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#なおきり
ももち!/🖤❤️🪽
510
# と わ
11
『12の奇跡を探して』
第4話「痛みを無くす回復使い」
ゆあんが仲間になってから、数日。
俺たちは3人で旅を続けていた。
tt 「なぁ、じゃぱぱ」
jp 「ん?」
tt 「ほんまにこの道で合ってるんか?」
jp 「……たぶん」
tt 「たぶん!?」
jp 「地図ないから仕方ないだろ!!」
tt 「なんで異世界に来たばっかりの奴が道案内しとんねん!!」
jp 「俺だって分かんないよ!!」
ゆあんが後ろで笑っている。
ya 「二人とも、朝から元気だな」
jp 「元気じゃない!!」
tt 「元気やない!!」
ya 「息ぴったりだな」
jp 「誰のせいだよ!!」
そんなくだらない会話をしながら歩いていた。
すると――
森の奥から、地響きが聞こえた。
ドン……。
jp 「……今の何?」
ドン……!!
tt 「なんや……」
たっつんが剣を握る。
tt 「来るで」
次の瞬間。
――ドォォォォン!!
jp 「うわっ!!」
目の前の木々が吹き飛んだ。
巨大な魔物が姿を現す。
ya 「……でっか」
ゆあんが呟く。
俺たちの何倍もある。
鋭い爪。
巨大な牙。
そして――
tt 「こいつ……めちゃくちゃ強そうやな」
たっつんが笑った。
tt 「行くで!!」
jp 「待って!!」
止める暇もなかった。
tt 「雷鳴斬!!」
バチィィィィン!!
雷が魔物に直撃する。
しかし――
tt 「効いてない!?」
魔物が腕を振る。
jp 「たっつん!!」
ドォン!!
たっつんが吹き飛ばされた。
jp 「たっつん!!」
tt 「ぐっ……!!」
地面を転がる。
jp 「大丈夫か!?」
tt 「まだいける!!」
たっつんは立ち上がる。
tt 「こんくらい……どうってこと――」
その瞬間。
魔物が襲いかかってきた。
ya 「危ない!!」
ゆあんが飛び出す。
ya 「はぁぁぁっ!!」
剣で攻撃を受け止める。
ya 「ぐっ……!!」
jp 「ゆあんくん!!」
ya 「今だ!!」
tt 「おう!!」
たっつんが再び雷を集める。
tt 「俺の雷を……全部ぶつけたる!!」
バチバチバチバチッ!!
tt 「雷鳴――」
俺も走る。
jp 「ゆあんくん!!」
ya 「分かってる!!」
ゆあんが魔物の攻撃をかわす。
一瞬魔物がよろめく。
tt 「今や!!」
tt 「雷鳴斬!!」
――ドォォォォォン!!
巨大な雷が魔物を包み込む。
魔物が咆哮する。
tt 「うおおおおお!!」
最後の力を振り絞って――
魔物は倒れた。
jp 「……やった」
俺はその場に座り込む。
jp 「倒した……」
ゆあんも息を切らしている。
jp 「強かったな……」
tt 「せやな……」
たっつんが笑う。
――その瞬間。
jp 「……え?」
たっつんの身体がぐらっと傾いた。
ya 「たっつん!?」
ドサッ。
jp 「たっつん!!」
俺が駆け寄る。
tt 「……大丈夫や」
jp 「全然大丈夫じゃない!!」
服には血が滲んでいた。
さっきの攻撃で、かなりの傷を負っていた。
ya 「くそ……」
俺の手が震える。
jp 「どうしよう……」
ゆあんも焦っている。
ya 「このままじゃ危ない」
jp 「誰か……助けてくれ!!」
森の中に叫び声が響く。
でも返事はない。
jp 「……たっつん」
tt 「じゃぱぱ……」
たっつんが弱々しく笑う。
tt 「そんな顔すんなや」
jp 「だって……」
tt 「俺は……まだ大丈夫やから」
jp 「嘘つけ!!」
ya 「…………」
jp 「こんなに血が出てるのに、大丈夫なわけないだろ!!」
そのとき。
??? 「――どうしたんですか!?」
jp 「……え?」
森の向こうから声が聞こえた。
そして一人の少女が走ってくる。
クッキーの髪飾り。
白を基調とした服。
手には杖。
??? 「その人、怪我してるんですか!?」
jp 「!」
??? 「ちょっと見せてください!!」
少女はたっつんの傷を見る。
??? 「……かなり酷いですね」
jp 「治せるの!?」
??? 「私に任せてください!!」
少女が杖を構える。
??? 「癒しの光――」
杖から優しい光が溢れ出す。
??? 「ヒール!!」
ふわぁぁぁ……。
