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体育館までは2分ほどで着き移動中はクリスと 雑談をしていた 扉にいる教師に自身の名前欄にチェックマークを書いた後自分のクラスと座席番号が書いてある席に座れと指示される、体育館の中はだいぶ広く席の左右には2階がありそこにも椅子があり2.3年生が座っている、着席してから5分ほど経った頃だろうか教壇に女性が現れ少し辺りを見回した後
「全員規律」ザッスピーカーからの号令が送られる「只今より第31回入学式を行います着席!」
「新入生への挨拶 学園長お願いします」どうやら教壇に立っているのは、学園長らしいそして彼女はマイク握り語り始めた
「新入生の皆さん始めまして、私はこの王立貴聖学園騎士科の学園長です。この度は貴方達が入学してきてくれた事を嬉しく思います。皆さん知っての通りこの学園は貴族や王族の護衛となる優秀な護衛騎士を育てる為の学び屋です、その為辛く厳しい事もあるでしょうが、どうかこれからの 3年間が貴方達にとって有意義な時間となる事を願います,」
「学園長ありがとうございました、続きまして新入生挨拶新入生代表”エレナ・ベルベット前へ」 「はい!」俺の席から10m前方の席から威勢のいい返事と共に綺麗な赤髪をした女が立ち上がり教壇へと歩き出す腰の後ろにかけてある剣は一目で分かるほど魔力を帯びている所謂”魔剣”と呼ばれる物だしかもその中でも最高クラスの品質であり彼女の家柄は間違いなく上流である事が伺えた「この温かな春の日私達がこの学園へ入学できた事を嬉しく思います。自分語りにはなりますが私は幼少期から父の姿を見て護衛騎士に憧れていました、ですがその道は簡単な物ではなく今実に 至るまで様々な努力をしてきましたそして今日その努力が実となり無駄ではなかったと実感しています。そしてこれからの学園生活楽しい事ばかりでは無いと思いますが同じ夢に向かって努力を重ねてきた同級生や先輩方と共に乗り越え卒業する時に振り返るといい思い出になるような時を過ごしたいと思います入生代表エレナ・ベルベット」
パチパチ 彼女は多くの拍手に包まれ学園長に深いお辞儀をした後自分の席へと向かった
「担任発表 学園長お願いします」
「はい、では例年通り3年生Aクラスから発表します」ポケットから紙を取り出し発表し始めた 自分のクラス以外の担任など覚えても仕方がないと思い隣に座っている生徒に話しかけようと横を見る、するとそこには今朝医務室に運び込んだ女が居たクリスに続きこんな偶然があるものかと謎の感動を感じつつも当初の予定通り話し掛けた「もう体は大丈夫なのか?」
「すまんどこか出会ったか?」少し警戒したような顔をして訪ねてくる
「覚えてないかもしれんが俺がアンタを医務室まで運んだんだ、だから言うなれば一方的な顔見知りだな」
「アンタが運んでくれたのかスマン!本当にありがとう」手を合わせて感謝される中々嬉しい物だ
「いや気にしないでくれそれとアンタと殴り合ってた相手まぁ、クリスって奴なんだが代わりに謝ってくれって頼まれてな、勿論後で個人的にも謝罪はするらしいが」
「そうか…」
「どうかしたか?やはりまだ体調が…」
「いや、実は俺なんで殴り合っていたのか全然思い出せなくてなんか急に相手が憎くなって…理由が分からないんだ」ビンゴだやはり二人とも何者かに怒憎の魔術をかけられていそうだ 「その事なんだが、実は話がある後で話さないか?」
「それは構わないどこで話すんだ?」
「実は相手も同じクラスでなちょうどいいから教室で話そう」
「ん、分かった」 会話が終わったタイミングでちょうど俺のクラスである1年Aクラスの担任が発表された担任は白髪の小柄の若い女性で片目には眼帯を付けていた
「はい〜それでは皆さん教室に移動しますお喋りはせずに着いて来てください」移動中は特に何もなく気がつくと教室の前まで既に着いていたガララ「では、各自自分の席についてください」 指示通り席に着く
「やっほ!まさか同じ席なんてな」
「まさか、クラスだけじゃなく席まで隣とはな、すごい偶然だ」
「だろ?あとさ隣の席なのに名前も知らないってのも不便だろ?よかったら教えてくれないか?俺はランカって言うんだ」
「俺は神宮司天だ、よろしくな」
「うん!よろしくな!天!」
俺はその満面の笑みに少しだけ見惚れるのだった