デンデデンデデデデン♪
世界で1番嫌いな音楽が部屋に鳴り響く。
『起きたくなぁーい…』
重い瞼を無理矢理こじ開ける。
視界がぼやけながらもふらふらと洗面所に向かう。
バシャバシャ
『ふー、お腹空いてないしご飯いいよねー、』
自分の部屋に戻り制服に着替える。
リボンが上手く結べないからいつもリボンなしでの登校だ。
『結構早い時間だけど学校行っちゃお』
いつもより1時間弱も早かったが、早いに越したことはない。
『いってきまーす』
学校までは近く、家から徒歩5-6分でつく。
特にやることもないので教室へ行こうとしたのだが、
「んっ♡きもちぃッ♡あん♡」
なにやら不埒な声が空き教室から聞こえてくる。
私は好奇心旺盛なためドアの隙間から中を覗いてしまった。
中では男女がいわゆるえっちをしていたのだ。
女の方は楽しそうに快楽に溺れていたのだが、
男は笑っていたが目の奥は笑ってなく、何一つ楽しそうではなかった。
なんでそのような反応なのか気になり、私は男の方を見つめた。
すると、中の男と目があった。
この男 、名前を覚えるのが苦手な私でも覚えている。
不破湊。
噂が飛び回っていて、「女100人とヤッた」とか、
「恋人を作ったことがない」とか、いろんな噂を聞いたことがある。
不破湊と目があった瞬間ゾクッと背筋が凍るような感覚がした。
反射的に私はドアを閉めていた。
そのまま廊下を静かに走って50メートル程離れた所で座り込んだ。
『何今の、?…見なきゃ良かった、最悪』
『ま、まぁでもアイツは私の事なんか知らないしダイジョーブか 』
冷や汗をかきながら私は私を落ち着かせる。
トントン、
『、ッ!?』
誰かに肩を叩かれた。振り向かなくても分かる。アイツだ。
不破 「そんな驚く、?笑」
『、、何ですか?』
不破「そんな警戒しやんといてや笑」
「俺はただ、ーーと仲良ぉしたかっただけやんか笑」
※Youを”ーー”表記で表しています。
『なんで私の名前、!』
不破「にゃは笑 ーー、結構有名なんやで?」
『…で?』
不破「…こんまま話してたらきりないし、ちょっとこっちきて、(手掴)」
私は手首を掴まれ何処かへと連れて行かれた。
抵抗はしたが、流石は男。力が強い。
不破「抵抗しても無駄やで。俺鍛えとるもん笑」
『…くそ、』
不破「にゃはは〜笑♡」
無駄に抵抗しても相手の思う壺。
私は大人しく不破湊に連れて行かれたのだった。
コメント
9件
めためた好きです.ᐟ.ᐟ.ᐟ やばいえぐ好み…👉🏻👈🏻 続き楽しみに待ってます! 無理しない程度に頑張ってください.ᐟ
♡1000にしました~😖展開が気になり過ぎます~続き待ってます😉‼️
新作だー!!(急なタメ口すいません💦) 続きが楽しみです!!!