テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
朝食の準備が終わると、大広間に如月さんが降りてきた。食事を見るなり驚いた顔をしていたけど、全部残さず食べていた。
「次は洗濯と掃除だ。その台車を押して俺の後をついてこい。」
言われた通り台車を押してついていくけど、見た目以上に台車が重く何秒かに1回壁にぶつかる。
「お前、壁に穴をあけたら御当主様に怒られるぞ。」
御当主様…それって如月さんのお父さんとお母さんってことかな…?
「…もういい、俺が運ぶ。」
「だ、だめ!私の仕事とらないで……!」
咲月さんの腕をつかみ引っ張ると勢いがついて床に倒れ込んだ。
咲月さんに押し倒されてるみたいで、心臓の音が少し早くなる。
「……御当主様に目をつけられたら、いくら且功様でもお前を庇うことはできない。もちろん俺の力も及ばない。」
「え……?」
「2人にとって大事なことは、家族よりも世間体とブランド、財力だけだからな。」
「おい、2人で何をしている。」
「如月さん……?」