テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
212
こと
236
自分の部屋に普段着を取りに行くと何かの違和感に気づく
「………..は?」
胸元を見ると赤い跡があった
出血はない
圧がかかって出来たものだろう
それが何かと思えば
(あの野郎……….)
合わせが緩んでいたからかその隙につけたのだろう
見えるところにはつけないでほしいものだ
鏡を見ると首にもひとつつけられていた
この状態だと職場にいる姚や燕燕達の追求が執拗い
(面倒臭いな)
私室にもう一度戻ると
寝台に壬氏が寝ている横に小さな瓶をおいておいた
小さくても多少は効果があるように作った
それが何かは知ったこっちゃない
単なる仕返しだ
気分が快晴になったところで朝餉の準備をしにいく
「…….う”」
朝起きると窓から明るい日差しが刺さった
朝は寒く暖かい光がとても心地好かった
横を見ると愛おしい妻がいない代わりに小さな瓶が置いてあった
(なんだこれ、猫猫が置いたのか?)
新しい香か何かとわきわき期待して嗅いでいるとサアと顔から血の気が引いてくる
何処かで嗅いだことのある匂いだった
後宮にいた頃宦官のフリをしていたので飲まなきゃ行けない薬に似ていた
とても甘ったるく苦味が残るような感覚で__
猫猫は怒っているのだろう
昨日散々煽られた腹癒せに体勢を変えて猫猫の腰を抱き寄せ無防備過ぎる首筋に跡を残した
やり過ぎると後が怖いので大人しく寝ることにしたのだったが
まさか抑制剤を寄越されるなんて思いもしなかった
怒りを沈めるため箪笥に余っていた生薬や霊薬を箱に詰めて反省することにしたのであった
詰められた箱は猫猫の自室に置いた(* ‘ᵕ’ )☆
そして小さな瓶は窓から投げ捨てた(´・_・`)
コメント
2件
うわ、最高……🤤