…
今日も何かをする気力が湧かない
ずっとずっと平坦な感じがして
親には優しく明るい振る舞いをして
裏垢で愚痴や気持ちをばらまく
そんな自分が嫌で嫌で仕方なくて
今日も腕を切っては泣いて切っては泣いての繰り返し
学校でいじめられてるとかそういうのではない
ただ、自分の後ろで誰かが笑いながら話していると、自分のことを笑われているような気になるだけ
それで僕は不登校になった。しょうもない理由でしょ
でも、リスカしていることが親にばれて、僕は児童精神科に行くことになった
「次、黄さんー」
あ、僕だ。どうせ何も話せないからいいとあそこまで言ったのに連れ出されて、正直めんどくさい
「こんにちは黄さん。俺は君の担当医、桃です。」
鼻が高くて目もぱっちりしててかっこいい先生だなぁ
「え、えっと、よろしくお願いします。」
「まず、君の年齢を教えて?」
「14歳、中学2年生です。」
「ありがとう。君は…学校行けてないんだ。」
「!は、はい…」
「理由とか、言えたりする?」
「…」
初対面だから余計言いにくいよ、
「まぁ言いにくいよねw いつか話してくれればいいよ、大丈夫」
優しいな、桃先生は
「じゃあ好きなこととかってある?」
「んー… SNSを見ることですかね」
「SNS?Twitterとかインスタとか?」
「あ、はい。Twitterはよく見ますね
インスタは開いたら美味しいものばっか流れてくるのでお腹がすくので…」
えーそんな理由でインスタそんな見ないの?黄くん可愛すぎ…
って俺は担当医…俺は担当医…
「じゃあさ、その流れてきたので食べてみたいものとかってあるの?」
「僕が食べてみたいもの…」
「うんうん、なんでもいいよー」
「…ザラメいっぱい付いたマシュマロと、美味しそうなりんご飴ですかね」
「甘いもの好きなんだ、俺も甘いもの結構すきだよー!」
「そうなんですか…!嬉しい…」
桃先生と同じだ…! なんでこんなに嬉しいんだろう、?
「あ、あとこれは話さなくてもいいけどさ…
腕の傷の事、ちょっとだけ教えて。」
…やっぱりばれてたんだ
そうだよね。いや当然?でも桃先生には…
「…こんな自分が嫌で、気づいたら切ってて」
「わかるよ、その気持ち」
「え、?」
あ、やべ言い過ぎた
俺もあったな…
「今日はここまでで終わり
次また話そ」
「?は、はい。ありがとうございました」
自分を責めすぎる、自傷行為あり、不登校…
現時点では、うつ病の傾向ありっと
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