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もうすぐ最終回まで下書きが完成するので、もうちょっとしたらこれ投稿頻度上がる‼️
モチベ出てきた!!!!!
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全員は朝を迎える、夢を見ていたようだ。玲亜「おはよ〜…」
直生「お、おはようございます…」
サビタ「はぁ…はぁ…」
玲亜「みんな凄い汗だね…」
直生「おは、おははは…」
玲亜「直生くんどうしたの!?」
直生「少し…変な夢を見て…」
サビタ「奇遇ですね…」
玲亜「私もやばい夢見たんだよね…、みんな…大丈夫、?」
デナリー「私も…気味の悪い夢を見たな…」
直生「ゆ…夢で…玲亜さんが…」
玲亜「え、!私が…!?」
直生「な…なんでも、ないです…」
玲亜「いやそこまで言われたら気になるんだけど…」
直生「いや!なんでも…なんでもないです!!」
玲亜「いやいやいや…!!」
直生「ふ、不吉なので…」
白栖「みんな同時に、悪い夢を見るなんてことがあるんですね…」
玲亜「高山病かな……」
デナリー「山は何があってもおかしくないからな。」
白栖「一応山岳医の人からしたらどうなんですか?」
直生「皆さん…今の所…精神的な何かかと…」
白栖(この人絡みづらいんだよなぁ…)
デナリー「まぁこんな所でグズグズしてる暇はない、今日のミーティングを開始する。」
そう告げ、デナリーは今日の山の天気を確認する。
今日の天気は降雪。
デナリー「今日の天気は…降雪か…」
玲亜「この天気なら大丈夫そうだね…!!」
直生「行きますか…」
今回はデナリーからのナビゲート。
デナリー、ナビゲート成功。
デナリー「こっちだな。」
直生「…大丈夫そうですね」
玲亜「ラッセル!!ラッセル!!」
白栖「その元気ちゃんと温存してくださいよ」
玲亜のナビゲート。
玲亜もナビゲート成功。
玲亜「みんなこっちだよ!」
直生「今日はなんだか…順調そうですね…」
白栖「フラグになるんですから、やめてください…」
直生のナビゲート。
直生もナビゲート成功。
直生「こっち、ですね…」
玲亜「ラッセル!!ラッセル!!」
白栖(この人どこにこんな体力あるんだろ…)
サビタのナビゲート。
サビタも成功。
サビタ「こっちです…」
玲亜「サビタちゃん大丈夫そう?」
サビタ「皆さんのお荷物になるつもりはありません…!!」
直生「そんな…お荷物だなんて…」
玲亜「こら直生くん!」
最後に白栖のナビゲート
ナビゲート失敗。
白栖「こっちですかね…」
玲亜「あれ白栖くん…」
直生(これって俺がフラグ発言したせいってこと?)
狂気のアクシデント発生。
盲目の白化ペンギン。
『ピィ…ピィ…』と、何かの鳴き声が聞こえる。
見ればそれは、身の丈2mになろうかと言う、巨大なペンギンの姿であった。
皮膚や毛は真っ白に色が抜けており、アルビノであろうことが見て取れる。
白栖「あれ…なんか凄い大きいペンギンが居ますね…」
白栖は、それがペンギンの最大種である”コウテイペンギン”とも比べ物にならないほど大きい、
恐らく特異な環境で生き延びた未知の種であること。
そして目が異常に退化していて、恐らくろくに前も見えていないであろうことに気づく。
ペンギンはどうやら、近くの洞窟から出てきたようだ。
白栖「あそこに洞窟がありますね…」
玲亜「ん?本当だ…なんかペンギンが出てきてるね。」
デナリー「…洞窟か。」
白栖「どうしますか?俺はこの山を登頂したい目的ですが…」
デナリー「パッと見で構わないが、安全そうであるのであれば洞窟に行って、」
デナリー「第二次登山隊の手がかりなどを、調査するのがいいかもしれない。」
白栖「…第二次登山隊…。」
白栖「確かにそうですね、行きましょう」
直生「行きましょう…」
中を見てみると、そこには無数の白いペンギン達が、群れをなして生活していた。
…生活?いや、違う。そこには巣が全く無い。
そしてペンギン達は一様に、洞窟の奥から出口に向かって移動してきているのだ。
身体の色や、目の退化から、彼らが日の当たらない、それこそ洞窟の奥などに長く暮らしていたことが分かる。
彼らはもしかして、元いた棲家を追われて、移動してきているのだろうか?
そう思った頃、探索者達は驚くべきものを発見する。
それは、ペンギンの身体の上半分が、すっかりなくなってしまった姿だ。
それはまるで、頭からガブリとかぶりつき、かじり取っていってしまったかのような姿。
2mにもなろうかという巨体のペンギンを、頭から丸かじりに出来るような巨大な生物が、
この洞窟の奥にいるというのか?
恐ろしい想像に身震いし、洞窟から後ずさった。
白栖「あれ…俺…、なんでこんな所に…。」
白栖はこの衝撃的な光景にパニックになり、健忘症に陥ってしまう。
玲亜「白栖くん?」
直生「まずいですね…急いで…元の道に引き返しましょう…」
デナリー「もうすぐで標高7000mだ、あと少し耐えろ。」
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標高7000m。
これまで通り、貴方達はテントの設営準備をし始める。
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