光がたっつんの身体を包み込む。
jp 「……!!」
傷が少しずつ消えていく。
ya 「すごい……」
ゆあんが呟く。
やがて。
tt 「……あれ?」
たっつんが目を開けた。
tt 「俺……」
ya 「たっつん!!」
tt 「……治っとる?」
jp 「治ってる!!」
tt 「ほんまか!?」
たっつんは身体を起こす。
tt 「おお……!!」
腕を動かす。
痛みがない。
jp 「すげぇぇぇぇ!!」
ya 「よかった……」
少女がホッとしたように笑う。
ya 「俺はya!」
jp 「じゃぱぱだよ!」
tt 「俺は、たっつんや!!」
no 「私は、のあです」
それが――
3人目の仲間。
**のあさんとの出会いだった。**
-–
jp 「のあさんって、回復魔法が使えるんだよね?」
no 「はい!!」
ya 「じゃあ、どうしてこんな森に?」
no 「それは……」
のあさんは少し困ったように笑った。
no 「私、旅をしているんです」
jp 「旅?」
no 「困っている人を助けるために」
tt 「……」
no 「私、戦うことは得意じゃないんです」
のあさんは杖を見る。
no 「でも、傷ついた人を助けることならできます」
俺は少し考えた。
jp 「……それって、すごく大事な力だと思う」
no 「え?」
jp 「俺たち、さっき本当にどうしようもなかったから」
no 「……」
jp 「のあさんがいなかったら、たっつんは……」
言葉が止まる。
jp 「だから、ありがとう」
のあさんは少し照れながら笑った。
no 「こちらこそ」
-–
その瞬間。
のあさんの足元から――
小さな光が現れた。
no 「……!?」
光は空へ浮かび上がる。
そして、淡いピンク色の結晶へ変わった。
jp 「また……奇跡だ!!」
俺が手を伸ばす。
結晶に触れた瞬間。
**『第三の奇跡――癒し』**
声が響く。
no 「……癒し」
のあさんが呟いた。
no 「私の力が……奇跡になったんですか?」
jp 「たぶん」
俺は笑った。
jp 「これで3つ目だ!!」
tt 「あと9つやな!!」
jp 「違う」
tt 「ん?」
jp 「あと9個じゃないよ」
俺は指を数える。
jp 「俺たちが見つけたのは3個」
tt 「せやから残り9個やろ?」
jp 「あ」
tt 「……」
ya 「…………」
no 「…………」
jp 「ごめん!!」
tt 「アホやん!!」
jp 「うるさい!!」
のあさんが笑い出す。
no 「ふふっ……!!」
ゆあんも笑う。
no 「なんだか、楽しそうですね」
ya 「楽しいよ」
俺も笑った。
jp 「のあさんも、一緒に来ない?」
no 「……え?」
jp 「俺たち、12の奇跡を探してるんだ」
のあさんは少し考える。
そして――
no 「はい!!」
笑顔で頷いた。
no 「私も一緒に行きます!!」
jp 「よっしゃぁ!!」
tt 「仲間が増えたで!!」
no 「これからよろしくお願いします!!」
こうして。
俺たちは3人から4人になった。
そして――
**3つ目の奇跡を手に入れた。**
-–
夜。
焚き火のそばで、のあさんが空を見上げていた。
no 「……綺麗ですね」
jp 「うん」
no 「この旅で、あと何人と出会うんでしょうね」
のあさんが笑う。
ya 「どんな人たちだろう?」
tt 「強いやつがええな!!」
たっつんが言う。
jp 「いや、料理できる人がいい」
俺が言う。
no 「なんでですか?」
jp 「俺、お腹すいてるから」
tt 「またそれかい!!」
4人の笑い声が、夜の森に響いた。
空には――
3つの奇跡が輝いていた。
あと9つ。
俺たちの冒険は、少しずつ大きくなっていった。
### ――第4話「痛みを無くす回復使い」完――
コメント
1件
うわあ、のあさんいいキャラしてる! 回復使いって戦闘の主役にはなりにくいけど、このエピソードでは「助ける力」としてちゃんと輝いてたのが良いな。たっつんの怪我ですっごく焦ってたところに、優しい光がふわっと来て「ヒール!!」って——あのタイミング、すごく心に残ったよ。それに、新メンバーが加わるたびに新たな奇跡が見つかる構造、この仕組みは好きだな。「癒し」の奇跡ってタイトルにも回収されてるし、伏線の貼り方も丁寧。あと、計算ミスで「あと9個」って言い直すじゃぱぱの天然っぷり、笑ったわ。