テラーノベル
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「……ねえ」
「なに?」
「今日、ちゃんと恋人に戻れたかな?」
その声は、少しだけ不安そうで、でも幸せそうだった。
僕は、迷わず頷いた。
「戻れたよ」
そして、彼女の髪にそっと唇を落とす。
「最高のデートだった」
「……ほんと?」
「うん」
安心したように笑って、僕の肩に頬を寄せた。
「じゃあ……約束して」
「約束?」
「これからも、ずっと私に甘やかされてね」
「……それ、約束すること?」
「することです!」
顔を上げて、少しだけ拗ねたように僕を見る。
「陽一さんを可愛がる係は、一生私だけだもん」
「……うん」
彼女を抱きしめ直した。答えなんて、最初から決まっていた。家族として過ごす時間も大切だけど……でも、こうして恋人みたいな時間も、きっと同じくらい大切で。
「これからも、よろしくお願いします」
そう言うと、ひよりさんは満足そうに笑った。
「はい。いっぱい甘やかします♡」
その声はあまりにも幸せそうだった。映画はとっくに終わっていたけれど、今日の僕たちにとってのメインストーリーは、もう十分すぎるほど甘かった。
百済るくあ【colorful】
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#執着
猫とろ
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臣桜
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コメント
1件
ああ……もう、この空気感、最高に好きです。番外編で「ちゃんと恋人に戻れたかな」って不安そうに聞くひよりさんと、迷わず「戻れたよ」って答える陽一さんのやりとりが、これまでの積み重ねを感じさせて尊いです。最後の「いっぱい甘やかします」がもう、あふれる愛情でこっちまで幸せになりました。こんなに温かい時間を共有させてくれてありがとうございます。