na「俺、shkと一緒に復讐者になる。」
皆んなが困惑した表情でnaを見ている。
na「shkを助けれるのは俺しかいない。だから俺はこの道を選ぶ。 」
br「naだけじゃ無理だとは思うけどね〜。」
na「それは…わかってる。」
br「まぁ僕はshkの味方だから協力者だけど。」
俺はbrと目が合う。
br「僕は間近で見たからね…shkがボロボロになる所。だから、僕は二人の味方。やり返さない他ないよね。」
sh「br…。」
sm「…復讐って言ったってどうするつもりだ?」
na「smならよーく知ってるでしょ?」
sm「…調達は?」
na「まぁ、smが力になってくれたら嬉しいよね。」
naがsmの方を何度も見つめる。smは絶対に目を合わせないように顔を背けていた。
kr「でもさすがに復讐するって言ったって今までのやつらがわかる訳じゃないんでしょ?」
br「写真に収めてる分ならわかるけどねー。」
kr「あるのかよ。」
会話が弾む中knは浮かない顔をしていた。
kn「…捕まるんじゃないの?」
na「曰く付きのホテルにするんだよ。」
kn「曰く付き…?」
na「そう。」
naが携帯の画面をknに見せる。今naのホテルは曰く付きと言われているみたいで、客足も少なくなっているそうだ。
na「これを利用させてもらう。」
kn「そんな上手い事いくの?」
na「やってみなきゃわかんないけど俺はこれに賭けてる。」
naの目はとても活き活きとしていた。そして皆んなが思ってるかもしれない、naなら出来る気がすると…俺もnaなら、いや、naにしか出来ないと思っている。
sm「br…その証拠写真を見せてくれないか?」
kr「俺も見たい。」
br「いいよ。」
sm達は写真を見ながら悲壮感ある声をあげる。あの時の暴行は行き過ぎてたから俺も死ぬかもって思ってしまうほどだ。
sh「そうだ…knに頼みたい事がある。」
kn「ん?なに?」
俺はノートから一枚のつぎはぎになった紙を渡す。
kn「これって…」
sh「せっかく書いてくれたのにごめん。」
na「やったのは俺の母さん。しかも、shkを殺そうとする直前にね…。」
kn「…shk。」
sh「それで、もう一度描いて欲しいんだ。」
kn「いいよ。描こう。」
sh「有難う。」
sm達が席に戻ってくる。
kr「緑の目…どうしてそれだけでこんな事になるんだろうね…。」
sm「…ひどいな。匿ってくれる人とかはいなかったのか?」
sh「いたけど……皆んないなくなった。自分のせいで…。けど、俺は何も悪い事はしてない。助けてくれた人も悪いことはしてないはずなのに……」
na「shk…。」
sh「だから復讐する。俺が今までされてきた事や大切な人を殺した奴らを今度は俺が同じようにしてやるって。」
俺は握り拳を強く握る。このチャンスを逃すわけにはいかない。
sm「…同じものは用意できないが、成分が混ざると毒になるものもある。それを俺は調べてみる。そうすれば薬は手に入りやすい。」
na「sm…有難う。」
br「僕はもう書く記事は決まってるんだ。着々と準備は出来てるよ。」
sh「…br、味方になってくれて有難う。」
br「shkは強くなったね。」
頭を撫でられ俺は泣きそうになるのを我慢する。
kn「ねぇ、br。その記事にさ俺のshkの絵とか載せれない?」
br「全然いける。」
kn「俺にはそれぐらいしか協力できないからさ。」
sh「kn…有難う…。」
俺以外の皆んながkrを見つめる。
kr「俺ぇ〜?一応神父になろうとは思ってるけど…役に立つ?」
na「…!?そうだよ!ホテルの中に教会を作ればいいんだ!」
kr「えぇ!?な、なんで?」
na「だって、曰く付きなんだから。皆んな怖くなれば神頼みするでしょ?br!ホテルの記事も出して欲しい!…そうだな、天罰が下る…的な感じで。」
br「なんとなくイメージわいた。了解ー。」
na「天罰…自分が何をしたのかきっと神様の前では答えるんじゃない?」
kr「本当、頭の回転早いよな…。まぁ、俺は神父できるならそれでいいよ。」
俺は目の前で繰り広げられてる光景が嘘のように思えてくる。こんなにも心強くて優しい友達がいるんだって…今までじゃ経験する事なんて無かった…。
sh「皆んな…有難う。」
思わず涙する。皆んなが俺に寄り添ってくれる。生きてて良かったと今本当に実感している。
na「やべっ…貰い泣きしちゃったわ。」
kr「わかる…本当に辛かっただろうしね。」
kn「shk…これからは好きに生きていいんだよ。」
br「僕たちがいるからね。」
sm「もう一人で悩んだりするなよ。」
俺は涙を拭う。しっかりと前を向き皆んなの目を見る。
sh「皆んな、よろしく。」
始まる…俺たちの作り上げたものが…俺達の人生が。
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