コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
幸せはたったひとつのキッカケで崩れてしまう。
桃sibe
どうもさとみです。俺は今、「すとぷり」という歌い手グループで様々な活動をしている。その活動は、すべてにやりがいがあって、やっててすごく楽しいし幸せだ。実際今もすごく幸せ。この幸せはずっと続く。と、思ってた・・・
ある日の事…
桃「ふぅ、疲れた~」
俺は編集して、疲れたので少し休憩の時間にすることにした。
桃「ひなちゃ~ん」
飼い猫のひなを抱き上げ、ソファーに座り、撫でてあげる。
桃「可愛いね、ひなちゃん、、ッ…!」
すると、急に謎の吐き気が俺を襲った。
桃「ッ…」
急いでトイレに向かう。
蓋を開けてじゃがみ、嘔吐する。
桃「ゲホッゲホッ…..ス…」
少し収まり、口元に当てていた手を恐る恐る見ると、、
桃「…….ぇ…?」
その手は真っ赤な血に染まっていた。どういう事だ?なんで血が、、?吐き気がしてトイレに来て吐いたと思ったら手に血がついてるし、なんなんだよ、、気持ちわりぃ、。
桃「まぁ、別に、大丈夫だろ。」
そう思いながら今日は、もう寝た。
─翌日─
朝起きて、いつも通り朝食を食べ、編集をする。数時間がたち、休憩する、、、が、また、昨日みたいに吐き気が襲った。
結果、俺はまた、血を吐いていた。
桃「何なんだよ….」
やっぱり病院に行くべきかと思い、明日、病院に行くことにした。──────────────
「癌です。」
翌日、俺は病院に行った。検査をして、結果を待ち、名前が呼ばれ、医者のもとへ行く。
医「さとみさん、落ち着いて聞いてください。」
桃「?…」
医「あなたは “癌”です。」
桃「……」
医者から聞かされた事に、言葉を失う。癌?この俺が?
桃「そんな….」
医「大変申し上げにくいのですが、あなたの体は、持って3ヶ月でしょう。 手術も残念ながら、できないものです。」
嘘だろ、3ヶ月?俺あと3ヶ月で死ぬのか?あと3ヶ月でみんなと活動できなくなるのか?そんな、、、嘘だ、、、
その後俺は家に帰り、色々考えた。メンバーにこの事を話したら悲しむだろうな。迷惑かけるだろうな。やだなぁ、そんなの。何かいい方法は、、
…ぁ、、活動やめてみんなとさよならして死ねば、みんな悲しまずに、迷惑かけずにすむかな…?そうだ。きっとそうだ。でもどうやってやめる?癌になったんで活動やめます。はいそうですか。で終わるわけないし、言うわけにもいかない。
そんなことを考えているといい案が頭に浮かんだ。そして俺はとあるツイートをした。
──────────
青sibe
青「えっ?は?」
僕はある日、ツイッターでエゴサしていた。すると、とあるツイートが、僕の目に入った。その内容は…
『すとぷりってバカの集まりだよな。リーダーのななもりとか…wリーダーのくせに何も出来てないじゃんw俺もうあんなとこ居たくねぇわ。』
いつもならこんなツイートはスルーしてる。が、今日は違った。だってこのツイートしているのが
『さとみ』
僕の相方、さとみくんだからだ。
そして明日、このツイートのことでみんなとなーくんの家で話し合うことになった。
───────────
─翌日─
桃sibe
さとみ『すとぷりってバカの集まりだよな。特にリーダーのななもり…wリーダーのくせに何も出来てないじゃんw俺もうあんなとこ居たくねぇわ。』
俺はこんなこと一ミリも思ってないし、思ったこともない。なんならこれを書いている時、心が痛かった。ものすごく痛かった。みんなごめん、本当ごめん。でも、これはみんなの為だ。
そして俺は家を出て、なーくんの家に向かった。
なーくんの家につき、インターホンを押す。ここからは本当の気持ちを表に出さぬようにしないと。
ピーンポーン
タッタッタッ…ガチャ
ドアが開いた。
青「ぁ…さとみくん、、、」
桃「よ。」
青「…入って、いいよ、、、」
桃「ん。」
玄関に入ると、靴が5足おいてある。どうやら俺が最後のようだ。靴を脱ぎ、リビングへ歩いて行く。
リビングについた途端、みんながいて、こっちに視線が集まる。
青「ここ、、座って。。」
桃「…」
俺はころんの言うとうり、みんなの向かい側に座った。
紫「…さとみくん、あれは本当にさとみくんがツイートしたの、?」
そんななーくんの声は、少し怒りが混じってるような声だった。
桃「はい。」
紫「…なんで、?信じてたのに…ッ…ドンッ、なんでだよ!!!あれは本心なの!?俺さとみくんになんかした!?」
桃「してないです。」
紫「じゃぁ、何なんだよ!?」
その瞬間、なーくんが俺の胸ぐらを掴んできた。
橙「っなーくん落ち着いて!!」
桃「っ、うるっせぇな!!俺はもうお前らと居たくねぇんだよ!!…俺、もう辞めるから」
俺はそう言って、なーくんの手を払い、玄関に向かう。その時、るぅとと莉犬は、涙を流していた。
青「ぁ、さとみくんっ!」
ころんの声に気づかぬふりをして、家をでた。
はぁ、遂にやってしまった。俺はもうあそこにはいれないんだろうな。だがこれもみんなの為だ。皆俺のこと嫌ってくれればいい。これが俺の人生。幸せだったよ。今までありがとう、ごめんな、みんな。