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#ひなこ
Yori
51
レア度一の腐男子
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『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.41
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
るな→❄️
碧→🟢
-作者より-
最近当たり前のように更新サボってます…ちょっと一回誰か私を殴ってほしい。
今回は普段よりももう少し長く書いてます!!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:綾咲碧 -ayasaki midori
俺は体育館の影になっているところに座り込みながら、暑さに耐えきれずに 体育祭のパンフレットで扇いでいた。
正直身体はだるいけど、滅多にナースコールを押さなかった俺にとってはこれくらいなんてことは無い。
🟢『ん?あれは…』
🐾「……」
いむくん…救護テントの近くで何してるんだろう?
前に聞いた話だと、確かリレーに出場するらしいけど…
🟢『…あれ?じゃあなんであそこに居るんだろう‥行かなきゃいけないはずなのに』
🟢『……』
俺は壁に体重をかけながらふらふらと立ち上がって、救護テントの側へ向かった。
🟢『いむくん、何してるの?』
🐾「うぉッ…?!じゃっぴせんぱい……何してんすか」
何してるか、って…それを聞くのは俺の方だと思うんだけどなぁ。
……あ、それよりも!
いむくんはリレー出なきゃなんだし、早く行って貰わないと。
🟢『いむくんってリレーのアンカーの1個前なんでしょ?余裕はあるだろうけど、早く行かなきゃダメだよ』
🐾「あ、そっか。 もうリレーやってんのか…めんど。」
普通トラックの中はコースを跨がないと通れないから、競技が始まっちゃった今だと中々通れないよね…
解決策としたら選手の人が走ってないタイミングを狙うことだけど、選手の人の間で差が付いてたら一巻の終わり。いむくんの軽さなら撥ねられてもおかしくない…((
🟢『そーいや、って…まぁ良いや。早めに行かないと先生に怒られちゃうよ?』
🐾「うん……」
ダメだこれ、完璧に聞いてない☆
……はぁ、仕方ないか…
🟢『いむくん、あそこにるなさんが…』
🐾「行ってくるわ。これ預かっといて(即答)」
いむくんは俺に体育祭のパンフレットと首に巻いていたタオルを預けてトラックの中に入って行った。
…うん?なんで皆そんなにるなさんを恐れてるの……???
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:本田歩都 -honda poto
🐤『遅いです。() 』
🐾「なんだよ唐突に…」
いつの間にか居なくなってたいむさんがいつの間にか戻って来ていた。
そのことに対しておれは正直ブチギレている。あんた投げ飛ばすぞ??((
いつの間にか居なくなって、いつの間にか戻って来てる…いむさん気配消すの上手すぎないか。
🐤(…まぁ、おれが言えることでも無いか…)
🐤『まぁいいか……(小声)』
🐾「んぁ?‥わり、今なんて?」
🐤『なんでもないです、ただの事実確認ですから』
🐾「ふーん…?」
いむさんの背中を押して彼の待機列まで連れて行く。
アンカー1個前って言うのは、こう言うときでもおれの逆側で待機してりゃ良いから楽に済むんっすよねぇ…
🐤(……あ、おいしい役取られてるじゃん)
🐤『お、ぷちさん爆速でぶちかましてますね』
🐾「お前なんかヤンキーの語彙してない??」
🐤『やだなぁいむさん、気のせいっすよ』
🐾「ほんとか…?」
いむさんはおれの待機列と反対側だから、人数確認のために早めに連れて行かないといけない‥!
🐤『ほらいむさん、さっさと並びに行ってくださいっ!』
背中を押して列に連れていくと、いむさんは不服そうな顔をしながらも大人しくグラウンドに座り込んだ。
🐤『……よし。』
おれは自分の列に並び直す。
少し暇になったので走っているぷちさんを見ていたけど……ん?
