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城砦町に戻る頃には、すっかり日が落ちて夜になっていた。

ミルフィーは疲れて眠っているだろうか。


城壁を飛んで越え、神殿にも霊体で進入したのは、寝顔だけでも見られたらと思ったからだ。

寝室では、ミルフィーの手を握ったままのリエラが、ベッドに顔が着きそうなほど船を漕いでいる。イスから落ちなければいいが。


「寝顔では落ち着いたように見えるが、怖がって寝付けなかったのかもしれないな」

リエラの手は緩く開いているが、ミルフィーはしっかりと握りしめている。

「そうですね……可哀想に。ミルフィーちゃん、もう大丈夫だからね。もう、怖い思いはさせないからね」


考えてみれば、俺よりもずっと近くに居たスティアの方が、この件に関して怒っていたのかもしれない。戦いには置いて行くと言った時も、珍しく引かなかった。戦闘中も、俺が敵陣深くに切り込んだせいだとはいえ、勇者と対峙して完膚なきまで叩きのめしていた。

……スティアは、俺よりも一人前かもしれないな。

俺みたいに、感情に流されて激高《げきこう》することもないしなぁ。


「おねぇ、ちゃん」

スティアの声は聞こえるから、起きてしまったか?

「あ……よかった、寝言ね」

「夢の中に、お前の声が届いたのかもな。……リエラが付いている。俺たちは行こうか」

「はい。旦那さま」


「いや……スティア。魔王城まで数日かかるが、疲れていないか?」

「私も霊体ですよ? 疲れたりしませんよぅ」

「そうか……その、あれだ。俺が急ぎ過ぎていると思ったら、言ってくれ」

「えっ? ……ふふ。はい」

「意外でした。ラースウェイトも成長するんですね」

「リグレザはハッキリと言い過ぎだ……」



**



魔王城への空旅は、やはり山脈越えの絶景に息を呑む。

空を抜けきった先に、まだなお深い空が広がる。


登り切るまでは吹雪いていたが、途中からは快晴――まさか実体で歩いて登るのは勘弁だが――自力で飛んで越えるのは好きだ。


……そういえば、この山は魔族が作ったんだっけか。

ファントム・ドランの言うことをそのまま信じるのなら、だが。そんな力があるなら、たとえ勇者が相手だろうと魔族が、それも魔王が負ける要素は無いだろう。なぜ負けたんだ?


そも、その勇者に、俺とスティアは割と余裕をもって勝った。この力の相関図が理解出来ない。

いや……スティアが居なければ俺もダメージを受けていた。銀髪の魔女セレンの、青い炎は霊体に届く攻撃だった。

俺たちが生身なら、もっと苦戦していたのかもしれない。


「う~ん。どうなんだろうな」

「ラースウェイトは、この雄大な景色を見ながら何を考えているんです?」

「リグレザ……。生身で戦っていたら、どうだったのかと思ってさ」

こいつなら分かる気がして、素直に聞いた。


「旦那さまが負けるわけありません!」

「フフッ。その通りですね。生身だったらという仮定がまず不要ですし、スティアもですが、あなたが人間に負けるわけがないんです」

「まぁ……物理無効の反則状態だからなぁ。じゃなくて、魔王が負けた理由は、生身だからかなと思ってな」


「あぁ、そういうことですか。手を抜いていたんでしょう。たぶんですけど」

「命を掛けてそんなことするかぁ?」

「そういう生き物ですから」

いや、どんな生き物だよ。


「お前はすぐ、よく分からんことを言う」

「あなたがよく聞かないからですよ~!」

そう言いながらリグレザは、さらに速度を上げて声を響かせた。

「追い付けますか~?」

銀タマゴめ、急に競争とか子どもかよ。


「ずりぃぞ! フライングだ!」

「キャハハハ! わたしも競争しまぁ~す!」

そう言ってぐんと速度を上げるスティア。

――くそ。追い付けないだと?

