テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
6話です!
夢小説です!苦手な方はご遠慮ください!!
ではスタート
体育祭が終わり、元の学園が戻ってきた日の朝
「おい、春城」
『?どったの秦中先生』
「どったのじゃない
どうしましたか?だ」
『ドウカシマシタカハタナカセンセイ』
「誰もカタコトで言えなんて言ってねぇよ…じゃなかった…
春城、お前あれから体調は大丈夫か?」
『うん、見ての通り
だけど来週辺りにたかはしに見せに行かないと行けなくなっちゃって…一緒に着いてきてくれないですか〜?』
「嫌だ」
『チッ……なら神酒先生の方に』
「学園長のところ行きゃいいじゃねえか」
『そう易々と言えるか』
「そりゃあそうだな…ってお前もう授業始まるぞ」
『秦中先生の授業だから一緒に行こーっと思って』
「準備しておけ」
『してるってば』
「…そこだけは優等生だな」
『一応僕学力の面では優等生でしょ!!?』
「どうだろうなー」
『腹立っつ』
「秦中飯綱くんに春城満くん?」
『あ?』
「?」
「こんにちは」
『!秦中!』
春城は妖術を使い火を出し相手に向ける
「おっ、と…!怖い怖い…君は…また今度にしようっと……バイバイ〜」
『あっ!ちょっと待てよ!秦中置いてけよ!!チッ…!』
謎の男は鳥のように空へ飛んで秦中を連れていき…春城は走って職員室へ向かった
「はい、神酒先生
コーヒー持ってきましたよ」
「ありがとうねぇ…」
「この事件怖いですよね〜動物妖怪の誘拐事件」
「げっ、…たかはしやん…!」
「それにしても妖怪にも悪い人っているんだ…!」
「そらぁおるやろ…物騒な世の中やね」
「神酒先生が女の人をたぶらかしてるみたいに…」
「するかアホンダラ!アンタ僕にどんなイメージ持ってはるん?そもそも恋人かておったことあらへんって言うのに…」
「えぇ!!?その面構えで僕と同族なの!!?嘘でしょ!!?」
「僕はあえて作っとらんの!とにかく僕が悪い妖怪に襲われても退魔の力で護ってな?」
「僕より佐野くんの方が強いから、佐野くんに頼んでください」
「生徒に守ってもらう教師がどこにいんだよ」
「ギャッ!」
「なぁ、豆知らねぇか?どこにもいないんだ」
「えっ…!狸塚くん居ないの?」
「てか今秦中くんの授業やないの?
ちゃんと出席せんとカマイタチ怒らせたら怖いでぇ?」
「秦中なら来てねぇよ」
「いつまで経っても来られないので呼びに来たんですけど…」
「秦中くんなら15分以上前に向かったで?」
『学園長!!!!いねぇのか!』
「わっ!」
「春城くん?何ぃそんな大きい声出して」
『ハァハァ…』
「春城!息めっちゃ切れてんじゃん…!大丈夫かよ!」
『秦中が、…!』
「秦中はおらんよ?」
『ちが…!連れていかれたんだよ…!』
「「なっ!」」
春城が神酒と安倍に説明するとテレビで動物妖怪の誘拐事件を扱っていて春城以外皆合致があったような顔をしていて佐野なんか職員室の机なんかを探して窓を開け狸塚を探していると窓の外からマンドラゴラがひょっこりとでてきた
「晴明くん!大変だよ!
