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さくすお、受け優勢

🔞








『すおちゃんやっぱドSだよね〜』


と、言われたことがある。




失礼な。



自覚はあるけど、”ド”が付くほどではないはずだ。



確かに、思惑通りの反応が得られると楽しい。



しかし自分のそれは人間観察の1種となっていて、決して陥れたいとか支配したいと言うような欲は含まれていないのだ。




そもそも自分は欲に飲まれるようなことにはならない。



いつでも平静とし、客観的事実を観察できる合理主義者。



正しさと思いやりを兼ね備え実行できるヒューマニスト。



誰にも迷惑をかけたくない。



子供っぽいのは嫌いだ。



早く大人になりたい。




だから恋人である桜くんに対しても、ただ穏やかな愛を伝え続けたいと、




そう、思っている




けど、




これは、その、




「すお、すぉ…っ♡」


「…。」



「…ま、だ………?すお、……」


「さ、くらく…………」




これは、俗に言う欲ボケとどう違うと言うのだろう………。




自分の中にこんな性的趣向があるなんて気づきたくなかった。



アセクシャルとまでは行かずとも、潔白な部類の人間だろうと勝手に思っていた。




小手先が器用な自負がある。



それで大抵の状況は打破してきた。



だから桜くんとの”コレ”もきっと上手くやりきってみせる、奥手で初心な彼を完璧にリードしてみせると、そう、思っていたのに、




「ぁ、う…♡すぉ、や、だ……ぁ♡」




どうしよう、かわいい








桜くんと親密な関係となっても早急に触れ合うことはせず、あくまで彼に歩幅をあわせてゆっくりと歩いてきた。



そして遂に身体を重ねようという段階になり、

どうせ性知識もなく碌に準備もできないであろう桜くんだからオレがやるしかない


___という思考に至るのはそう難くはなかった。



それに、そもそも桜くんと繋がれるのであれば上下左右拘りはなかった。




ちなみに事情の準備は今までで一番と言っても過言ではないほどの苦行だったし、己のプライドと尊厳に若干の傷が残った



気がしなくもない。



けど、裏を返せば彼にこれは耐えられなかっただろうと思う。



むしろこんな思いをさせずに済んだのならお釣りが返ってくるとさえ思う。




兎角、オレは至極冷静だったのだ。



彼の初夜に相応しい穏やかな時間になるだろうと、そうしたいと思っていて、




今、桜くんに意地悪をして数十分が経とうとしている。








好奇心が抑えられなかった。



オレを組み敷いている彼は真っさらで、触れたら触れた分だけ染まってしまいそうなほど脆い男なのだ。



そんな桜くんの見せる表情はどれもオレにはないもので、もっともっと見たくて。



今ここで『動くな』と命令すれば彼はどう反応してくれるんだろう___と。




桜くんが絶頂に達しそうになった瞬間




『さっ、くらく……ッ!ま、って…!♡とまって…、ッ!♡♡』


『…ッ!?、ぇ、あ?♡』




優しい彼はオレの身体を案じて素直に止まってくれるだろうと、純粋さに漬け込んで、




『ちょ、っと…苦しいから、少しこのまま待ってくれる…?』


『…こ、このまま……!?……ぅ、……。おう…』



___というやり取りを数回繰り返した。




意外にも桜くんはオレに従順で、後半は泣き声に近い音を喉から出しながらもオレの言葉に素直に従った。



いっぱいいっぱいで噛み付く余裕もないのかもしれない。




どうしよう、かわいい、本当に



引くに引けなくなってしまった。



白い肌を赤く染め上げ、涙目ながらに縋るオレこそ現状を作り出した犯人なのに、桜くんはオレしか頼る相手がいなくて…



こんなにかわいいのにドクドクとオレの中で雄を主張するのは紛れもない桜くんだ。



むしろ自分が抱いている側なんじゃないかと錯覚するレベルで惚けた表情をしてくれるのに、


その理由がオレの中に種子を残したいから。



頭がガツンと殴られたみたいな衝撃だ。



自分だって余裕はないのだけど、そんなことよりもどうしたって桜くんが可愛すぎて、かっこよすぎて。




自分の中にこんな性的趣向があるなんて気づきたくなかった。




「…さくらくん」


「…ぁ、な、んだよ……」


「くるしい?」


「…ぇ、」


「イキたい?」




桜くんの、硬く寄せられた顳かみから流れる汗を拭いながら問う。



答えは分かりきっているけど、理性の溶けた彼の口から直接紡がれる言葉が聞きたい。



ねえ、桜くん



どうされたい?



どうしたい?オレのこと___




「ぃきた、い…すおう、の、ここで…っ」


「…〜〜っ、っうん♡おいで………んゥッ!♡」


「ぁ、あ♡すお、♡やば、すお、すお♡♡あ、でるっ…!」



桜くんの律動にあわせて霰もない声が、信じられない程甘い声が自分の喉から絞り出される。

頭がいっぱいだ。



思考回路の機能が停止したみたいに、何も考えられない。



桜くん、桜くん桜くん桜くん




「ん、♡そのまま、だして…い、いよ♡」


「ぁ、あう♡あ、あ…っ♡すお、〜〜っ…!♡♡♡」


「〜〜ッッぁ♡」











(力尽きました…)

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