リグレザはまだ分かるとして、スティアにも追い付けん……。



**



日中だけではなく、睡眠を取らずに夜も飛べるのは大きい。

眠れないことは苦痛ではなく、時間を多く使えるというメリットになる。特に、すべきことがある時は。


三人ともが霊体で、それぞれ同等の体力で飛び回れるのだから、実は俺たちは最強のパーティーなのかもしれない。

「旦那さま、着きましたね~」

「ああ。景色が良いと飽きずに飛べるな」


虹の絨毯を思わせる花々の草原は、ずっと飛んでいたくなるほど心を奪われる。

その中央にある白い魔王城は、円錐型の青い屋根が全体の白色を引き締めて雄大に座している。

――本当に美しい。だけではなくて、威厳という力強さを感じる。


「ラースウェイト。見惚れていないで入りましょう。魔王代理を一応とはいえ任されている今、まさかドランに咎められることもないはずですし」

「あぁ、そうだな」


と言っても、これほどの城に、しかも一度しか入ったことがないものだから少しばかり遠慮がある。

――前も、城内は従者が手入れをしていると言っていたが。


蘭《らん》の花に似たモチーフが彫られた大扉は、歓迎も拒絶もなく構えている。

これをドランが開けてくれたのを思い出しながら、押し開けた。すんなりと開く大扉が、とたんに歓迎しているように感じるのは気の迷いのせいだろうか。


そうして入り、ドランは居ないだろうかと絢爛《けんらん》なエントランスを見渡した。スッと出て来てくれても良さそうなのに、そう思っていた時だった。

「戻ったか、ラースウェイト。お前に会わせたいお方が居る」

思いもよらぬその美しい声が、意図せぬ真後ろから聞こえたせいで飛び上がりそうになった。


咄嗟に振り返ると、そこにはドランが居た。

――こいつめ、からかったな?


彼女は青く長い髪をサイドに束ね、透き通る水のようなドレスを着ている。……肝心な所は反射の加減か見えない。小粋に礼をする姿は、さながら貴族のご令嬢だ。ともかく、随分と機嫌が良いらしい。


「もう少し……普通に出てきてくれ。それにしても、ドレス姿とは珍しいんじゃないか?」

「当然だ。我が大魔王様がお目覚めになったのだからな」

「大魔王?」

こいつが魔王と称えるのは、一人だけのはず。つまりは呼び方を変えたのか。

――俺のせいか?


「そうだ。我が大魔王様は寛容なお方ゆえ、お前に魔王の名をくれてやろうと、そう仰っている。今からその戴冠式《たいかんしき》を行う。ついて来い」

その戴冠式は、俺の為か、それとも大魔王就任の為か、どっちだ?


その疑問を投げかける前に、ドランは優雅に、滑るように移動を始めた。エントランス奥の大階段を上り、いくつかの通路ともうひとつの階段を上がって城の三階へと、俺たちを誘《いざな》う。

そして、王座の間であろう扉の前に立った。そこには城の大扉と同じ、蘭《らん》の花に似たモチーフが彫られている。


「心して入れ。その小娘と銀色の何者かは、こやつの後に続け。粗相のないように」

扉は開かず、ドランはそのまますり抜けて入っていく。

そういうものかと同じように続くと、その扉を抜ける時に体が重く感じた。他の物質の時、例えば城砦町の城壁も神殿の扉も、すり抜けたとしても違和感さえないというのに。


「ラースウェイト。これは扉の姿をした結界です。招かれざる者が触れれば、無事では済まなかったでしょうね」

「……罠だったら危なかったな。スティアも大丈夫か?」

「はい。ちょっと気持ち悪かったですけど、平気です」

――妙なところで魔王城らしくしてやがる。


王座の間は、まっすぐに長い空間が伸びていた。

扉から正面の玉座まで、随分と距離がある。

柱はひとつも無く、高い天井を見上げると花の草原が描かれていた。少女趣味とまでは言わないが、魔王が居座る場にしては、荘厳《そうごん》さよりも美しさが強調されている。

――まさかとは思うが。いや、そんなことはどちらでも関係ないか。


レッドカーペットが敷かれ、その中程でドランが振り向いたまま、こちらを見ている。

早く来いと、促しているに違いない。そしてドランに向かって進むと、彼女もまた前に進む。

誰も座っていない玉座まで近づくとドランは横に逸れ、うやうやしく玉座に礼をすると、その側に立った。


「そこで首《こうべ》を垂れよ……いや、構わぬらしい。そのまま待て」

魔王はどこから登場するのか。

「お前? どこを見ている。大魔王様はすでにお見えだ」

ドランはおかしくなってしまったのか、そう思った。


「余《よ》が見えぬか? その目は節穴のようだな」

その声は落ち着き払った少女を連想させる、よく通る高い響きをしていた。

だが、物質も霊体も見えるはずの俺たちが、三人とも認識出来ていない。


「単純な光と魔素の屈折だ。魔法には精通しておらぬのか、つまらぬ」

それは魔法であれ科学であれ、タネが分からなければ一生見破れないだろう。その完璧な隠蔽と気配の消し方は、目の前で声を出されても全く分からないものだった。


「まぁ、良い。久々の目覚めと客人に、少々はしゃいでしまった」

それらの屈折を解いたのだろう、その玉座には、可憐な美少女が淑女然として座していた。


漆黒の髪、炎を宿した紅蓮の瞳、雪の如く冷たく透き通る肌。身に付けているものは、絹のような質感の黒いワンピースという、上質だが素朴な出で立ち。胸元には、大きな黒ダイヤのネックレスが掛かっている。


