「人形《アンドロイド》に
感情《ハート》はあるの?」
幼き少女は興味深そうに言う
何でそんなことを聞くんだろう。
そう思いながら僕は答えた
「__、___。」
───誰か手のあいている医者は!!
───大丈夫ですから。大丈夫….
あぁ、夢か、少し安心した。
古びた建物の床にたくさんの人形《アンドロイド》が並べられていて、
みんな身体の一部が失くなっている。
「あら、起きたのね」
「ああ….」
金髪青目の看護師の格好をした人形❬マリア❭が 声をかけてきた。
「復帰できるなら早く行って
治療しないといけない人形がたくさん
いるの」
相変わらずせっかちなやつだ。
「はいはい行けばいいんだろ」
そう言って僕は建物の外に向かった。
今世界は滅亡の危機に晒されている。
宇宙人によって侵略されているのだ。
僕ら人形はただの道具。
勝手に戦闘機械に 改造されて壊れるまで
戦わされる。
僕はこんなことをした人間どもを
憎んでいる。
だが、逆らえば殺される、だから仕方ない。
そう自分に暗示をかけて今日も 戦い
続ける。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!