🐤『それにしても‥ぷちさんってあんなに走るの速かったっけ?』
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side:猫宮伊舞 -nekomiya imu
やばい。控えめに言ってかなりやばい。
とんでもなくキツい…さっき救護テントの近くで涼んでたときはまだマシだったのに。
🐾『くそ…(小声)』
膝と同じくらいの高さに頭を下げて少しでも太陽から逃れようとするけど、まぁ予想通り何の意味もない。
んで暑いとかじゃなくて辛い。風邪では無さそうだけど…ずっと吐き気と微熱と頭痛が続いてるような感じがする。
🐾(俺が入ってる競技…全員リレーだけにしといて良かったな。これ終わったらすぐテント戻ろ……)
でもなぁ…テントの近くにはあの悪m…いやある意味天使なのか?属性的には天使っぽいけどな
清水先輩より怖い人とか居ない。今まで喧嘩してきた相手の誰よりも怖ぇもんあの人。
🐾『……あ、そーいやぷっちートップバッターなんだっけ…
3周走らねぇとなのか。大変そ~…』
ぷっちーはトップバッター、
元々は1周だけで済むらしいけど…
2番目と3番目の奴が休みだったから代わりに走るらしい。欠員が出るとこう言う奴大変だよな~。
🐾『……は?』
アイツ…あんな速かったか?
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side:松海冬知 -matsumi futi
👀『……っ、きつ‥』
俺が普段よりもかなり速く走ってるのは分かるか?
……まぁ分かるだろうな。
俺、端のレーンなはずなのに他の奴らと1周以上差付けてるし…
──────────────
──本来なら、良い感じに飛ばして1位キープするくらいで済ませよう…
とか、勝手なことを思ってた。
欠員が出たせいで3周走らなきゃいけなくなったときは正直、
「コイツ正気か??」
ってクラスメイトに思いはした。
あぁ白状するよ、正直言って思いましたとも。うっかり口からポロっと言葉のナイフ出しちゃいそうになったよ。
👀(でも…今の内に差ぁ付けとかねぇと‥!!)
見るからに”アイツ”は調子が悪い。
アンカーのぽん太が持ち直せるか否か…
まぁぽん太も体力は十分だし足速いから心配しなくても良いんだろうけどさ。
……いむがもし、途中で倒れでもしたら?
もしかしたら杞憂じゃ済まないかもしれない。
いむは昔っから体が弱かった。
夏にも結構な風邪をひいてたし、しかも今日は病み上がりだ。
いつまた体調崩すか分かったものじゃない‥
──しかも、俺が見た感じ…アイツ治りきってない。
幼馴染なんだ…これくらい分からなきゃ、こんな大層な役割は名乗れない。
アイツの面倒を見るのはいつも俺だった。
アイツを一番理解してるのはこれから変わるだろうけど……まだ、今は‥俺なんだ。
だから…アイツが強くなるまで、
アイツをもしもの時に守ってやれる奴が強くなるまで、
俺はアイツを…いむを、守りたい。
👀(……だって)
4走目の選手にバトンを渡して、コースから外れる。
息が落ち着くまでしばらく歩いたあと、クラスメイトや2-Eの先輩方が嬉しそうな顔でこちらに向かって来るのを避ける。
他の奴らから少し離れた場所に座り込んで下を向く。
…………だって。
だって、怖いんだ。
どうしようもなく怖い
どうすれば良いか分からない
もしあいつが”また”なにかされたら
もしいむが”また”しにかけたら
おれはどうすればいい?
👀『……どうすれば、よかったの』
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Episode.41
『理屈』 終了
Episode.42・・・7/19公開
次回もお楽しみに。
コメント
5件
「"また"死にかけたら」って前に1回死にかけたことがあるって事か……いむさん大丈夫かな 全然投稿サボってても大丈夫です! サボりたい時ありますもんね!
あー、今回の話めっちゃ沁みたわ…!碧先輩がふらふらしながらいむくんのこと気にかけてるとこ、ぽん太がいむさんの背中押すとこ、それぞれの視点でちゃんと「お互いを思う気持ち」が描かれてて。特に松海くんの一人語りが刺さった。「だって怖いんだ」って言葉にあの過去の重みが全部詰まっててさ…また泣かせにきてるよシャインマスカットさんは😢 次回も絶対読む!