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終わりは唐突だ。
そんな言葉をよく聞く。
僕はその通りだと実感した。
雪が降るほど寒い冬の日。
僕は寝坊してしまってスマホなんて見る暇がなく学校に着いた。
先生が忙しそうにしていて、どこか変な様子だった。
どうしたんだろう。と考えていた。
先生は言う
「結奈が行方不明になった」と。
結奈とは彼女の名前だ。
僕は理解できなかった。彼女が?嘘だ。
そんなわけない。何も頭に入ってこない。
その日、三年生は皆すぐさま帰宅することとなった。
僕は信じたくなかった。連絡をすればすぐに返信が来ると、いつもと変わらず明るい文で返ってくると、そう思いスマホの電源をいれる。
ロック画面に一通のメッセージ。
『すき』
それは、朝来ていた。
僕はすかさず返信した。
『僕もすき。』
返信は永遠になかった。