豆ちゃん達動物妖怪が檻に入れられるところをマシュマロが見たって…!」
「のり子!」
『!』
「そのまま森の中へ連れていかれちゃったんだって!!」
「本当かのり夫!」
「のり子ね!…それってテレビで言ってた誘拐犯かも!!このままじゃ狸塚くん達毛を刈られてしまうよ!!」
「追うぞ!」
「うん!入道くん達はお巡りさん呼んできて!!」
『俺も行く!!!』
佐野くんと安倍先生と春城と神酒先生は窓から飛び降りて森へ走りに行っていた
「この中に入っていったみたいだよ」
「森の中にこんな廃工場があったなんて…」
「いかにも悪党の隠れ家って感じだな」
「チッ…霧まで出てきよったからに…鬱陶しいわぁ…」
「のり子、僕と離れないでね
佐野くんはのり夫をマシュマロは神酒先生ね
春城くんは…」
『僕は狐に戻って安倍先生の頭の上にいるよ』
「うん、そうだね
そうしよっか…!」
『うん』
春城は狐の姿に戻り安倍に片手で抱き上げられ頭の上へ乗せられた
「別にマシュマロと交代でもええんやで?」
【安倍先生の頭が1番安定するから遠慮しとく】
「そうかいな!」
【この霧…やな感じ…】
「?どういうこと?」
【さぁな…】
「わぁぁぁぁ〜!!!佐野くんと神酒先生とはぐれちゃったぁぁぁ〜!!」
【ちょ、泣かないで】
「大丈夫だよ晴明くん!こののり子がついてるからね」
「のり子〜…ってあっちに光が見えるね」
【一旦行ってみようか】
「あ、あれ…コンビニ!!?」
【んでこんなところに…って…コンビニの自動ドアの前でたむろする中学生…?か?あれ】
「うぎゃぁぁぁぁああああ!!殺されるぅぅ!!」
【わっ…!!ちょ、中学生にそんな能力ないって!】
「晴明くんの恐怖ヒエラルキーよくわかんないんだけど…」
安倍先生はコンビニの前でたむろする中学生が大の苦手らしくて地べたで殺されると言って暴れている
【アンタ秦中と神酒と同じ教師だろ?
ここはビシッと教師らしく注意しろって】
「そうだよ!」
「む、無理だよ!」
「おバカ!」
【うわあっ…痛そう…】
「晴明くん!君はいつまでもヘタレで弱気な男の子じゃないでしょう!!?晴明くんは生徒を導く立派な教師なんだよ!ここで逃げたらどの面下げて教壇に立つっていうの!!?のり子は晴明くんはやればできる子って信じてるよ!!」
「う、うん!」
【…】
「き、君たち!そんなところに座り込んだ他のお客さんに迷惑だよ!!早くどきなさい!」
「あぁ!!?やんのか!!?」
「ひぃぃ!!ってこの道端にいたてんとう虫さんに言ったんだよ
こ、こら!てんとう虫さん、こんなところにいたら踏まれるよ」(ごめんよのり子…やっぱりヘタレポンチだったよ)
「まぁでしょうね
20数年間で出来上がった人格がこんな説教で変われるなら世話ねぇーわ
適当にぽいこと言ってすまん」
「のり子!!?」
「で!てんとう虫野郎は何が言いたいんだよ!!」
「ひゃぁっ!」
【ハァ…】
「なんだか可愛い動物連れてよぉ!!なんだテメェ!」
【ちょっ…!!はなっして…!】
「その子は僕の生徒です!!!
それにお店の前でたむろするのはお店にも他のお客さんにも迷惑なので…!」
【!ちょっ…!】
「やめましょう!!!!!」
安倍先生が退魔の力を使い不良たちに向けた瞬間不良2人は木の丸太へ変化しまいそして春城は地面でぐったりして目を回していた
【うぅ”〜……??】
「わー!!!!春城くんごめん!!!春城くんにも当たっちゃった!!!」
「狐!大丈夫!!?」
【だ、…だい、じょぶぅ〜…】
「しばらく抱っこしてるね」
【おうぉ〜…】
「てかあの二人丸太になっちゃった…」
「多分元々何らかの妖術がかかってたんだよ…近づいた人の苦手なものとかに変化するようにとか…」
「そ、そっか…」
「てか晴明くんどうやって妖術解いたの??」
「僕にも教えてください
烏天狗の妖術を解くなんて…アンタ何者…?」
安倍先生とのり子が話していたら安倍の背後…上から声がかかり…安倍は後ろを振り向くとそこには羽の生えた妖怪がいた
「から、す…てんぐ…?」
【うう〜…(𖦹_𖦹)】
「とりあえずこの狐は貰いますね」
「あっ!春城くん!」
「九尾の毛は高く売れる」
「学生の毛を刈るのはやめなさい!!」
「学生だろうとなかろうと関係ありません…というか貴方何者ですか…」
「あっ、…!じ、実は〜化学工場の点検というか…」
「ここ昔お菓子工場だったらしいですよ」
「すいませんでした!!」
「で?何を?」
「こ、これ以上は黙秘権を使います!!!何をされても喋りません!!殴られても!」
「じゃあ」
「ぎゃあ!!!な、殴らないでぇぇ!!」
謎の烏天狗の男は安倍の胸ぐらを掴み殴ろうとするがそこへもう1人別の妖怪が止めに入った
「この人に乱暴メッ!」
「お知り合いですか?」
「うん!いやぁ〜!生きてたなんてびっくり!それに相変わらず強いね!君の退魔の力は」
「!」
「ちょ、ちょっと待って!僕安倍晴明って言うんです」
「え〜〜〜〜〜!!?君晴明君(セイメイクン)じゃなくて晴明君の子孫だったの〜!?」
「た、たぶん…」
「この男に本当にそんな力が…!?」
「書記もさっき力使ってるの見たでしょう?本物だよ
あ!そうだ!」
「君も烏天狗団に入りなよ!!」
「なんで!!!?」
「君の力は悪事にこそ使うべきだよ!あ〜んな性悪男の下で教師なんてやめときなよ〜!どーせ安月給でしょう?」それに満くんもこっちにおいでよ!
