無理をし過ぎて、一人で抱え込んでしまう。

だから、どうしても頼って欲しかった。

ちびちゃんさんはいつも毎日楽しいって言ってるけど、

僕は心配だった。それでいつか壊れて、居なくなったりするのかな。

今すぐ言わなきゃ、僕を頼って欲しいって。






僕       「ちびちゃんさん!」

ちびちゃんさん 「あっ!天翔様!どうしましたか?」

いつもと変わらず楽しそうに笑ってくれる。でもやっぱりどこか違う気がする。

僕       「その…良ければ一緒に東京に行きませんか?」

ちびちゃんさん 「東京ですか!良いですね〜!流石のセンスでございます♪」

僕       「じゃあ明日行きましょう!お待ちしてます♪」








ちびちゃんさん 「天翔様ー!こんにちはー!」

僕       「ちびちゃんさん!こんにちは」ニコッ

ちびちゃんさん 「それじゃあ行きましょう!!」

僕       「はい!」




新幹線に揺られて、東京へ向かう。

ちびちゃんさんは景色をずっと眺めていた。

僕は最近の疲れで眠ってしまった。

ちびちゃんさんは僕を起こさず静かにしていた。





ちびちゃんさん 「天翔様!おはようございます♪」

ちびちゃんさんの元気な声で目が覚めた。

僕       「あっ!これはすみません!」

ちびちゃんさん 「いえいえ!早速行きましょう♪」

東京に来た目的は一つ。

おすすめの観光スポットがあって、ちびちゃんさんは花が好きだから、そこで楽しんでもらう為に。

ちびちゃんさん 「うわぁー!凄い綺麗ですねー!こんな所よく見つけましたね!!」

ちびちゃんさんは目を輝かせながら言った。

僕       「ちびちゃんさんがお花が好きなのを聞いたので調べてみました」

ちびちゃんさん 「あらやだ、天翔様優しすぎますな。あっ!すみません、ちょっと待っててくれますか?」

僕       「?分かりました。待ってますね!」

ちびちゃんさんは急いでお店に向かった。






ちびちゃんさん 「お待たせしましたー!」

ちびちゃんさんは紙袋を大事に持っていた。

僕       「いえ、大丈夫ですよ!何処のお店に行っていたんですか?」

ちびちゃんさん 「むふふ、内緒です♪」








僕       「ちびちゃんさん、」

ちびちゃんさん 「はいはい!どうしましたか?」

僕       「無理しなくて良いんですよ…」

ちびちゃんさん 「えっ?」

僕       「僕はずっと思っていたんです。無理をしすぎて、いつか心に限界が来るんじゃないかなって。僕じゃ、頼りないですかね…?」


僕は今まで思っていた本音を伝えた。

この世から自分で居なくなってしまう人はたくさん居る。

だから、そんな事にならない様に、今までの気持ちを全部伝えた。

小説にも正直に書いた気持ちを込めて。


ちびちゃんさん 「ありがとうございます♪天翔様、私は天翔様の小説を読ませて頂いて、

繊細だって言われました。本当にそうなのかもしれません、私は傷付きやすいとお医者さん

からも言われました。そうです。溜め込もうとするんです。本当は話したくても、でも違う

かなって。プラス思考に生きたいから、そうじゃなきゃ嫌われるから、コメントでは無理してないって言ったけど、やっぱり、どこか助けて欲しくて、慰めて欲しくて、智奈美さんと

考えが似ている気がします。気持ちが一番嬉しくて、みなさまの笑顔が大好きで、

だから、楽しいけど、解釈違いじゃないですね」


僕は何も言えなかった。

やっぱりそうだったんだ。

話したくても話せない環境で、ずっと耐えて来たんだ。


ちびちゃんさん 「でもですね、天翔様。私は天翔様が心配なんです」

僕       「えっ…?」


ちびちゃんさん 「だって一人でずっと寂しい気持ちを抑えて生きて、ご両親にも迷惑を

掛けない様に部活や勉強を頑張って、繊細とは違うけど、きっと、」

「優しい人はいつか居なくなる」

ちびちゃんさん 「そんな言葉が天翔様に合っている気がするんです。優しすぎて、無理を

しすぎて、いつか限界が来て…居なくなっちゃうのかなって…そんなの…絶対に嫌だから…

隣で…笑っていて欲しいから…だから…お願いします…一人で抱え込んで…自己犠牲なんて

しないでくださいね…私は天翔様以上の友達が居ないんですから」


ちびちゃんさんはボロボロ泣いていた。

僕はまた何も言えない。

どうしたら良いのかな。

何を言えば、ちびちゃんさんの心を埋められるの?


ちびちゃんさん 「あっ!そうだ!これ渡さなきゃ!」

ちびちゃんさんは紙袋から花束を取り出した。

その花は小さく白い花がたくさん集まっていた花束と

薄紫の小さな花が集まったブーケだった。

ちびちゃんさん 「実は二つ買ったんです♪これは天翔様にあげたくて買っちゃいました!」

僕の前で嬉しそうに笑うちびちゃんさんはいつもの笑顔だった。


ちびちゃんさん 「白い花はマトリカリアと言って、花言葉は「集う喜び」です♪

薄紫の花はシオンと言って、花言葉は「あなたを忘れない」です♪

マトリカリアは 6月21日の花、つまり天翔様の初登校日です♪

シオンは昨日の小説を投稿して貰った日の花です!

どっちも思い出の日ですよ!私の宝物です!」


僕は思わず笑顔と涙が溢れた。


ちびちゃんさん 「天翔様!大好きですよ!」







最後まで読んで頂きありがとうございました♪

こちらは先日の天翔様の小説のお礼として作らせて頂きました。

本当に先日は感動で涙が溢れました。

もちろんこの活動は楽しくて続けております。

ですが時に哀しくなってしまい、どうしたら良いか分からない時があります。

その時、天翔様に救われております。

本当にありがとうございます。

天翔様は優しすぎます。ですので、いつか限界が来てしまう可能性があるんです。

だから、我儘だって言ってくださいね。

私は天翔様に出会えて幸せなんですから!

きっと不登校になったのは、天翔様と出会う為ですね!

改めまして、最後まで読んで頂きありがとうございました!

天翔様が大好きです!




この作品はいかがでしたか?

25

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