みぞれ「思い出したって?…どういう..」
やばい誤解を招いたかもしれない…
ちょっと思い出したのを大袈裟に言ってしまった…
「いや、何でもない」
「ちょっと急用」
失った記憶の全てが戻ってくるような感触がした。
でも思い出したのは全てではなく失った記憶の一部であった。
私が記憶を失う1時間ほどの記憶だろうか。
やはり巻き込まれたのはめめんともり
どうしようか困る
記憶が戻るトリガーは何だろうか
きっと事件や思い出が関係しているのだろう。
暇だなー
みぞれさんにめめんともりさんがどこにいるか聞いてみるか
電話
みぞれ「はーい?」
「あのさ、めめんともりさんってどこに入院してんの?」
みぞれ「あーそれはちょっと…」
「ほーん」
「じゃあ違う人に聞いてみるか」
みぞれ「ちょっとやっぱり記憶ちょっと戻ってますよね?」
「気のせい気のせい」
みぞれ「いや絶対気のs」
ぷーぷー
にしても誰に聞くか、
男子は聞きにくいよな
あ、自分の部屋に確かパソコンあったよな。
テクテク
[パスワードを入れてください]
覚えてるわけないよね。うん。
「一回黙ろっか。うん」
[認証しました]
??
?????????????????
あれ、もしかして声帯認証入れてたの?本気か?私
てかパスワードが暴言なのどうにかしろよ
えっとね、
あそこの海の施設の名前が…
こうなったら勇気持って聞いてみるか。
[先日行った海の名前って覚えてます?]
送信。
既読がついた。
LATTE[TELLER海水浴場ですね]
[ありがとうございます]
LATTE[突然どうしました?]
[監視カメラ映像とニュース映像をハッキングして当時の様子を確認しようかと]
LATTE[やめろとは言いませんがやめた方がいいと思います]
[嘘です。ニュースの映像と救急車とかのサイトで病院を割り当てます]
LATTE[誰のですか?]
[めめさんのですね]
LATTE[それなら知ってますよ!]
[でもみぞれさんは拒否ってたけど..]
LATTE[慎重なんですよ。教えて現実を知り、さらに重症化したらどう責任を取るかとか変に考えすぎでね…]
[教えてもらえるなら教えて貰いたいですけどね。]
LATTE[自己責任ですよ。]
[承知の上で聞いてます。はい。]
LATTE[NOVELER総合病院ですね]
[ありがとうございます]
LATTE[ちょっと記憶戻ってきました?]
[そうですね。倒れる1時間前くらいまで]
LATTE[いい収穫ですね。いつでも連絡してください!]
[ありがとうございました!]
ちょっと遠い病院だったなー
チャリで行くかぁ、
コメント
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この作品読んでると涙出てくる まじで神作