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柚子ゼリー
Sea Otter2026
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#キャラ崩壊ちゅーい
『12の奇跡を探して』
第3話「森の奥の、ひとりぼっち」
tt 「なぁ、じゃぱぱ」
jp 「んー?」
tt 「腹減った」
jp 「俺も」
旅を始めてから、まだ半日。
俺たちはすでに空腹だった。
jp 「……なぁ、たっつん」
tt 「なんや?」
jp 「異世界って、もっとこう……」
tt 「もっとこう?」
jp 「豪華な料理とか出てくるもんじゃないの?」
tt 「知らんわ!!」
そんな話をしながら森を歩いていると――
遠くから、何かが聞こえてきた。
jp 「……ん?」
tt 「なんや今の?」
森の奥から、かすかな声。
jp 「誰かいるのかも!」
tt 「行ってみよか!」
俺たちは声のする方へ走った。
-–
森の奥。
そこには小さな村があった。
けれど――
jp 「……静かすぎない?」
家はたくさんある。
畑もある。
人もいる。
なのに、誰も笑っていない。
tt 「なんか変やな……」
たっつんが周りを見る。
すると、一人の少年が走ってきた。
ya 「おい!」
tt 「うわっ!?」
少年は俺たちの前で止まった。
赤メッシュ。
腰には小さな剣。
少し警戒したような目をしている。
ya 「お前ら、旅人か?」
jp 「そうだけど……」
ya 「だったら、この村から出た方がいい」
tt 「なんでや?」
ya 「ここにいたら危ない」
少年はそう言って、村の外を指差した。
ya 「森に魔物が出るんだ」
jp 「魔物?」
ya 「最近、毎晩のように来る」
たっつんが剣を握る。
tt 「ほんなら、俺らが倒したるで!!」
ya 「待って」
少年がたっつんを見る。
ya 「君等じゃ無理だよ」
tt 「なんやと!?」
jp 「たっつん、落ち着いて!!」
ya 「…」
少年は少しだけ困った顔をした。
ya 「俺は、ゆあん」
jp 「俺はじゃぱぱ!」
tt 「たっつんや!!」
ya 「……よろしく」
これが――
俺とゆあんくんの出会いだった。
-–
夜。
村に大きな遠吠えが響いた。
ya 「来た……」
村人たちが家の中へ逃げていく。
俺たちも外に出た。
森の中から、巨大な魔物が現れる。
jp 「うわ……」
思わず後ずさる。
jp 「でかっ……!!」
たっつんが前に出る。
tt 「じゃぱぱ、下がっとき!!」
jp 「たっつん!?」
tt 「雷なら、こういう奴には効くはずや!!」
tt 「雷鳴――」
バチバチバチッ!!
tt 「斬!!」
ドォォォン!!
雷が魔物に直撃する。
……が。
tt 「効いてない!?」
魔物がこちらへ突進してくる。
jp 「危ない!!」
その瞬間。
ya 「はぁっ!!」
ゆあんが飛び出した。
剣で魔物の攻撃を受け止める。
ya 「ぐっ……!!」
jp 「ゆあんくん!!」
ya 「大丈夫!」
でも、明らかに苦しそうだ。
俺は叫ぶ。
jp 「一人で戦わなくていいだろ!!」
ya 「……!!」
jp 「たっつん! 右から!!」
tt 「おう!!」
jp 「ゆあんくんは正面!!」
ya 「分かった!!」
3人で魔物を囲む。
jp 「今だ!!」
tt 「雷鳴斬!!」
――ドォォォン!!
