テラーノベル
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『・・・痛い?』
「変な感じ、まだしてる・・・」
キスから最後までやってしまうなんて、ぜんぜん思ってなかった
しかも1回だけじゃ終わらなかった
ずっと喘がされて、もう声はまともじゃない
心の準備ができてなかった分、至る所全部の疲労感がすごい
蓮の体の上でぐったりしてると、蓮の手が優しく髪や背中を撫でてくる
さっきまで激しかった行為とは裏腹で、甘くてとろけそう
『謝ったりしないよ、大介も求めてきたし』
「・・・わかってるよ」
謝って欲しいなんて、これっぽっちも思ってない
それに今「ごめん」なんて言われたら、罪悪感しか残らないじゃん
初めてで残ったものがそれなんて、最悪でしかない
「・・・もう愛想尽かされてると思ってた」
『え、なんでそう思ったの?』
「ずっとオレ、ヘタレだったじゃん・・・あれから」
『この3ヶ月のこと?』
「蓮に会う度、・・・なんか顔を合わせるとドキドキして、それでつい・・・」
『・・・だから、俺のことを避けてたの?』
「そうだよ・・・」
捨ててきたと思った羞恥心が蘇ってきて、オレは顔を蓮の胸に埋めた
絶対、顔が赤くなってるだろうなぁ・・・
蓮より5歳も年上なのに、オレの方が幼稚だ
笑ってくれよ、ホントにもう
『・・・俺のこと、好きになってくれてたの?』
「ちゃんと言っただろ、・・・好きだって」
『うん・・・』
蓮はオレの身体を強く抱きしめてきた
『大介のこと、俺が愛想をつかすなんてあり得ないから』
「え・・・」
『むしろ、俺の方が大介に嫌われたと思ってたし』
「あー・・・」
オレが蓮にキスする前、そんなこと言ってたなー・・・
『・・・あの時、勢いでいろいろしちゃったから・・・、だから俺に引いてると思ったし』
「お前、暴走したら、人のこと見えなくなるもんな・・・」
『大介の言葉を信じてはいたけど、やっぱり不安になるし。挙句に避けられたら、勘違いもするよ』
まさかそんなふうに捉えられてるなんて、これっぽっちも思ってなかった
蓮はオレよりも恋愛経験が豊富だから、簡単に気づかれてると思ってたのに・・・
ああああああ・・・・・・
オレの行動が全部、裏目に出てるとは・・・
「誤解させて、ごめん・・・」
『だから嬉しかった。大介からキスしてもらえたのが』
「うぅ・・・・・・」
『あまりにも嬉しくて、気づいたら止まらなくなっちゃった』
蓮は舌をちょこっとだけ出して、苦笑いする
それがなんだか可愛く思えてきて、なんだか恥ずかしくなる
この顔をされると、弱いんだよなぁ・・・
キスができたら、いつかは蓮とするんだろうなっていうのは思ってたけど
それが今、一気にやるとは予測できなかっただけで・・・
蓮は強引で激しかったけど無理やりじゃなくて、ところどころ気遣ってくれた
その優しさに溺れそうになって、オレの求めにもちゃんと応えてくれて
もうこんなの知ったら、元に戻れない
この先、たぶん蓮の身体じゃないと落ち着かない
何かのきっかけで蓮と離れることなんてなったら、オレの方が干からびて死ぬだろうな・・・
「・・・責任とれよ、こんなんにしたの、お前だぞ」
『もちろん、そのつもりだし』
ニコニコと笑顔をオレに向けてくる蓮を見ると、悩んでた自分がなんだか馬鹿らしくなってくる
家に入ってきた時にあった威圧感はさっぱり無くなってて、なんだか憑き物が落ちたみたい
「・・・あのさ、オレの身体でお前は満足できたのかよ?」
『んー・・・・・・』
おい
なんだよ、その返事
散々ヤったのに、なんで答えれないんだ??
オレに何を求めてるんだよ・・・!?
「なんか不満だった・・・?」
『いや、不満とかじゃなくて』
「?」
『今日やってないこと、まだたくさんあるから・・・』
「え・・・」
オレの顔から、また血の気が引いていく気配がした
今でも腰が立たないのに、これ以上ってどうなっちゃうんだろう・・・
『・・・毎日ちょっとずつ、いろんなことして大介のイイところを・・・』
「おい!!!!!!」
ダメだ!
・・・こいつ、オレに対してちょっと狂ってない??
「無理!そんなの死んじゃう!!!」
『じゃあ、2日に1回で』
「変わらねぇよ!!!!!」
『え〜・・・、大介はガマンできるの?』
「ガマン・・・ってか、そんなハイペースで受け止められねぇよ!」
そりゃ、オレだってやりたくない訳じゃないけど
でもそんなペース、ついていけない・・・
「せ、せめてさ・・・、1週間に1回くらいで・・・」
『ムリ、俺が死ぬ』
「3ヶ月待てたんだから、死なねぇだろ」
『待ってた分、こっちは溜まってるんだからね』
「そんなに死活問題だったのかよ!?」
さ、3ヶ月の代償が、こんなにもデカいとは・・・
「オレとお前、5歳違うんだぞ・・・」
『アクロバットできる人が、そんなジジくさいこと言わないでよ』
「使う体力がちげーよ!!」
『・・・じゃあさ』
蓮の体がゆっくり起き上がり始めたと思ったら、オレと体勢が逆転した
オレの身体は再びシーツに沈められて、上からは優しそうなのに、まるで小悪魔ような笑みを浮かべた蓮の顔
嫌な予感がする・・・
『試してみない?一晩で何回できるか』
「やだよ!!!!!!なに考えてんだ、お前!!!!」
『一晩で何回かやるのと、毎日やるのとどっちがいいか、判るんじゃないかと思って』
「ケダモノかよ!?」
『大介限定でね』
反論しようとしたら、唇を塞がれた
ホントに狂ってる
蓮も
オレも
蓮に襲われることを、どこか心の片隅で期待してたなんて
口の中を蓮とオレの舌が暴れ回って、混ざり合った唾液が口の端から溢れ出てくる
『・・・ほら、欲しくなってきてる』
「うるせー・・・」
静かに主張し始めたオレのモノに気づいた蓮が、意地悪く煽ってくる
身体って、ホントに嘘つかないよな・・・
「もう、好きにしろよ・・・」
『・・・大介だって、好きにされたいんでしょ?』
・・・そうだよ
ズルいかもしれないけど
蓮の手が、
声が、
身体の全てが、気持ち良くて
蓮の欲が、オレの全てを縛り付けてくれることが心地良いって気づいちゃって
『・・・ずっと離れないように、呪いでもかけとこうかな』
「・・・バーカ、もうかかってるよ」
窓の外の月はまだ、絶え間なく光を放っている
夜が終わるのは、もう少しかかりそうな気がした
コメント
1件
うわ、もうすごく良かったです……! 大介のヘタレで不器用なところと、蓮のギャップがたまらないですね。最初の強引さからの、最後の「呪いをかける」って台詞、ゾクゾクしました。あと、お互いに「嫌われたかも」ってすれ違ってたのが、ちゃんと通じ合えてて本当に良かった。3ヶ月分の溜まった想いが一気に溢れた感じ、すごく伝わってきました。続きが気になります!
#岩本照
絶対辰哉
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#BL
うさみみ
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雪だるまひとひと💙
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