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「なんだか、まだ、信じられなくて…ごめんね」
「ううん」
しばらく黙って抱きしめてくれた。
「落ち着いた?」
「うん」
涙を指で拭ってくれる亮
「愛してるよ、舞」と、優しくキスをしてくれた
また、涙が流れた
「嘘みたい」
「全部、ホントだよ」
「うん、分かってるんだけど、まだ、気持ちが追いついてなくて…」
「だよな、ずっとホントの気持ち、隠して来たから…」
「ずっと好きだったし、これからだって、ずっと舞を愛する。舞も前みたいに好きって言ってくれたら、嬉しい」
「ずっと好きだよ。これからだって…」
「舞〜♡」
また、優しく口を塞がれた
確かめ合うように…
「大丈夫?」
「うん」
もう一度、ぎゅーっと抱きしめてくれた
「安心する」
「そっか…」
「うん」
「そろそろ、ご飯行きますか?」
「うん」
チュッと、軽くして…
お昼ご飯に、回転寿司へ
お腹いっぱい食べて、買い物へ行き、
亮のマンションへ帰宅。
食材を冷蔵庫に入れて…
しばし休憩。
「忙しくさせて、ごめんね。」
「ううん、嬉しい忙しさだから、平気」
ようやく2人、ソファーに腰掛けた。
「あ、コーヒーでも淹れようか?」
「イイよ。ちょっと休憩して!」と、舞の腕を
掴んで座らせる
「うん」
ぎゅーっと舞の肩を抱き寄せて、
おでこにキスをする。
亮は、ソファーに両足を上げて、横を向いて…
舞を後ろ向きにして、自分の足の間に入れ、
もたれさせ、
後ろからぎゅーっと、抱きしめる
「舞、大好き♡」
「ふふ、嬉しい」
「素直に口に出して言えるから、俺も嬉しいよ」
「ふふ」
「舞〜♡」
顎を持って振り向かせて
キスをする
「朝まで抱き合ってたのに…もう抱きたい!」
「亮〜!セフレだと思ってた頃より、ペースが早いよ♡」
「だって奥さんだもん。ずっと抱きしめてたい!」
「ダメだってば…また、マンションに行かなきゃいけないのに…」
「たっぷり時間は、あるよ」
「えー?本気?」
「うん♡舞〜」
そして…
また、抱き合う
素直になって、「愛してる」と言い合える
夫婦として…
誰にも邪魔されないで…
夢中で抱き合う♡
夕方、ようやく
リサイクルショップの人が不用な家電を
引き取りに来てくれるから、
慌てて行った。
『愛し合ってた♡って、分からないかなぁ?』と、
少し恥ずかしくなった。
1人じゃ不安だから亮も一緒に…
すごく頼りになる。
《《旦那様》》なんだ
《《夫》》なんだ、そう思うと、すごく嬉しかった。
リサイクルショップの方と、やり取りしてくれてるのを見て、ニヤニヤしてた。
「ん?何?ニヤニヤして…」
「亮、頼りになるなぁ〜と思って、嬉しくて…」
「え?そう?」
「うん、ずっと何でも1人でやらなきゃいけなかったから…大変で…不安で…」
「そっかあー」
耳元で、「あとで、また、抱きしめる♡」と
言われ、赤くなった…
ふふ
不用な家電を引き取ってもらい、
あとは、来週、家具などを運び出したら、
この部屋とも、お別れか…
就職して5年
「お世話になりました。ありがとうございました。」
「大丈夫?」
「うん」
「じゃあ、行こうか」
「うん」
「寂しい?」
「うん、少しね…5年も居たから…」
「そっか、マンションごめんな!舞を奪って〜!」
「ふふ、何言ってるのよ」
「俺が奪うから…」
「ふふ、ありがとう!奪ってくれて」
「ん?良かった?」
「もちろん。一生ここで1人寂しく暮らすのかと思ってたから…」
「あー楽しみだなぁ〜新婚生活」
「もう始まってるよ」
「そうだけど…益々楽しみ♡」
「でも、これからどんどん忙しくなるね。」
「うん、舞が居てくれたら、大丈夫!」
「そう?」
「うん♡」
「私も亮が居れば良い♡」
「ふふ、さあ、急いで帰ろう!」
「急いで?」
「うん、あとで又、抱きしめるって言っただろう」
「抱きしめるだけだよね?」
「それは、どうかな?」
「亮〜もう無理だよ〜」
「何が?」
「だって、腰が…」
「え?舞、何想像してるの?」
「え?」
「大丈夫、優しくマッサージしてあげるよ。」
「ホントに?」
「ホントに!疲れさせちゃいけないからね。」
「ん?」
「《《今日は》》もうカラダを休ませないと…」
「《《今日は》》?こわ〜い」
「明日から子ども作ろうね♡」
「やっぱり…」
バタバタと入籍して、同居したので、
順番が逆になってしまったが、
両家の顔合わせをしないと…
家族同士が親戚になるわけだから、
きちんと、会わないと…と、席を設けた亮。
お|義父《とう》様のご都合で、舞の荷物を運び込んだ翌日の日曜日しか空いていなかった。
「良かった、昨日、引っ越し終わってて…」
「毎週バタバタしてるけど、舞、大丈夫?」
「うん、大丈夫よ。これから亮は、もっともっと忙しくなるわけだし…」
亮のご両親と舞の両親、
亮は、1人息子だけど、舞は、2つ下の妹が居るので、
すでに結婚している、妹夫婦と息子くん1歳も同席。
初めて紹介した。
お忙しいお義父様だけど、今日だけは時間を取ってくださった。
意外にも舞の父とは、話が合い盛り上がっている。
妹が「お姉ちゃん、こんな素敵な人が居たのに、結婚しない!って言ってたの?」
「あ、うん、まーね。」
「舞は、就職の時に『結婚しません!』って言いきっちゃったから、引き下がれなくなったんだよな」
「うん」
「でも、良かった。ホントに結婚しない!と思ってたから、お父さんもお母さんも嬉しそうだし…孫の顔も見せられそうね。」
「そうね」
「なるべく早く子どもは、欲しいと思ってます。」
「なら、良かったです。お姉ちゃん、もうすぐ28だし…」
「いえ、僕が来年30になってしまうから…」
「あ、そうなんですね。まだお若いですが…」
「子どもが|20歳《ハタチ》になる頃、50になってるし…」
「あーそうですよね〜」
「少しでも、若いパパで居たいから…」
『亮〜|庇《かば》ってくれて、優しい♡』
無事に顔合わせも終わり、ホッとした。
あとは、挙式披露宴の場所を探すが、
きっと選挙準備で忙しくなるから、終わってからかなぁ〜と思う。
帰宅
「お疲れ様〜」
「お疲れ様」
「亮ありがとう〜」
「ん?何?」
「妹から庇ってくれたから…」
「え?子どものこと?」
「うん」
「本心だよ。早く欲しいし…子どもが20歳になる頃に、50超えてしまう前に…と思うんだけど…」
と、舞を抱き寄せる
「なるほど…そういうことね。」
「舞〜♡」
チュッチュッ
「また〜♡」
「今から《《作ろう》》」
「そんなに上手く行くかなぁ?」
「頑張る!」
「ふふ、バカ…♡」