「魔王……か。勇者に倒されたのに、もう復活したのか」

少女であるのに、素朴な出で立ちなのに、その凄みと圧は本物だった。

なぜならその雰囲気にのまれて、声を出すのに少しばかり時間を必要としたからだ。


「うん? ……あぁ、そうだったな。あれは転生の勇者殿であった故《ゆえ》、丁重にもてなしたのだ。少し遊んで交流した後に、余が討たれるという筋書きであった」

「交流? 筋書き? ……あんたの命は、無限にあるのか?」

遊び半分に捨てるなど、魔族といえどありえないはずだ。


「命か……。そうだな、この肉と骨と臓腑、これらは再生出来る。余の魂が朽ちぬ限り。だが、息の根は止まる。不思議だろう? 痛みも快楽も感じる。痛いのは嫌だがな、慣れるものだ」

その感情の消えた目は、諦めのせいか、それとも他愛ないことだと本気で思っているのか。


「聞きたいのはそれだけか? まぁ、他にあろうとも、今は歓迎よりも儀が先だ。ドラン」


「はっ。では、戴冠の儀を執り行わせていただきます。まずは、我が主《あるじ》エルディア様より。この度、魔王の称号をこの者にお与えになり、新たに大魔王を称されますことを……我、ファントム・ドランの名に置いてお願い奉ります」

ドランは胸に手を当て、深々と頭を下げる。

それを受けて、魔王は一瞥《いちべつ》だけで答えた。

「うむ。認める」


見た目は少女であっても、その中身はまさしく、魔族の祖なのだろう。

貫禄は取って付けられるものではない。だがこの少女のそれは、そこらの国王や皇帝では届かないものを感じさせる。


「ははっ。続いてラースウェイト。お前に魔王の称号を、大魔王様より賜ることを心して受けよ」

ドランは、俺には一礼も何もない。

つまり彼女は、この魔族社会の中で、俺と対等の位置にいるのだろう。

この辺りの身分感は、後々聞いておく必要がありそうだ。


「……ああ。ありがたく頂戴する」

俺も同じように、礼も何もせずに答えた。そこに粗相があるのなら、指摘されるはずだ。


「以上、戴冠の儀を完了する」

……ドランはともかく、大魔王からもお咎めはなかった。つまり、この対応で間違いではないのだ。


「それにしても……。新たな魔王よ、貴様、女神セラと……約束を交わしたのか。可愛いらしいことよ。あの女に惚れたとは、なかなか天晴《あっぱれ》ではないか。面白い。実に面白い」

「なっ? なぜそれをお前が知っている!」


「無礼だろう、魔王ラースウェイト。我が大魔王様に対等な口をきくな」

すかさずドランが窘《たしな》めたが、それを気にする余裕が俺の中で消えてしまっている。

「良い。ドラン。この者の無礼は全て余が許可する。久々に楽しい思いが出来そうだからな?」


俺を見たまま、大魔王はその頬を緩めた。

――なぜ、こいつが俺と女神セラの事柄を知っている?


「女神セラと、交流があるとでも言うのか?」

「フフ。さぁて、どうだろうな? そうだとして、女神セラに貴様を推してやろうか? 面白い男じゃないか、と」

「余計なことだ。俺は自分の力で、俺を認めてもらう」


「フフフ……。面白い。人の色恋は好物だ。楽しませてくれよ?」

――ドランのように、戦えと言われるよりも厄介な相手だ。


「その関係は、後々に聞くとしよう。だが、今は俺を手伝ってくれる魔族の仲間が欲しい。誰か力を貸してくれる者はいないか。人間に、宣戦布告をしたいんだ。一人では手が足らない」

話の主導権を取らせたままには出来ない。多少強引でも、俺の目的のために進めさせてもらう。


「戦争か……そんなもの、ひとつも面白くなかろう。なぜそれをする」

「人間の戦争を止めるためだ。さっきの流れなら、それも知っているだろう」


「フフフフ。本気で考えているのか? 人間のような害虫、放っておけば勝手に滅びよう。そしてここには、人間は入っては来られぬ。盤外から眺めておれば終わるものを」

「……かもな。だが、女神セラがそれを望んではいない」

「まぁ、そう答えるだろうな。よかろう、好きにさせてやる。幾人かドランに集めさせよう」


大魔王は、つまらなそうに髪の先をくるくると指で弄びながら、ドランに目配せをした。

そして、もう一度俺をじっと見た。


「……なるほど。ふぅん?」

興味がある時の感嘆なのか、無い時の感嘆なのか分からない声と、無表情で無感情な瞳。


「わかった。そうだな……『天傀《てんかい》戦禍《せんか》』の二つ名を与える。天の遣いでありながら戦禍をまき散らす悪しき魔王……。これよりそなたは、天傀戦禍のラースウェイトだ」