魔物が倒れる。
ya 「……やった?」
魔物は光になって消えた。
村から歓声が上がる。
村人A「助かったぞ!!」
村人D「ありがとう!!」
村人B 「ゆあん!!」
村人たちがゆあんに駆け寄る。
でも。
ゆあんは、なぜか嬉しそうじゃなかった。
-–
jp 「どうしたの?」
夜。
村の外で、ゆあんが一人で座っていた。
ya 「……別に」
jp 「いや、絶対別にじゃないでしょ」
ya 「…………」
たっつんも隣に座る。
tt 「なんか悩みあるんやろ?」
ya 「……」
ゆあんはしばらく黙っていた。
ya 「俺は、この村を守りたい」
jp 「うん」
ya 「でも……」
ゆあんは剣を見る。
ya 「俺が弱いから、いつも誰かが傷つく」
jp 「……」
ya 「だから、もっと強くならなきゃいけない」
ゆあんはずっと、一人で魔物と戦っていた。
村の人たちを守るために。
だけど――
ya 「本当は……怖いんだ」
jp 「……!!」
ya 「魔物が怖い」
jp 「…………」
ya 「それなのに、怖いって言ったら、みんなを守れない気がして……」
ゆあんの声が震える。
ya 「だから、ずっと一人で我慢してた」
俺はゆあんの隣に座った。
jp 「……ねぇ」
ya 「なに?」
jp 「怖いなら、怖いって言っていいんじゃない?」
ya 「……え?」
jp 「俺だって怖いよ」
tt 「お前が?」
jp 「そりゃ怖いよ!! 今日の魔物、めちゃくちゃ怖かったし!!」
ya 「……ふふ」
ゆあんが少し笑う。
jp 「たっつんだって怖かっただろ?」
tt 「えっ!?」
jp 「雷が効かなかったとき、顔真っ青だったじゃん」
tt 「いやいや! あれは作戦考えとっただけや!!」
jp 「嘘つけ!!」
tt 「ほんまやって!!」
ゆあんが笑った。
初めて見る笑顔だった。
ya 「……そうかぁ」
jp 「ん?」
ya 「俺、一人じゃなくてもいいのかもしれない」
jp 「もちろん」
俺は手を差し出した。
jp 「一緒に来る?」
ya 「……どこに?」
tt 「12の奇跡を探す旅や」
ya 「12の奇跡……」
jp 「仲間がいれば、もっとたくさんの奇跡を見つけられるんだって」
ゆあんは俺の手を見る。
そして――
しっかりと握った。
ya 「……分かった」
jp 「!!」
ya 「俺も行く」
jp 「よっしゃ!!」
tt 「仲間が増えたで!!」
たっつんが嬉しそうに叫ぶ。
tt 「これからよろしくな、ゆあんくん!!」
ya 「うん」
その瞬間――
村の中央にある古い木が、突然光り始めた。
jp 「……何!?」
木の根元から、小さな光が浮かび上がる。
そして。
青い結晶が現れた。
jp 「また……奇跡!?」
俺が触れる。
すると――
**『第二の奇跡――信頼』**
声が響いた。
青い光が俺の手の中へ吸い込まれる。
ya 「信頼……」
ゆあんが呟く。
ya 「俺たちが、一緒に戦ったから……?」
jp 「たぶん」
俺は笑った。
jp 「一人じゃできなかったことが、3人ならできた」
たっつんが頷く。
tt 「せやな」
ya 「……ありがとう」
ゆあんが小さく笑った。
jp 「こちらこそ」
-–
翌朝。
俺たちは村を出発した。
tt 「じゃぱぱ!」
jp 「ん?」
tt 「次の目的地は決まってるんか?」
jp 「決まってない!!」
tt 「なんでやねん!!」
jp 「だって異世界来たばっかりだもん!!」
tt 「地図くらい用意しとけや!!」
ゆあんが笑う。
ya 「……なんだか、楽しそうだね」
tt 「だろ?」
3人は歩き始める。
その背中を、村の人たちが見送っていた。
そして空には――
**2つの光。**
黄色の「勇気」。
赤の「信頼」。
まだ見つかっていない奇跡は、あと10個。
そして――
俺たちの冒険は、まだ始まったばかりだった。
### ――第3話「森の奥の、ひとりぼっち」完――
コメント
1件
うわっ、第3話めっちゃ良かった…!ゆあんくんの「怖いって言えなかった」ってとこ、グッときたわ。一人で抱え込んでたのに、じゃぱぱたちが「怖くていいんだよ」って自然に言える空気、すげえ温かい。戦闘シーンも「雷鳴斬」が効かない焦りとか、3人で連携するところの熱さがちゃんと伝わってきた。そして「信頼」の奇跡、タイミング完璧すぎる…!次の10個も楽しみだわ🔥