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「でさ、！」
良かった。雨も、楽しんでる。
教室が見えてきた。
「お義兄ちゃんも、夏実先輩もまた後でねー！」
ひらひらと手を振った。
「あのさ！入山さんって、親が離婚したって、聞いたことがあって…ですね…」
「その後、結婚しましたよ。」
「そうなのね！ごめんね！暗い話しさせて！！」
たぶん、雨ちゃんは涼さんのに好意を持っていると思う。
恋愛的にね！！
「その…今度の週末、出かけませんか？？」
「へ？？」
あ…！！失礼なことを……
「嫌だったらいいんですけど…」
「逆にいいんですか！？妹さん…」
「あ……大丈夫だと思います……」
「……」
「もしかして…ですが…」
「妹さんに恋愛的な思いを伝えられたとか…？」
「！はい。そうです。でも好きな人がいるって言ったら応援してくれたので…」
「じゃあ、その好きな人に感謝だね。」
「…はい！！」
その好きな人が、あなただから感謝してるんですよ。
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