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月城 蓮桜音
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水羽
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(そう言えば亜漕さんが門跡だった頃の、悩み相談はどうだったんだろう?)山富士女史は、来客にお茶を出したりしたが、あまり込み入った内容ではなかった様な気がした。
彼女は自身が、亭主と別れた時に、彼のあまり酷い負け麻雀の連続を誰かに話したかった。生活を大事にしたかった彼女は相談もせず家を出たが、戻ると亭主が失踪していた。あまりにもみっともないので誰にも話さなかった。そうこうしているうちに、アルバイトぐらい探さ無くてはと思っていた矢先に、幻覚寺の正月のアルバイト募集があり、そのまま居着いた。
山富士女史にしてみれば、不倫の相談なんぞ高級なのである。ふんだくって当たり前だ…と考えを現実路線にした。
コメント
1件
ふう……山富士女史の過去、重かったですね。「みっともなくて誰にも話さなかった」っていう一文に、彼女の全部が詰まってる気がしました。それでいて「不倫相談なんぞ高級」とバッサリ切り返す強かさ、この人はもう二度と振り回されないんだなと感じさせる。亜漕さんが門跡だった頃の悩み相談って何だったんだろう…少し気になりますね。