その二つ名を口にした時だけ、大魔王は満足気な笑みをこぼした。


また妙な二つ名を。だが、断ると機嫌を損ねそうだ。

――嫌でも受け取るしかない、よな。

「……ありがとう。天傀戦禍と聞けば、人間が震え上がるように名を轟かせていく。これからよろしく頼む」


握手くらいはしたいところだが……なにぶん相手は、玉座の上だ。

と、思っていたら大魔王はどうやったのか、いつの間にか俺の目の前に立ち、手を差し伸べていた。

「貴様には、このくらいの距離感がよかろう。人間との遊戯には飽きたが、貴様のすることは面白そうだからな。特別だ」

大魔王につられて手を差し出すと、その小さな手できゅっと握られた。


「お前。さすがに不敬だろう。大魔王様に跪き、首を垂れよ」

滑るように側に来ると、ドランはそう言って俺を睨みつけた。

少々、この大魔王には手玉に取られている感じがするが……俺の態度さえ受け入れるつもりの、そのための握手なのだとしたら――。


「ドラン。それに大魔王セレンディア。俺はお前たちの仲間であっても、僕《しもべ》ではない。握手はしても、頭は下げないし跪《ひざまず》きもしない」

これで関係が崩れるなら、魔族と手を組むのはここまでにすべきだ。

俺の直感がそう告げている。


――さぁ、ここまで言われてどう出てくる?

だが、大魔王の言葉は、終始本気らしかった。

「良い。余が許すと言ったのだ。それにそなた……天界の眷属の中でも、かなり気に入られているだろ? 余も気に入った。仲間で良い」


「……大魔王様のお言葉とあらば。では天傀戦禍。我も歓迎しよう」

ドランはまだ、俺を睨んではいるが。

「ありがとう。改めてよろしくな。二人とも」



**



かくして俺は、人間の戦争を止めるための、最初の礎《いしずえ》をやっと築けた。


そして計画を詰めるために、ドランの知識も借りながら大陸の情勢を頭に入れていく。

手伝ってくれる魔族を集めるには、時間が必要らしくじれったくはあるが……こちらも下準備が整うまでは、来てもらっても仕事を振れないから丁度いいのかもしれない。


ともかく、この世界について学ぶべきことが多すぎて、しばらくはここ魔王城で足止めせざるを得ない。

急がば回れ。

自分にそう言い聞かせて、大魔王とドランからも、色々と学ぶとしよう。




魔王城に留まって、分かったことがある。

それは、大魔王もドランも、呑気でのんびりしているということ。


ドランはもとより寿命などなく、大魔王も長命かつ復活する。だからか、人間を相手にするにしても、俺のようにあれこれと考えない。なまじ強いものだから、数こそ極端に少ないものの、まさか魔族が負けるなどという危機感もない。


勇者たちがこの魔王城に来られたのも、そもそもとして招いてやったというのだ。そして討たせてやるという大盤振る舞い。その後、勇者たちが国を追われることになるのも予想済みだったという。


彼女たちは、世界に魔族の恐ろしさを示した覚えもない。というのも、適当に魔物を追い込み漁のようにして、町などを襲わせた程度だそうだ。時折、姿を見せて大魔法を放ち、これ以上近付くなと警告したに過ぎないらしい。


それだけでも、人間にとっては歴史に刻むべき脅威であったのだ。しかしそれで合点がいくこともあった。何せ、俺の村は最前線に近いと言えば近かったが、奥まった場所にあったせいか、魔族の脅威を感じたことなどなかったからだ。


……人間の歴史が、こうも無残なほど相手にされていないものだったとは。

俺が人間の戦争を止めさせるのだと言った時、大魔王は笑った。嘲笑に近いものか、変わり者だと思ったからかは分からないが。ただ、それは無駄なことをしたがるのだなと、滑稽に思うニュアンスは含んでいた。

さらに、女神セラに言われて、振り向かせたいがために本気で取り組んでいるのを、面白がっている。


だがそんなことは、何でもいい。俺は、やはり女神セラを振り向かせたい。そのためなら、誰に笑われようと本気でやり遂げる。

一目惚れではあったが、俺の全てを掛けたいと思えた相手なんだ。

やっと、スタートラインに立てたんだ。

――必ず、やり遂げてみせる。



第一章 完

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