テラーノベル
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一日で突破で驚きです。ありがとうございます。
御本人様に関係ない
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈nk視点
「…えーと?待って?」
kn「…うん?」
聞きたいことが色々ある。その剣はなんなのか。なぜ町から出ることが出来たのか。なぜあんな怪我があったのか。
……とりあえず、一番聞くべきなのは、
「…勇者なの?」
kn「……うん。俺が勇者の剣をあそこから消した。」
「…まっっ、じで?!」
kn「マジです」
「やば?!まじもん?!」
kn「まじもんさ。」
「じゃあその剣…勇者の剣、?」
kn「あ、そう!勇者の剣。俺の町にあったのよ」
「うわ、うわー!すげぇー!!」
kn「…w、でしょ?」
「……まって、ならきんときさ、なんで行方くらませたの?」
kn「…あそこの治安は最悪だったんだよね。俺が勇者ですって出たらわんちゃん殺されるし」
「…そんなことあるんだ、」
kn「そうだよ。この傷だって道中に魔物に剣持ってるのバレて殺されかけたんだから。」
「やば、」
kn「…それで、パーティ入ってくれる?」
「…」
夢だった勇者御一行になれる。
そんなの、断るはずがない
「殺されかけても文句は無しなっ!」
kn「…さっすがnakamu!」
ふと、昔の彼を思い出す。
そういや正義感高かったな。
「…よろしく。勇者きんとき!」
kn「こちらこそ!」
▼nakamuが、勇者きんときの仲間になった!
「…んでも、これからどうすんの?」
kn「ん?そりゃあ……」
勇者はパシッ、と俺の腕を掴む。
kn「とりあえずこの町から出て旅に出るっ!」
「え」
kn「行っくぞー!!」
そうだった。こいつ……
脳筋だったわ!!!!
腕を引っ張られ、町を走る。2人で、笑って。
持ち物なんて、万が一のために持ってたなけなしの4Gelだけ。
町に出れるとなった時、後ろから母親の声が聞こえた。
『nakamuっ!』
「…っ!きんときッ、止まって!」
ざっ、
kn「…nakamu、どうしたの?」
『nakamuッ、それ以上出ちゃダメ!まだ19歳でしょう?!危ないっ!』
「…」
母親の元に、帰りたくなる。今までずっと育ててきてくれた。まだ感謝を伝えられていない。
1歩、町に戻る。
kn「…nakamu、?」
勇者は、きんときは不安そうな目でこちらを見る。
「…お母さんごめんっ!やっと、夢が叶うんだっ!今までありがとう!」
パシッ、ときんときの腕を掴んでまた走り出し、大きな声で母親に聞こえるように言った。
「ちゃんと戻ってくるから!」
俺は、きんときと町を出て、次の場所に走り出した。
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やっと町出たわ。コメント喜びます
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