テラーノベル
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俺達は高校2年になっていた
中高と一貫校だったため、高校に上がったからといって特に変わった事はなかった
だから周りの友達もいつメンで変わり映えもなく、俺の隣にはいつも宇佐美がいる
だが少しだけ変わった事
それは‥‥
「小柳先輩!‥‥あの、好きです!」
「あ‥‥はぁ‥‥」
「付き合ってください!」
「俺、恋愛に興味なくて‥‥」
「他に好きな人がいるとかじゃないんですね⁈じゃあ僕‥‥好きでいても良いですか⁈」
「いや、それは‥‥待たれても困る‥‥」
「大丈夫です!僕ずっと好きですからっ!」
「あ‥‥‥‥行っちゃった」
学校の裏
ベタな場所で俺は告られていた
今年入った一年生に‥‥
「小柳モテモテだね」
「宇佐美っ!」
廊下の窓から顔を覗かせた宇佐美は、走り去る下級生を眺めていた
「あの子話した事あんの?」
「無いけど‥‥」
「話した事なくても告るの凄い勇気だな」
「その勇気は認めるけど俺は付き合うとか‥‥ってかココ男子校だけど」
「憧れの先輩なんじゃない?小柳の噂は広まってるだろうし」
「なんの噂だよ」
「カッコよくて優しい」
「そんなの‥‥適当だな」
「でも面倒見が良いのはみんな知ってるだろ?」
「だからって俺‥‥」
「きっとまた来るよ」
「もういいよ」
「だったら俺と付き合えば?」
「は?‥‥なんでお前と」
「付き合ってる奴がいるならもう告白されないんじゃない?」
「だからそういうの面倒くさいって」
「えぇ〜⁈付き合ってくんないの?」
「今更お前とどうなるんだよ」
大声で叫ぶ宇佐美をよそに俺は正門の方へと歩き始めた
恋愛なんて面倒くさい
俺は勉強と部活で忙しいんだ
それから数日
部活が終わり荷物を纏めていると何故か後ろが気になった
それよりも腹が減って、俺は急いで家に帰った
もう少しで家に着く
その時宇佐美に大声で名前を呼ばれた
「小柳っ‼︎」
「え‥‥?」
振り向くと宇佐美が少し遠くにいた
それよりも俺と宇佐美の間に一人の学生がいる
この子は‥‥
この前告白して来た子だ
「‥‥あ‥‥その‥‥」
「あれ?‥‥君はこの辺に‥‥‥‥」
「すいませんでした!」
そう言うと一年生は宇佐美の脇を通り、駆け出して行った
「なんだ‥‥あれ」
「もしかしたらお前の家、知りたかったのかもな」
「え‥‥怖っ‥‥」
「ストーカーってこうやってなるのかも」
「だから怖い事言うなって」
ウ サ ミ @也

「もっと気を付けないと」
俺達は互いの家の前に立ちながら話している
でも宇佐美がいつもと違う‥‥
それは俺を心配してだろうか?
「大丈夫だよ。俺だって男なんだから」
「でも今の事もあるし‥‥」
「まぁ‥‥気をつけるよ」
「ご飯食べたら部屋に行っても良い?」
「別に‥‥良いけど」
なんで急に真剣な顔で聞くんだ?
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コメント
2件
宇佐美〜.ᐟ.ᐟこやモテモテで心配なのかな?片思いかな?両片思いかな想像が止まらない(´。✪ω✪。 ` )師匠ラブ