あんな酒癖悪っいし金遣い荒っい男の世話なんてやめときなー?僕のところの方がまだマシだよ」
「それは私のことを言っていますか?」
「……ふっ」
「まったく……私の」
「ああ〜ん!!怖かったよぉぉ!!がくえんギャッ!」
「私の部下を勧誘するのはやめてくれませんかねぇ」
「足蹴にするのはいいの…?」
「それとその狐はなぜ目を回しているんですか」
「うーん?僕が来た時にはもうこうなってたからしーらない」
「僕の力を浴びちゃって…」
「…なるほど……ハァ…」
【うぅ〜ん…𖦹_𖦹】
「とりあえずその狐を返しなさい」
「ダメだよ〜この子も毛を刈るんだから」
「刈ったら祟られますよ」
「怖〜!」
「それと貴方いつまで悪事に手を染めているんです??そろそろ足を洗いなさい」
「え〜僕はいつまでも現役だよ〜?そ・れ・に〜君もいつまで晴明(セイメイ)に執着する気?」
「学園長…?」
学園長と烏天狗団のリーダーである男の間に不穏な空気が流れたが…それを破ったのは上から落ちてきた廃材だった
「ぎゃあっ!」
「なんで私まで……!」
【…なにこれ…重い!!!】
「あ、起きた」
【起きたじゃねぇよ…!】
「副隊長…絶対許さん…!」
「うぅ〜…なにこれ…上からなにこれ…!」
「書記!隊長!!」
「わぁぁい!!!佐野くんすごい!!!本当にできたよ!!!」
【え!これ佐野がやったの!!?】
「そうだよぉお〜!」
【すごいじゃん!!佐野!!】
「う、うん…!!」
【わっ、…!!ちょ、離せよロン毛おっさん!!】
「泣くぞ!!!?先ず持ってんの俺じゃないしね!!?」
「隊長、その子も持ってくんですか?」
「うん!もちろん!」
【はな、せよ!!】(安倍先生の退魔の力ってやつを食らってから妖力がほぼ無くなって人間に変化できない…!どうすれば…)
「ぎゃっ!!!?」
【!!?泥!?】
烏天狗団のリーダーが沼にハマって抜けなくなっておりその拍子に春城を手放し春城も泥に落ちた
「俺らのクラスメイトが世話になったな?泥棒さん」
「あ、…」
【泥田!】
「仕方ない隊長は置いてこう」
「そうですね」
「置いてかないでよぉ!!」
「「離してください!」」
「一心同体でしょう!!?おいてかないでぇ!!」
「仕方ねぇな…!こうなったら…!」
メガネロン毛男は懐から何かを出して地面に叩きつけると煙が充満した
「チッ!まだ周りさがせ!!!近くにいるはずだ!」
【………】
「春城、大丈夫か?」
【あ、嗚呼…】
「どうした?」
【あ、いやなんでもないよ】
「そうか、帰ったら風呂、入道に入れてもらおうな」
【1人で入れるわ!】
「そんな汚れてたら部屋汚れんだろうが!」
【なんでお前のところで入んだよ!】
「俺のところだったら汚れても俺が回収できんだろ」
【た、確かに】
こうして不思議な誘拐事件は幕を閉じた
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!