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これは、「ib」というホラーゲームに出てくるイブが出てきます。
この作品は、zmem +イブの家族パロです。
家族パロが苦手な人はお気をつけください。
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夕方、三人はショッピングモール近くの小さなご飯屋さんに入った。
エーミールは席に座ると、メニューを開きながら笑顔でイブに声をかける。
「イブ、何にしますか?食べたいものはありますか?」
イブは無表情のままメニューを見つめ、指でお寿司の絵を指す。
エーミールは頷き、優しく答える。
「はい、わかりました。お寿司ですね!」
ゾムは少し照れくさそうにメニューを見ながらも、にこにこ笑い、イブの横に座る。
「おお、いいチョイスやな!俺も同じもん頼むわ!」
注文を済ませ、料理が運ばれてくる間、三人は互いの顔を見合わせて穏やかに過ごす。
イブは箸を持つ手の動きや、口元を指で示す仕草で食べたいものを伝え、二人はそれを読み取りながらフォローする。
「ゾムさん、イブがお箸を使うのはまだ慣れていないですね」
エーミールは笑みを浮かべつつ、そっとイブの手を添えて箸を持たせる。
「おお、そうやな…でも、これから練習してけばできるようになるんやで!」
ゾムは嬉しそうに笑い、イブの様子を見守る。
食事中もイブは、ジェスチャーで意思を伝えるだけ。 それでも三人の間には、言葉以上の家族としての温かいコミュニケーションが流れていた。
料理を食べ終える頃には、笑い声もこぼれ、三人の日常の穏やかさと絆が、ゆっくりと確かに育まれていた。
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夜、家の照明を落とすと、静かな時間が広がる。 三人は寝室に入り、布団を並べてそれぞれ身を横たえる。
エーミールはそっとイブに声をかける。
「イブ、今日も一日お疲れさまでした!よく頑張りましたね!」
イブは無表情のままだが、どこか嬉しそうに見える。
ゾムはにこにこ笑いながらイブを抱き寄せる。 「おお、そうやな、今日も頑張ったな!」
エーミールもそっとイブの頭を撫で、肩に手を添える。
「イブ、おやすみなさい…」
布団の中で、三人は自然に体を寄せ合う。 イブは口数は少ないが、手の動きや視線で自分の意思を示し、二人はそれを優しく受け止める。
冬の夜の静けさの中、布団のぬくもりと小さな呼吸だけが響く。
三人の家族としての絆を改めて感じさせる。 三人は信頼と安心感に包まれながら、ゆっくりと眠りについた。