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ここでは新しい作品の情報や今まで書いてきた作品の裏話・小ネタなどを話していこうと思います。
それでは、どうぞ。
・artist
ツインフラワーのお話。💙💜
「芸術家は皆が行き過ぎた厨二病。」
これは完全なる私の独断と偏見なのですが、こういったことを表現したくて考えました。
百花さんに×ねと思わせる程、自分という型を押し付けて、苦しくなる。そんなところから物語は始まります。
少し歪んだ百花さん。人々の闇を全面的に出したキャラクターなのではないかなと思います。
そんな桜花さんとの関係性は…これからあの物語の彼女たちしか分かりません。
百花さんは顔出ししていない売れっ子芸術家。有名な芸能人たちが口を揃えて彼女の名前を挙げる程、とてもいい画家として知られている。というのが設定です。元々百花さんは絵が上手でしたので、そこから着想を得ました。
そこで彼女は思い通りの絵が描けなくなってしまう。いわゆるスランプといえもの。求められている”momoka”としての評価を気にし絵が嫌いになってしまうのが物語の中心軸。
そしてそれを全てぶっ壊すのが百花さんの求める芸術を全て体現したような人。桜花さん。
・medicine
みさきらのお話。🧡💛
クスリ売りの綺羅さんと盗み癖のあるユジンさんのお話。
お互いずっと孤独に生きていた2人。ある日、飲屋街で詰められていた美咲さんを綺羅さんが助けた、…というのが2人の馴れ初めです。
そこで美咲さんは人に求められたと錯覚してしまいます。綺羅さんが美咲さんにクスリを渡す場面。クスリに依存させることで綺羅さんが精神的依存を狙った計画的犯行。美咲さんは心の奥底でクスリが私と綺羅さんを唯一繋ぐものとして考えてしまいます。綺羅さんにじわじわと支配されていくことに気づきながらも本人は見てみぬふり。まさに、プライドですね。
2人の汚いプライドと生き様がぐちゃぐちゃになり、もはや愛とも何とも呼べない関係性となってしまう。お互いに堕とし合う関係性。悪い気はしませんね。
・Luv me
よかみなペアのお話。🩷💜
ここでは”恋”というよりも、人が人を愛するという感情が軸の物語となっています。だから、桜花さんと未渚美さんが付き合った、や恋愛的に好き、とかではなく家族愛に近いものを想像しています。
未渚美さんは物心ついた頃から、あの何もない無機質な部屋で常に監視の目を向けられ続け、接触してきた人は未渚美さんの記憶にある限り桜花さんだけ。
桜花さんも自分がやりたくて研究員となりその施設に派遣された”だけ”ですから、
情は抱いてはならないと強く心に銘じている、というのがポイント。
では、どうして未渚美さんが桜花に”愛”を求めるのか。
それは私は人間の本能の行動だと思うから。失うことで初めて気づくことに家族の愛などが挙げられるのではないでしょうか。知らぬ間に誰かに愛されることに慣れてきた我々が真に思うべきことは、何故愛が生まれたのか、ということ。
桜花さんは、そこで初めて未渚美さんに情が少しだけですが湧いてしまいます。でも、あくまで仕事。抑え切ろうと努力しましたが、何度も問われるうちに未渚美さんにとってたった1人の希望が自分なんだということに気づきます。
最終的に未渚美さんは全て壊してしまいそうになり、桜花さんが施設に火を放ちます。未渚美さんは人間ではなく、何かしらの生き物。この世界が痛みに満ちていることを、知らぬ間に感じていたのです。周辺の監視カメラには1人の女性が走って逃げていく姿が映っていますがそれは桜花さんか未渚美さんかは…分かりません。もう何もない荒れ果てた地の上で、2人はそれぞれ孤独に溶けていきます。それが死を指すか何を指すかは想像にお任せしますが……。